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高山委員 いや、別に
答弁の機会があっても、一切出さないんだったら、そっちの方がよっぽど
たちが悪いじゃないですか。記者会見でも何でもやって公開したらいいのになというふうに私は本当は思っていますよ。
それで、伊吹先生は、御自身で会見もされていますし、本当にやましいことないんじゃないのかなとも私ちょっと思ったりもするんです。
しかも、私ちょっと言いたいんですけれども、伊吹先生、手のうちを明かしてだとか何か、いろいろなことをおっしゃっていましたけれども、今回問題となっているこの
事務所費というのは、これは経常経費ですよね。だから政治活動費とは違うんじゃないですか。いわゆる経常経費というのは、ここに項目がありますよ。この中の特に
事務所費なんて、これは総務省からの
資料ですけれども、
事務所の借地損料、地代、家賃とか、公租公課とか、火災保険金の各種保険金だとか、電話使用料、切手購入代でしょう。こういうのが入っているわけでしょう。それで、こういう費用を公開したところで、それほどこれが手のうちを明かすことになるのかどうなのか。
よく、政治活動費というのがあるじゃないですか。これに関して言えば、政治活動費は、相手方とか自分がどういう活動をしているのか知られたくないからだとか、こういうことはあるので、そっちはまだ納得できますけれども、経常経費に関しては、ある
意味、普通の
会社の経営の経費と変わるところがないのじゃないのかなというふうに私は思います。
それで、ちょっと
質問があるんですよ。
伊吹
大臣がいろいろ
答弁されているので、昔の話なんかを見た。やはり政治資金が非課税なんですよね。それで、それは何でかといったら、政治活動に使うために使ってくださいねということで非課税なんですよ。だから、これは本来であれば、我々、いただいている歳費以外にいろいろいただいている
お金もみんな所得のはずなんですけれども、だけれども、これは、それこそ
事務所費に使っているから経費として認めてくださいねとか、多分そういう話だと思うんです。
特にこの経常経費に関しては、一般の企業で、これは経費なので経費として利益にならないように認めてくださいというふうに、普通の
会社だったらこれは当然出しているし、仮に税務署の方がそれは経費として認められないなとか、初めから領収書を添付するわけじゃないじゃないですか、となったときに、いやいや、これは本当にこういう支出があるのでというふうに、こちら側が論証するべき
資料として、それでとっておくわけですよね、領収書なんかを。
私は、そういう発想からすると、それはいろいろな政治活動をやられている方がいるので、私みたいに物すごく微々たる活動をしている人から
大臣経験者まで、本当に千差万別だとは思います。だけれども、
事務所費ですとかこういうものを、何か、例えば、えっ、会館なんかを使っているのにこれだけ多額のですとか、あるいは、何か飲食費とかそういうのも入っているなどとか、いろいろ報道されていると、国民の側は、ああ、何かやはり怪しいことをしているんじゃないか、また政治不信が募っていくんじゃないのかなという思いが私はあります。
それで、税務当局のように、総務省が実質的に判断権があって、いろいろ調べて、これはちょっと認められないですね先生とか、例えばそういうことをやるのは私は適切だとは全然思いませんけれども、そういう制度になっているのであれば私はわかりますけれども、結局、本当に、この政治家はこういう
事務所費あるいは経常経費をこういうふうに使っているというのを、適切だというのを判断するのは国民しかいないんじゃないかなと私は思うんですけれども、
大臣はどう思いますか。