○平岡
委員 そこで、ちょっと本題に入りますと、この問題については、昨年の三月十五日にこの
法務委員会で同僚でありました枝野議員が、離婚後三百日以内の出産の推定規定については問題があるということで指摘させていただいて、当時は杉浦
大臣だったんですけれども、杉浦
大臣もいろいろと
答弁をされておられました。そのときは、非常に慎重に慎重にということで、ほとんど前向きではなかったのでありますけれども、その後、大きく関心を持たれた結果として、ことしも予算
委員会等でも
質問が行われまして、二月十五日に与野党を含めた超党派で勉強会というのをやったんですね。
そこで、実は、
大臣がいろいろ
答弁をされておられるという経緯がありまして、こういう
答弁をされていますね。私との
関係では、私の方から、前の夫と離婚後三百日以内に生まれた子供について前の夫と婚姻中に懐胎したものと推定するという七百七十二条第二項の規定の取り扱いについて、これは、典型的なケースとしてはそれほど難しくないケースだから、しっかりと民事局長の頭をかりて対応するべきじゃないかという話をしたときに、
大臣は、そういうことも含めて
調査をしておりますということで、明確に、「そんなにサボる気はありませんから、ひとつよろしくお願いします。」というふうに
答弁されて、あるいは、安倍総理も予算
委員会で多分前向きの
答弁をされていたと思うんですよね。
この一連の
答弁を聞いて、私は、
政府がしっかりと考えていただけるんだろう、だから、ここはやはり
政府がどういうふうにされるのかということをちょっと見守ることが必要じゃないかなと思っていたら、先ほど言った、いきなりこんなものが出てきて、何か与党の方ではプロジェクトチームをつくって
法律改正を考えてやるんだと出ている。
私は、
大臣から途中経過みたいな、いや、こういう事情でそれは難しいんです、だからあとはこれは立法的に考えなきゃいけませんとかというような
答弁でもしていただいていたなら、我々も、立法的な課題をどうするかということをしっかりと考えていったと思うんですけれども、ちょっと
政府を、
大臣を信頼し過ぎてしまったのかなと今反省をしておるんですよね。
大臣、今どういう状況になっているんですか、この問題について。何か、せっかくだから、与党の
人たちがそういう動きをするならそっちの方にお任せするということで、もう
政府はやらないということを、議院内閣制のもとで
政府と与党との間で話ができているんですか。どういう状況ですか。