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2007-02-16 第166回国会 衆議院 文部科学委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
国会召集日
(
平成
十九年一月二十五日)(木曜日)(午前零時現在)における本
委員
は、次のとおりである。
委員長
桝屋
敬悟
君
理事
鈴木
恒夫
君
理事
田野瀬良太郎
君
理事
西村
明宏
君
理事
平田
耕一
君
理事
松浪健四郎
君
理事
藤村
修君
理事
笠
浩史
君
阿部
俊子
君
秋葉
賢也
君
井脇ノブ子
君
飯島
夕雁君
江崎
鐵磨
君
小川
友一
君
小渕
優子
君
加藤
紘一
君
小島
敏男
君
佐藤
錬君
柴山
昌彦
君
鈴木
俊一
君
西本
勝子
君 馳 浩君
平口
洋君
福田
峰之君
藤田
幹雄
君
二田
孝治
君
馬渡
龍治
君
山本
とも
ひろ
君
奥村
展三君
田島
一成
君
高井
美穂
君
野田
佳彦
君 牧
義夫
君
松本
大輔
君
松本
剛明君
横山
北斗
君
伊藤
渉君 西
博義
君
石井
郁子
君
保坂
展人君
平成
十九年二月十六日(金曜日) 正午
開議
出席委員
委員長
桝屋
敬悟
君
理事
鈴木
恒夫
君
理事
田野瀬良太郎
君
理事
西村
明宏
君
理事
平田
耕一
君
理事
松浪健四郎
君
理事
藤村
修君
理事
笠
浩史
君
理事
伊藤
渉君
阿部
俊子
君
秋葉
賢也
君
井脇ノブ子
君
飯島
夕雁君
小川
友一
君
小渕
優子
君
加藤
紘一
君
小島
敏男
君
佐藤
錬君
柴山
昌彦
君
鈴木
俊一
君
西本
勝子
君 馳 浩君
平口
洋君
福田
峰之君
藤田
幹雄
君
二田
孝治
君
馬渡
龍治
君
矢野
隆司
君
山本
とも
ひろ
君
奥村
展三君
高井
美穂
君
野田
佳彦
君 牧
義夫
君
松本
大輔
君
松本
剛明君
横山
北斗
君
吉田
泉君 西
博義
君
石井
郁子
君
保坂
展人君
…………………………………
文部科学大臣
伊吹
文明君
文部科学
副
大臣
池坊
保子君
文部科学
副
大臣
遠藤
利明君
文部科学大臣政務官
小渕
優子
君
文部科学大臣政務官
水落 敏栄君
文部科学委員会専門員
井上 茂男君
—————————————
委員
の
異動
二月十六日
辞任
補欠選任
江崎
鐵磨
君
矢野
隆司
君
田島
一成
君
吉田
泉君 同日
辞任
補欠選任
矢野
隆司
君
江崎
鐵磨
君
吉田
泉君
田島
一成
君 同日
理事遠藤乙彦
君一月二十四日
委員辞任
につき、その
補欠
として
伊藤渉
君が
理事
に当選した。
—————————————
一月二十五日
学校教育法
の一部を
改正
する
法律案
(
武正公一
君外四名提出、第百六十五回
国会衆法
第二号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
補欠選任
国政調査承認要求
に関する件
文部科学行政
の
基本施策
に関する件 ————◇—————
桝屋敬悟
1
○
桝屋委員長
これより
会議
を開きます。
理事
の
補欠選任
の件についてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い、現在
理事
が一名欠員となっております。その
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
桝屋敬悟
2
○
桝屋委員長
御
異議
なしと認めます。 それでは、
理事
に
伊藤渉
君を指名いたします。 ————◇—————
桝屋敬悟
3
○
桝屋委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
文部科学行政
の
基本施策
に関する
事項
生涯
学習
に関する
事項
学校教育
に関する
事項
科学技術
及び
学術
の
振興
に関する
事項
科学技術
の
研究開発
に関する
事項
文化
、
スポーツ振興
及び青少年に関する
事項
以上の各
事項
につきまして、
本会期
中
調査
をいたしたいと存じます。 つきましては、
衆議院規則
第九十四条により、議長に対し、
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
桝屋敬悟
4
○
桝屋委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
桝屋敬悟
5
○
桝屋委員長
文部科学行政
の
基本施策
に関する件について
調査
を進めます。
文部科学大臣
から
所信
を聴取いたします。
伊吹文部科学大臣
。
伊吹文明
6
○
伊吹国務大臣
第百六十六回
国会
において各般の
課題
を御審議いただくに当たり、私の
所信
を申し上げます。
日本
が、豊かで、未来に向かって成長する活力を持ち続ける国、
自己抑制
のきいた品性ある
国民
より成り立つ国であるためには、豊かな個性と
創造性
を備え、心温かくたくましく、そして
規範意識
を持つ
人材
が必要となります。
安倍総理
は、「美しい国、
日本
」を
実現
する上で、これらの
人材
をつくり上げる
教育改革
は最重要の
課題
であると確信をしておられます。 私は、
政治家
として、
日本社会
に受け継がれてきたよき
習慣
、
伝統
により、これしかない
社会システム
である
自由競争原理
、
市場経済
の避け得ぬ欠点を補い、自助の気概と
創意工夫
が生かされる、活力ある
日本
の国の形を目指してまいりました。
文部科学大臣
としても、
人間力回復
の
教育改革
により、
自由競争原理
のやむを得ぬ副作用を抑え、品性ある
国民
による品格ある国、
日本
をつくり上げたいと願っております。 さきの
臨時国会
において約六十年ぶりに
教育基本法
が
改正
され、新しい
時代
に求められる
教育理念
が明確になりました。もちろん、
教育
を取り巻くさまざまな問題が
改正教育基本法
の成立によりすぐに解決できるわけではなく、
改正教育基本法
の
理念
の
もと
、多くの
国民
の声を聞き、
関係法令
を
整備
し、
予算
で
政策
を支え、
文部科学省
を含め
関係者
の
意識改革
を進めねばなりません。
教育
問題は
国家
百年の計であるだけに、その
最終評価
は、私
たち
がこの世を去った後に出てくるでしょう。そのことを肝に銘じ、
関連諸法
の
改正
、
教育振興基本計画
の策定、必要な
教育予算
の
充実
など、さまざまな
具体的施策
に、
国民
の
代表
たる
議員各位
とともに一歩一歩着実に取り組んでまいりたいと思います。 まず、公共の精神や
伝統
と
文化
の尊重など、
改正教育基本法
により明確となった
教育
の
目標
を各
学校
で
実現
するため、
学校
の
教育目標
を見直すことが必要であります。このため、
中央教育審議会
の御
意見
を伺いながら、今
国会
に
学校教育法
の一部を
改正
する
法律案
を提出したいと考えております。これを踏まえ、基礎的、基本的な
知識技能
の確実な
定着
と、みずから学びみずから考える力を育てるため、
学習指導要領
全体の見直しや必要な授業時間の
確保
を図ります。それとともに、
習熟度別
少
人数指導
など個々に応じた
指導
の
充実
、
国語力
の
育成
や
理数教育
の
充実
など、総合的な
学力向上
に
取り組み
ます。また、
高等学校
における
必履修科目
の未履修問題を踏まえ、
高等学校
で身につけるべき
知識
と
教養
は何かとの
観点
や、
大学入試
のあり方を見据えた
高等学校教育
について検討してまいります。
子供たち
をめぐる痛ましい事件が相次いでいることを踏まえ、
学校
、
家庭
、
地域
が
一体
となった
規範意識
や
倫理観
の涵養、奉仕・
体験活動
や
読書活動
の
推進
、
有害環境対策
などを通じ、豊かな心の
育成
を目指します。
いじめ
問題の
状況
は
社会
問題化し、深刻な事態に立ち至っています。
いじめ
はどの
学校
でも、どの
子供
にも起こり得るという認識の
もと
に、
教育現場
での
関係者
の一糸乱れぬ毅然とした
対応
を徹底するとともに、
子供たち
の
危険信号
を見逃さず、
いじめ
の
早期発見
、
早期対応
が図られるようにすることが大切です。夜間、休日でも
子供
の悩みや不安を受けとめることのできる
電話相談
の
全国
での
実施
など、
相談窓口
の
充実
や、
スクールカウンセラー
の
配置
などに取り組んでまいります。 また、幼稚園の
教育機能
を
強化
するほか、
幼児教育
の将来の
無償化
に向けた財源、
制度等
の問題について、将来の
国民負担
の議論の中で総合的に検討するとともに、
認定こども園制度
の活用を
促進
し、
幼児教育
の
振興
を図ります。 あわせて、今年四月からの新たな
特別支援教育制度
の
もと
、
発達障害
を含む
障害
のある
子供
一人一人の
教育的ニーズ
に応じた
特別支援教育
の一層の
充実
に努めます。 さらに、
子供たち
の健全な食生活の
実現
と豊かな
人間形成
を図るため、
栄養教諭制度
の円滑な
導入
などにより、
家庭
や
地域
と連携しつつ、
学校
における
食育
をさらに
推進
するとともに、
子供
の体力の
向上
に向けて、
学校
における体育の
充実
、
運動部活動
の
振興
など、
学校
、
家庭
、
地域
が
一体
となった
取り組み
を
推進
してまいります。 また、引き続き、
環境教育
、
人権教育
の
充実
などに努めてまいります。
教育再生
のかぎを握っているのはよき教師に尽きると言ってよいでしょう。
家庭
や
地域社会
の実質的な崩壊により、今日の
教員
はかつてより多くの重荷を背負い、
学校現場
で黙々と日々の
努力
をしておられることを私は知っています。これら
教員
が
時代
に見合った資質を備えることにより、
学校教育
を一層
充実
したものとしなければなりません。このため、
教員免許
の
更新制度
の
導入
、
指導
が不適切な
教員
に対する
人事管理
の
システム
の
構築
が必要です。先般の
教育再生会議
の第一次報告を受け、また
中央教育審議会
の御
意見
を伺いながら、今
国会
に
教育職員免許法等
の一部を
改正
する
法律案
を提出したいと考えております。その一方で、
教員
に対する体系的な研修の
充実
、
優秀教員
の表彰、来年の
予算編成
を見据えためり
張り
のある
教員給与体系
の確立、
教育活動
以外の
教員
の
事務負担
の軽減などをあわせて進めることにより、
教員
がその期待される役割を
国民
の期待に沿って果たし得る
条件
が整ってくると考えております。
地方教育行政
の
中心的担い手
である
教育委員会制度
については、
学校
、
教育委員会
、国という
教育行政
の流れの中で、
児童生徒
への
教育
の
最終責任
はだれが負うのかが明確になる体制の
構築
が急がれます。このため、
教育再生会議
の提言も参考としつつ、また
中央教育審議会
の御
意見
を伺いながら、今
国会
に
地方教育行政
の組織及び運営に関する
法律
等関連する
法律
の
改正案
を提出したいと考えております。
教育改革
を
推進
する上では、
保護者
や
地域住民
の意向、
評価
も大切にしながら、各
学校
や
地域
が
創意工夫
を凝らし、
学校同士
が切磋琢磨して
教育
を
充実
させることが重要であり、
教育
の成果を検証し、その結果を踏まえて絶えず改善を図ることが必要であります。このため、
全国学力
・
学習状況調査
を本年四月に
実施
するとともに、
保護者
や
地域住民
による
評価
や、客観的、専門的な
観点
から行う
第三者評価
を含めた
学校評価
のさらなる
定着
、
推進
に向けた
取り組み
を進めます。
充実
した
教育
を支える
環境整備
も引き続き重要な
課題
であります。安全、安心な
学校づくり
を進め、
学校施設
の
耐震化
の一層の
促進
などに取り組むとともに、
学校
や
通学路
の安全を
確保
する
子ども安心プロジェクト
を
推進
してまいります。また、
高度情報化社会
への
対応
の
観点
から、
IT環境
の
整備
、
教員
の
IT指導力
の
向上
など、
学校
における
教育
の
情報化
の
推進
に積極的に取り組んでまいります。
核家族化
や共働きの増加に伴い、
家庭
で
子供
をしつけ、
日本社会
に受け継がれてきた
社会規範
を教えながら、
地域社会
で温かく
子供
をくるむという雰囲気も、
時代
の変化の中でなくなってきております。
学校
だけではなく、
家庭
や
地域社会
が一丸となって
子供たち
をはぐくむ
環境
を
整備
する必要があります。このため、
地域
の
協力
を得ながら、
放課後
に
子供たち
が安全で健やかに活動できる
居場所づくり
を
推進
する
放課後子どもプラン
を本年四月から
全国
の小
学校
区で
実施
いたします。また、
子供
の基本的な
生活習慣
の
育成
を図る「
早寝早起き
朝
ごはん
」
国民運動
を
推進
するなど、きめ細かな
家庭教育支援
に
取り組み
たいと存じます。
高等教育
にとり何より大切なことは、自分の
専門外
の幅広い
教養
の厚みに裏打ちされた知性あふるる
専門家
をつくり、これからの
知識基盤社会
を支えていくことです。このため、
健全性
を
確保
した
奨学金事業
の
充実
などを通じ
国民
の
学習機会
を保障するとともに、
国立大学
の
教育研究
のさらなる
活性化
、
私立学校
の一層の
振興
、
大学院教育
の
充実
、
第三者評価制度
などを通じた
高等教育
の質の保証と
向上
、
留学生交流
の
拡充
などを
推進
してまいります。さらに、
教育研究
の
基盤
を支えつつ、
国公私立大学
を通じた競い合いを促し、各
大学
の
改革
への
取り組み
を
支援
することにより、
国際競争力
に富む個性豊かな
大学づくり
を目指します。 生涯
学習
のための
環境
を
整備
し、だれでも再
チャレンジ
ができる
社会
の
構築
のため、再
チャレンジ支援総合プラン
に沿って、
大学等
における
社会人
の
学び直し
の
機会
の
充実
などを図ります。また、フリーター、ニートといった
社会現象
を踏まえ、しっかりとした
勤労観
、
職業観
を身につけ、
若者
が明確な
目的意識
を持って職につくことができるようにすることが必要であります。このため、各
学校段階
を通じた体系的な
キャリア教育
、
職業教育
を
推進
してまいります。
我が国
の
経済発展
と
国民
の豊かな暮らしを支える
イノベーション
の
創出
には
科学技術
・
学術
の
振興
が不可欠であります。この知をめぐる国際的な大
競争時代
にあって、
科学技術創造立国
の
実現
に向け、
大学
や
研究機関
、
地域
や民間の
能力
が
最大限
に発揮され、最先端の
研究開発
が行われるよう、めり
張り
をきかせた
科学技術政策
を
実施
してまいります。そのためには、まず、
世界
を牽引する優秀な
人材
を養成、
確保
し、その
能力
を発揮する
条件
を整えねばなりません。
具体
的には、
次代
を担う
人材
への
理数教育
の
充実
、
若手
、
女性
、
外国人
が活躍できる
環境
の
形成
が大切だと考えております。また、独創的、先端的な
基礎研究
の
推進
、
国立大学等
の
教育研究施設
の
整備充実
、
科学研究費補助金
などの
競争的資金
の
拡充
、
大学発ベンチャー
の
育成
、
世界最高水準
の
研究拠点
の
整備
を図ります。さらに、
イノベーション
の
創出
を目指した
産学官連携
の
強化
や
知的クラスター
の創成などに積極的に取り組んでまいります。あわせて、
国民
の血税で賄われる
研究費
の公正で効率的な使用を徹底するための
措置
を講じます。 さらに、
ライフサイエンス
、
情報通信
、
環境
、
ナノテクノロジー
・材料、原子力、
宇宙
・航空、地震・防災、南極・
海洋等
の各
分野
の
研究開発
についても、
国際競争
を勝ち抜くために不可欠なものや、
社会
、
国民
の
ニーズ
に迅速に
対応
すべきものなどを
中心
に、戦略的に取り組んでまいります。 また、安全、安心な
社会
を
実現
するための
科学技術
を
推進
するとともに、危険を生ずる
放射線発散行為
を防止するための
措置
を講ずることにより、
安倍内閣
が目指す
世界
一安全な国、
日本
の復活に貢献してまいります。
我が国
の
基幹ロケット
である
H2Aロケット
は五機連続して打ち上げに成功しており、
世界水準
を超える九割を上回る
成功率
を達成しております。これら
宇宙輸送システム
を初めとし、
国家
の総合的な
安全保障
に密接に関連する
海洋地球観測探査システム
や
高速増殖炉サイクル技術
、
世界最高性能
の
次世代スーパーコンピューター
や
X線自由電子レーザー
の
開発
といった五つの
国家基幹技術
の
研究開発
を
推進
します。また、国際的な
協力
が必要な
プロジェクト
についても戦略的に
推進
してまいります。特に
ITER計画
については、
国際協定
に基づく
我が国
の
義務
を確実に果たすために必要な
措置
を講じてまいります。 すべての
国民
が
心身とも
に健康に生活するためには
スポーツ
の
振興
が不可欠であります。このため、
総合型地域スポーツクラブ
の
育成
など、だれもがいつでもいつまでも、身近に
スポーツ
に親しむことができる生涯
スポーツ社会
の
実現
を目指してまいります。また、来年開催される
北京オリンピック
などの国際的な舞台で
日本代表選手
が活躍できるよう、
ナショナルトレーニングセンター
の
整備充実
や、
トップレベル競技者
の
育成強化
など、
国際競技力
の
向上
に
取り組み
ます。さらに、二〇一六年
オリンピック競技大会
の
東京招致
が
実現
されるよう、
東京
都や
関係団体
と
協力
してまいりたいと存じます。 「美しい国、
日本
」の
実現
のため、
我が国
が誇るすぐれた
文化
、
伝統
を大切にしていくことが重要です。このために、先般見直した
文化芸術
の
振興
に関する基本的な方針に基づき、より一層戦略的に
文化芸術
を
振興
してまいります。
伝統文化
を初めとする
文化遺産
を
継承
、活用し、
日本文化
を積極的に海外に発信するとともに、
子供
の
文化芸術体験活動
の
充実
や
地域文化
の
振興
を図り、
文化芸術立国
を目指してまいります。さらに、
国語
の正しい理解の
推進
や、新しい
時代
に
対応
した
著作権施策
を
推進
してまいります。 このほか、各
分野
における
国際交流
、
国際協力
の積極的な
推進
や、
行政改革
の着実な
推進
などの
課題
に
対応
してまいりたいと存じます。 私は、
内閣
の最
重要課題
である
教育
の
再生
や
イノベーション
の
創出
を初め
文部科学行政全般
にわたり、
関係者
の皆様の御
意見
を伺い、
文部科学省
の
職員
とともに微力を尽くし、
最大限
の
努力
をいたしたいと存じます。
委員長
を初め
委員
の各
先生方
には今後とも変わらぬ一層の御
指導
、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げて、
所信
の表明といたします。 ありがとうございました。(
拍手
)
桝屋敬悟
7
○
桝屋委員長
次に、
平成
十九年度
文部科学省関係予算
の
概要
について
説明
を聴取いたします。
池坊文部科学
副
大臣
。
池坊保子
8
○
池坊
副
大臣
平成
十九年度
文部科学省関係予算
につきまして、その
概要
を御
説明
申し上げます。
平成
十九年度
予算
の
編成
に当たっては、
内閣
の最
重要課題
である
教育
の
再生
や
イノベーション
の
創出
など、
科学技術
・
学術
の
振興
、さらに、
スポーツ
、
文化芸術
の
振興
についての
施策
を総合的に展開するため、
文部科学予算
の
確保
に努めてきたところでございます。
文部科学省所管
の
一般会計予算額
は五兆二千七百五億円、
エネルギー対策特別会計
(仮称)は一千四百七十九億円となっております。 以下、
平成
十九年度
予算
における主な
事項
について御
説明
を申し上げます。 第一に、
初等中等教育
の
充実
を図るための
関連施策
を総合的に進めることとしており、中でも、
いじめ
、不
登校等
への
対応
や、
体験活動
など
生徒指導
に関する
施策
として八十六億円を計上しているほか、
教育水準
の
向上
を図るため、
全国
的な
学力調査
の
実施
に六十六億円、
充実
した
教育
を支える
環境整備
の一環として
特別支援教育
の
推進
に十一億円を計上しております。 また、
義務教育費国庫負担金
については、優秀な
教職員
の
確保
及び
教育課題
に
対応
するための緊急的な
教職員配置
を
実施
することとし、一兆六千六百五十九億円を計上しております。なお、
教員
の
給与
については、
人材確保法
に基づく
優遇措置
の取り扱いについて、
平成
十九年度
予算
からの縮減は行わず、現在進行中の
教員
の
勤務実態調査
を踏まえた
教員
給与
のめり
張り
づけとあわせて二十年度に見直すこととしております。 さらに、
学校施設
の
耐震化等
、直面する諸
課題
に積極的に
対応
できる
学校施設づくり
を
推進
するため、一千四十二億円を計上しております。 第二に、
子供たち
が
地域社会
の中で心豊かで健やかにはぐくまれ、安全、安心な
活動拠点
をつくるための総合的な
放課後対策
として、
厚生労働省
と連携した
放課後子どもプラン
を創設することとし、
文部科学省分
六十八億円を計上するとともに、「
早寝早起き
朝
ごはん
」
国民運動
など、
家庭
の
教育力
の
向上
のための
取り組み
を
推進
することとしております。 第三に、
教育分野
における再
チャレンジ
の
支援
として、
大学
、
専修学校等
における
社会人
の
学び直し
の
機会
の
充実
などに百七十八億円を計上するとともに、
キャリア教育
、
職業教育等
の
充実
など、自立し挑戦する
若者
の
育成
を図ることとしております。 第四に、
大学改革
を
推進
するため、
国公私立大学
を通じた
大学教育改革
の
支援
の
充実
などに六百十五億円を計上するとともに、第二次
国立大学等施設緊急整備
五カ年
計画
に基づき、重点的、
計画的整備
の
推進
を図るため五百二十億円を計上し、
奨学金事業
については、
貸与人員
で五万二千人を増員することとしております。 第五に、
私学助成
について、
私立
の
大学
や
高等学校等
に対する
経常費補助
に総額四千三百十九億円を計上するなど、
私学
の
振興
を図ることとしております。 第六に、
国際教育交流
、
協力
を
推進
するため、
留学生交流
の
推進
に四百六億円を計上するとともに、
大学
の知を活用した
国際協力
の
推進
や、
外国人
の
生活環境適応
のための
教育
の
充実
を図ることとしております。 第七に、
スポーツ
の
振興
について、
ナショナルトレーニングセンター
の
整備推進
を初めとする
国際競技力
の
向上
及び生涯
スポーツ社会
の
実現
に百三十二億円を計上するなど、豊かな
スポーツ環境づくり
を
推進
することとしております。 第八に、
文化力
による
地域づくり
、
国づくり
について、
子供
の
文化芸術体験活動
など、
文化芸術創造プラン
の
推進
に百八十六億円を計上するとともに、「
日本文化
の魅力」
発見
・
発信プラン
、
文化
財の
次世代
への
継承
と、
国際協力
の
推進
及び
文化芸術振興
のための
文化拠点
の
充実
を図ることとしております。 第九に、
科学技術関係人材
の
育成
、
確保
、活躍の
促進
に向け、
次代
を担う
人材
への
理数教育
の
充実
のため百八億円を計上するとともに、
若手
、
女性
、
外国人
が活躍できる
環境
の
形成
など、
初等中等教育段階
から
研究者育成
まで一貫した総合的な
人材育成施策
を
推進
することとしております。 第十に、
基礎研究
の
充実
と
イノベーション
を生み出す
システム
の
強化
を図るため、
科学研究費補助金
を初めとした
競争的資金
について三千六百八十九億円を計上するとともに、
基礎研究
からの
技術シーズ
の
創出
、
産学官連携
の
本格化
と加速、
地域イノベーション
の
強化
などに取り組むこととしております。 第十一に、
国家基幹技術
など
戦略重点科学技術
への
重点投資
を図ることとし、
宇宙輸送システム
の
整備等
に三百七十九億円、
次世代スーパーコンピューター
の
開発等
に七十七億円計上するなど、各
分野
の
研究開発
を戦略的に
推進
することとしております。 第十二に、
科学技術
の
国際活動
を戦略的に
推進
することとし、百七十億円を計上しております。 以上、何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 なお、これらの
具体
の内容につきましては、お手元に資料をお配りいたしておりますので、
説明
を省略させていただきます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。(
拍手
)
桝屋敬悟
9
○
桝屋委員長
以上で
説明
は終わりました。 次回は、来る二十一日水曜日午前八時五十分
理事会
、午前九時
委員会
を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時二十六分散会