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川内委員 おはようございます。民主党の
川内でございます。
本日は、築地市場の移転問題、今、
国民の皆様方の、これは都民に限らず
国民的な大変に大きな関心事であるというふうに思いますが、この問題について質問をさせていただきたいというふうに思います。
今、自民党の丹羽
先生の方からは、米国産牛肉のことについて最後触れられたわけでございますが、食の安心、安全というものについては、再三私も、本
委員会でも、また先日の決算行政監視
委員会の中でも、
松岡大臣にも申し上げさせていただきましたが、米国内における飼料
規制の甘さ、サーベイランスのいいかげんさというものは、OIEの科学
委員会でも
指摘をされている。とにかく特定危険部位入りの肉骨粉を、回り回っていまだに牛が食べているわけですから、交差汚染があるという実態が
指摘をされているわけですから、そのような中で、日本としてどのように米国と向き合うのかということについては、よくよくしっかりお考えをいただきたい。
これは、後ほどまた時間が余れば議論をさせていただきますが、きょうは、築地の問題に集中をして質問をさせていただきたいというふうに思います。
まず、本
委員会の
先生方も、築地が移転をするのではないかと言われている豊洲、東京ガスの工場の跡地でございますが、これがどんなところかということを、何か汚染されているらしいとか、そういうことは御存じかもしれませんが、詳しく御存じの方がもしかしたらいないかもしれないので、きょうは資料を持ってまいりました。
資料の二枚目に写真がつけてございます。この写真をごらんいただきますと、煙をもくもくと上げているコンビナート、このコンビナートの跡地が今築地が移転を予定しているところである。この本当のコンビナートの跡に築地を移転させていくという計画を東京都が今進めているところであるということでございます。
では、ここにどのような汚染物質があったのか。
平成十三年の一月に東京ガスがみずから公表をされたわけでございますが、これは非常に粗い
調査でございます。
その中で、シアンという、これは水に溶けると青酸カリになるそうでございますが、環境基準超過数値が四百九十倍、シアンというのは頭痛や呼吸困難を引き起こす。
砒素、環境基準値の四十九倍、森永砒素ミルク事件とかカレーライスの砒素事件というものがございましたが、発がん性あるいは吐き気を催す。
ベンゼン、環境基準値の千五百倍、粘性の液体で、血液循環系に作用して障害を及ぼし、白血病とがんを誘発する。再生不良性貧血あるいは急性骨髄性白血病というものを引き起こす。
六価クロム、これは基準値の十四倍、土中や水中に長くとどまり、容易に減少しない特性を持つ。この六価クロムも発がん性、下痢、腹痛、鼻中隔せん孔、鼻の中の骨に穴があくというのを鼻中隔せん孔というんだそうです。
こういうものを引き起こす有害物資が、非常に粗い
調査でございます、十三年の、まだ国も土壌汚染
対策法など持っていないころに、東京都がつくった条例に基づいて
調査した、その数値が、非常に粗い
調査に基づく数値がこの数値であるということでございます。
このような土地の上に、
国民の台所、大量の生鮮食料品が毎日毎日集積をする中央卸売市場というものを持ってくるということに関して、私たちは十分に慎重に、かつ科学的にこれを検証しなければならないというふうに思います。
現在、東京都は、東京ガスが
対策する部分については終了をした、あるいは終了しつつあるということを言っているわけですが、その東京ガスが
対策をしたところから出ている排水、持ってまいりました。
大臣は五千円の水を飲んでいらっしゃるということでございますけれども、これは排水です。これは、普通の水に見えるでしょう、pHをはかると一〇を超えているんです。(発言する者あり)これは言っていませんでしたか。では、それはおわびいたします。済みません。
では、今、御許可をいただけますか。ちょっと
理事さんたちで。