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松本(洋)
委員 ありがとうございます。
今答弁の中にもありましたけれ
ども、例えば文部科学省だったりとか、さまざまな
省庁と
連携をとりながら、今この認知率を高めるための活動を一生懸命されているということで、実際、四〇%から六六%にということで大変大きな改善が見られているのはよろしいことかと思います。
しかしながら、今
お話の中にもありましたように、新規に携帯を登録するときだけとかというような形に今なっているわけですけれ
ども、例えば機種変更のときだとか、そういうさまざまな機会をとらえてこういうものをしっかりと認知してもらう、そしてそういう問題意識を一人一人の国民にしっかりと持ってもらった上で、どうするのがいいのかということをしっかりと判断してもらう機会を与えるということが私は大変重要なことだと思っております。
ですから、そうした意味では、さらなる活動というものをぜひ続けていただきたいと思いますし、それこそ
政府一丸となってこの問題に対応していただきたいと思います。
先ほども
お話がありましたけれ
ども、結局、
子供たちの
出会い系サイトとの接点というものは九七%ぐらいが
携帯電話にあるわけですから、ぜひその問題の重要さ、大きさというものを、十分理解はされていると思いますけれ
ども、さらに積極的なお
取り組みというものをよろしくお願いしたいと思います。
続きまして、済みません、ちょっと話題がかわります。マタニティーマークに関して
質問をさせていただきたいと思います。
こういう話をしようとすると、私も地元で回っていたりすると、まずおまえが結婚しろとか、そういうことを言われる機会が大変多いわけでございまして、その御意見は真摯に受けとめてまいりたいなと思っているところなんですけれ
ども、何で私がきょうこんな
質問をさせていただこうと思ったかというと、実は、私の知り合いの女性から、先日一本のメールがやってまいりました。
その女性というのは、妊娠をしている女性なんですけれ
ども、日本で
生活をしていて、例えば道を歩いていたりしても、結構込んだ道なんかで周りのことを余り気にかけないで通行している人がいて危ない目に遭ったりとか、あと、電車なんかの中でも、なかなか配慮というものがなくてつらい思いをしたりとかというようなことがあったそうでございます。
特に、私は東京の議員ですから思うんですけれ
ども、通勤ラッシュの電車とかに乗っているときというのは、本当にこれは危険だなと思う場面というのが多々あるわけでございまして、当然ですけれ
ども、妊娠していない私ですら、それこそ骨が折れるんじゃないかというような、物すごく苦痛になるような場面というのがあるわけですよね。これがもしも妊娠している女性だったら、それこそ
子供の命にかかわる大変危険な
状況だなというようなことを感じながら電車に乗ったりすることも実際問題としてあるわけでございます。
結果として、その女性が出した結論というのが、大変残念ではあるんですけれ
ども、ちょっとそこだけ読みます。だから、私
たち夫婦は、私
たちの思いや信念、日本人としての誇りを守るために、尊重してくれる場所に
生活を移すことにしましたということで、要するに、何が言いたいかというと、日本ではなくて、海外に移住をしてそこで
子供を育てますというようなことを、彼女
たちは夫婦として選択したわけでございます。
もちろん、これがすべてではないと思っております。実際問題として、電車なんかに乗っていましても、
子供たちとかがお年寄りとか妊娠されている方々に席を譲る姿というのも拝見をしたことはありますし、そういうほほ笑ましい場面に遭遇することもあるわけですけれ
ども、しかしながら、こういう女性の意見があることも、それは事実として私
たちは重く受けとめていかなければならない問題だと思います。
人々のモラルによる
部分というのもありますから、政治として何をどのように対応していくのかというのはなかなか難しい
部分もまたあるかもしれないですけれ
ども、しかしながら、
教育等々の
取り組みと同様に、このマタニティーマークというものを活用していくということは大変重要なことではないか、私はそんなことも思っておりますし、その女性からも、この
施策というものをしっかりと前へ進めてほしいというような声も聞いたわけでございます。
そこで、マタニティーマークに対する
政府の
取り組みというものをまずぜひ教えていただきたいと思います。