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2007-06-15 第166回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
公式Web版
会議録情報
0
平成十九年六月十五日(金曜日) 午前九時十分
開議
出席委員
委員長
伊藤
達也
君
理事
井上
信治
君
理事
竹本 直一君
理事
林田 彪君
理事
宮下
一郎
君
理事
山本
明彦
君
理事
池田
元久君
理事
古本伸一郎
君
理事
石井 啓一君
伊藤信太郎
君 石原
宏高
君
稲田
朋美
君
江崎洋一郎
君
小川
友一
君 越智 隆雄君
大塚
拓君 大野
功統
君
亀井善太郎
君 木原 稔君
佐藤ゆかり
君 関 芳弘君 とか
しきなおみ
君 土井 真樹君 中根 一幸君
中森ふくよ
君 萩山
教嚴君
原田 憲治君
広津
素子
君
松浪健四郎
君 松本 洋平君
御法川信英
君
石関
貴史
君
市村浩一郎
君 楠田 大蔵君
小宮山泰子
君
鈴木
克昌
君
田村
謙治
君
高山
智司
君
横光
克彦
君
横山
北斗
君 吉田 泉君 谷口 隆義君
佐々木憲昭
君 …………………………………
国務大臣
(
金融担当
)
山本
有二君
内閣
府副
大臣
大村 秀章君
内閣
府
大臣政務官
田村耕太郎
君
財務大臣政務官
江崎洋一郎
君
政府参考人
(
金融庁総務企画局長
)
三國谷勝範
君
財務金融委員会専門員
鈴木健次郎
君
—————————————
委員
の異動 六月十五日
辞任
補欠選任
伊藤信太郎
君
松浪健四郎
君
小野
晋也君
稲田
朋美
君
亀井善太郎
君
大塚
拓君
広津
素子
君
中森ふくよ
君
小沢
鋭仁君
横山
北斗
君
川内
博史
君
市村浩一郎
君
鈴木
克昌
君
小宮山泰子
君
三谷
光男
君
石関
貴史
君
横光
克彦
君
高山
智司
君 同日
辞任
補欠選任
稲田
朋美
君
小野
晋也君
大塚
拓君
亀井善太郎
君
中森ふくよ
君
広津
素子
君
松浪健四郎
君
伊藤信太郎
君
石関
貴史
君
三谷
光男
君
市村浩一郎
君
川内
博史
君
小宮山泰子
君
鈴木
克昌
君
高山
智司
君
横光
克彦
君
横山
北斗
君
小沢
鋭仁君
—————————————
六月十五日
消費税率
の引き上げ・
大衆増税反対
に関する
請願
(
小宮山洋子
君
紹介
)(第二〇四九号) 同(
末松義規
君
紹介
)(第二〇五〇号) 同(
園田康博
君
紹介
)(第二〇五一号) 同(
福田昭夫
君
紹介
)(第二〇五二号) 同(
金田誠一
君
紹介
)(第二〇八九号) 同(
仲野博子
君
紹介
)(第二〇九〇号) 同(
鉢呂吉雄
君
紹介
)(第二〇九一号) 同(
園田康博
君
紹介
)(第二一一九号) 同(
山岡賢次
君
紹介
)(第二一二〇号) 同(
黄川田徹
君
紹介
)(第二一五五号)
高齢者
への大
増税中止
を求めることに関する
請願
(
高橋千鶴子
君
紹介
)(第二一一八号)
消費税増税
・庶民大
増税反対
に関する
請願
(
吉井英勝
君
紹介
)(第二一五四号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した
案件
委員長不信任動議
連合審査会開会
に関する件
政府参考人出頭要求
に関する件
参考人出頭要求
に関する件
電子記録債権法案
(
内閣提出
第八五号) ————◇—————
伊藤達也
1
○
伊藤委員長
これより
会議
を開きます。 この際、
連合審査会開会
に関する件についてお諮りいたします。 ただいま本
委員会
において
審査
中の
内閣提出
、
電子記録債権法案
に対し、
法務委員会
から
連合審査会開会
の
申し入れ
がありました。これを受諾するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤達也
2
○
伊藤委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 また、
連合審査会
において、
政府参考人
及び
参考人
から
説明
または意見を聴取する必要が生じました場合には、
出席
を求め、
説明等
を聴取することとし、その
取り扱い
につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤達也
3
○
伊藤委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、お諮りいたします。
連合審査会
において、
最高裁判所
から
出席説明
の
要求
がありました場合には、これを承認することとし、その
取り扱い
につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤達也
4
○
伊藤委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 なお、本
連合審査会
は、本日午前九時十五分から本
委員室
において開会いたしますので、御了承願います。 午前十一時十五分から
委員会
を再開することとし、この際、
休憩
いたします。 午前九時十一分
休憩
————◇————— 午前十一時三十六分
開議
伊藤達也
5
○
伊藤委員長
休憩
前に引き続き
会議
を開きます。
内閣提出
、
電子記録債権法案
を
議題
といたします。 この際、お諮りいたします。
本案審査
のため、本日、
政府参考人
として
金融庁総務企画局長
三國谷勝範
君の
出席
を求め、
説明
を聴取いたしたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
伊藤達也
6
○
伊藤委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。
—————————————
伊藤達也
7
○
伊藤委員長
これより
質疑
に入ります。
質疑
の
申し出
がありますので、これを許します。
小川友一
君。
小川友一
8
○
小川
(友)
委員
さきの
連合審査会
の中で、本
法案
に対してさまざまな
観点
から十分な
審議
がなされて、この
法案
は多くの
中小企業
の皆さんが待ち望んでいる
案件
でもありますし、そしてまた、今あらゆる
分野
で
電子化
が進んで、
政府
も
電子政府
を目指したり、地方自治体も
電子自治体
を目指している、そんな中で、
経済社会
も同様に
金銭債権
の
譲渡等
について電子的な方向が求められている
状況
だというふうに思います。まさに時代の
ニーズ
にマッチした
法案
ではないかというふうに
考え
ます。 そのような
意味
で、今般の
電子記録債権法
は、
中小企業
の新たな
資金調達
の
手段
が多様化されてくるというふうに
考え
ますが、本
法案
に対して、
主務大臣
であります
山本大臣
より、全般的な評価をどのように
考え
ているのか、お答えいただければと思います。
山本有二
9
○
山本国務大臣
事業者
の間では、
企業間信用
の
手段
として、長年にわたり
手形
が活用されてまいりました。受け取った
手形
を
銀行
に持ち込むことにより
資金調達
が行われてきております。しかし、近年、
紙媒体
であることに内在する
リスク
や
コスト
の問題から、
手形
の
利用
が減少してきているわけでございます。 その一方で、
事業者
にとりましては、
指名債権
も、
債権
の存在を確認する
コスト
や二重
譲渡
の
リスク等
の問題がありますことから、
手形
を受け入れない
中小企業
は、結局、
早期
の
資金調達
が難しい
状況
となりました。 これらの問題を克服して
事業者
の
資金調達環境
を
整備
するために、速やかに新たな
制度
を創設することが期待されてきたわけでございます。 特に、
情報技術
の革新が著しい今日、
電子的手段
を用いた
商取引
、
金融取引
が急速に発達しているわけでございまして、
金銭債権
の
譲渡等
につきまして、電子的な
手段
の
整備
が待たれているところでもございました。
電子記録債権制度
は、こうした要請にこたえるために、電子的な
記録
によって権利の帰属が定まる新たな
法制度
の
整備
を行うものでございます。これによりまして、
事業者
の
経営基盤
の強化が図られまして、ひいては
我が国経済社会全般
の
活性化
に資することであるというように期待しております。
小川友一
10
○
小川
(友)
委員
再度お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 本
法案
には、
主務大臣
が
電子債権記録業
を営む者を指定するというふうに記されているわけでありますけれども、
先ほど関連
の中で、ここに参入する者は、全銀協が今
協議
をして、
金融関係
がこの業界に参入してくるのではないかというお話をいただきました。 私見でありますけれども、まさにこの
法案
は、
債務者
、いわゆる
手形
を発行する
部分
がこの
分野
にいち早く参入することが、これから継続的に
経済
の
ニーズ
にこたえていける
環境整備
ができていくのではないかというふうに思います。 私は、
スーパー大手
、まさに
スーパー大手
の
関連
の同族の
会社
もしくは
関係
の
下請
の
企業
間で、
金融機関
と同等のこういうふうなサービスをすることによって、
経済
が
活性化
され、そしてまた、今の
ニーズ
にこたえられるような
経済成長
が求められるように感じます。
大臣
はどのようにお
考え
なのか、お聞きをいたします。
山本有二
11
○
山本国務大臣
小川議員
の認識は、
電子記録債権制度
が広く使われるためには、大
企業等
の
債務者
が
電子記録債権
を
利用
することがまずは重要であろうという御
指摘
でありまして、
手形
同様に
利用
できるよう
下請法
の
運用ルール整備
などをさらにきめ細かく
考え
ることが必要ではないかという御
指摘
でございます。大変重要でございます。
電子記録債権
が広く
利用
されるようになるために、
電子債権記録機関
の
早期設立
のための
環境整備
に努めることは当然でございますし、
国民
への
周知等
を通じまして
事業者
の
理解
を深めていくことが、御
指摘
のとおり、重要であろうと
考え
ております。 特に、
電子記録債権
は、
手形
にかわり
事業者
の
支払い手段
として
利用ニーズ
が高まっていくことが想定されております。このため、大
企業等
から
支払い
を受ける
下請事業者
にも配慮しつつ、今後、
公正取引委員会
も含めまして、
関係方面
と適切な対処を
考え
てまいりたいというように思っております。
小川友一
12
○
小川
(友)
委員
先ほどの
質問
と多少重複する
部分
があるわけでありますけれども、欠かすことのできないことが
利用者
を保護することであることは、もう言うまでもないというふうに思います。 そのような
意味
で、先ほどセキュリティーの
問題等
もありましたけれども、この
分野
は、いわゆる
管理機関
がみずからの
責任
で対応していくということでありますけれども、この
法案
の中にあります、
電子記録債権
の
利用者
の中で、
債務者
の二重
払い
の危険を回避する、ここが大きな問題ではないかというふうに思います。 先ほどちょっと出たんですけれども、
銀行
間での
資金送金
が伴わない、まさに
相殺
とか
代物弁済
の場面において二重
払い
の
リスク
が発生する
可能性
があるのではないかというふうに危惧がされていると思いますけれども、その辺はどのようなお
考え
を持って対応していくのか、お伺いさせていただきます。
山本有二
13
○
山本国務大臣
債権者
が
債務者
より
支払い等
を受けたにもかかわらず
支払い等記録
を行わない場合には、
電子記録債権
が
譲渡
され、
債務者
に二重
払い
の危険を生じさせてしまう
可能性
は十分ございます。 このため、本
法案
におきましては、
電子記録債権
につきまして、
銀行間送金
による
支払い
が行われた場合には、
債権者
からの請求によらず、
金融機関
からの連絡だけで
支払い
が行われたことを
記録機関
が確認いたしまして、
職権
でもって
支払い等記録
を行う仕組みを導入いたしました。 また、こういうことに対して、
相殺
や
代物弁済
などによる
支払い
は、
記録機関
においてその事実を確認することができません。
職権
により
支払い等記録
を行うことは困難でございます。 このため、
相殺等
によって支払う場合には、
相殺等
の後、速やかに
債権者
の方が
支払い等記録
をする必要がございます。
金融庁
といたしましても、
記録機関
に対しまして、
利用者
にこの点の
注意喚起
を行うようにするなど、
利用者保護
の
観点
から適切に対応してまいりたいと
考え
ております……
伊藤達也
14
○
伊藤委員長
池田
君外一名より、
成規
の
賛成
を得て、
委員長
に対する
不信任
の
動議
が
提出
されております。 本
動議
は、私の一身上の問題でありますから、この際、本席を
理事山本明彦
君に譲ることといたします。 〔
委員長退席
、
山本
(明)
委員長代理着席
〕
山本明彦
15
○
山本
(明)
委員長代理
委員長
の
指名
により、私が
委員長
の職務を行います。
宮下
君。
宮下一郎
16
○
宮下委員
動議
を
提出
いたします。(発言する者、離席する者多し)
趣旨弁明
を三分以内に制限する
動議
を
提出
……(発言する者あり)
山本明彦
17
○
山本
(明)
委員長代理
委員長
の
指名
により、私が
委員長
の
職責
を行います。(発言する者あり)
財務金融委員長伊藤達也
君
不信任
に関する
動議
を
議題
といたします。(発言する者あり)
宮下一郎
君。
宮下一郎
18
○
宮下委員
趣旨弁明
を三分以内に制限する
動議
を
提出
いたします。(発言する者あり)
山本明彦
19
○
山本
(明)
委員長代理
宮下一郎
君。
宮下一郎
君。
宮下一郎
君。
宮下一郎
20
○
宮下委員
動議
を
提出
いたします。
委員長解任決議
に対する
趣旨弁明
を三分以内に制限する
動議
を
提出
いたします。
山本明彦
21
○
山本
(明)
委員長代理
ただいまの
動議
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。(発言する者あり) 〔
賛成者起立
〕
山本明彦
22
○
山本
(明)
委員長代理
起立
多数と認めます。よって、
動議
は可決いたしました。
提出者
の
趣旨弁明
を許します。
古本
君。
古本伸一郎
23
○
古本委員
民主党
の
古本伸一郎
でございます。
衆議院規則
に基づきまして、当
委員会
の
所属委員
の五分の一以上の
賛成
をもって、ただいま、本日十一時四十五分過ぎに、まことに残念でありますが、
財務金融委員会委員長伊藤達也
君に対します
不信任
に関します
動議
をただいま
提出
させていただきました。
委員長
におかれましては、お諮りをいただきまして、感謝を申し上げます。 しかしながら、これまで当
委員会
は、今
国会
を振り返りますれば、冒頭の
所得税法等
の
改正案
にまつわる
強行採決
を初め、累次にわたりまして、
委員長
の
運営
に関しまして、山積をする課題がこれまでございます。
提案理由
を二つ、大きく申し上げたいと存じます。 一昨日、今回の
電子記録債権法案
の
提案理由
の
説明
を聴取いたしました。一昨日聴取したばかりであります。そして本日、
連合審査
の
申し入れ
を
法務委員会
が
決議
され、当
財務金融委員会
として
連合審査
の
決議
を受諾した。そして、たった今、先ほど、二時間の
連合審査
の議論を経たばかりでございます。 そして、これから
財務金融委員会
における
質疑
を行う、その始まった途端の話でございます。そして、最初の
質問者
は
与党
・自民党の
質問者
でありました。私
たち民主党
、そして
野党
の諸
議員
におかれましては、
質問
の時間さえいただいておりません。
審議
は全く尽くされておりません。しかしながら、
与野党合意
のもとで開催をされたこの
連合審査
の
決議
が行われ、そして
法案
の
質疑
に入ったわけであります。たった今入ったばかりであります。 それを、先ほどの
理事会
で、諸
先生方
におかれましては、
理事会室
に入っておられませんので、その様子をごらんになっておりませんので、この場で念のため御報告いたしておきますと、我々
野党
の
委員
の
申し出
を遮って、
理事会
として、今回のこの後の
質疑終局
、
採決
を行いたいと、乱暴きわまりない
提案
をなさったわけでございます。まさに抜き打ち的に、突然の
質疑
の
終局
でありました。そして、この後、恐らく
採決
を行おうとなさる
伊藤委員長
におかれましては、その
委員会
の
運営
に断固
反対
するものであります。
動議
を
提出
した一点目の
理由
でございます。 二点目の
理由
。 先般の
公認会計士法等
の一部を改正する
法律案
の
審議
におきましても……
山本明彦
24
○
山本
(明)
委員長代理
持ち時間
が終了いたしました。
古本伸一郎
25
○
古本委員
審議
半ばにおきまして、突然
質疑
を
終局
し、
採決
を押し切ろうとした一幕もございました。
山本明彦
26
○
山本
(明)
委員長代理
古本
君、
持ち時間
が終了いたしました。
古本伸一郎
27
○
古本委員
その際は事なきを得たものの、今後二度とこのような乱暴な
運営
はしないと
委員長
はおっしゃいました。
山本明彦
28
○
山本
(明)
委員長代理
古本
君、
持ち時間
が終了いたしました。
古本伸一郎
29
○
古本委員
それにもかかわらず、文字どおり、舌の根も乾かぬうちに再度
採決
を強行しようとする
委員長
は、
委員長
として不適格であると申し上げざるを得ません。 以上、これが本
動議
を
提出
する
理由
でございます。
委員各位
の賛同を強く求め、
提案理由
といたします。(
拍手
)
山本明彦
30
○
山本
(明)
委員長代理
これにて
趣旨弁明
は終わりました。 これより
討論
に入ります。
宮下一郎
君。
宮下一郎
31
○
宮下委員
動議
を
提出
いたします。
討論
を各会派一名、三分以内に制限する
動議
を
提出
いたします。(発言する者、離席する者多し)
山本明彦
32
○
山本
(明)
委員長代理
ただいまの
動議
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山本明彦
33
○
山本
(明)
委員長代理
起立
多数と認めます。よって、
動議
は可決いたしました。
討論
の
申し出
がありますので、順次これを許します。
井上信治
君。
井上信治
34
○
井上
(信)
委員
自由民主党
の
井上信治
でございます。 私は、
自由民主党
及び公明党を代表して、ただいま
議題
となりました
財務金融委員長伊藤達也
君
不信任案
に対し、断固
反対
の
討論
を行うものであります。(
拍手
)
伊藤委員長
は、これまで、各党の主張に
誠心誠意耳
を傾け、公正かつ円満な
委員会
の
運営
に最大限の努力を続けてこられました。また、
国民
の負託にこたえるべく、充実した
法案審査
を進めることに心を尽くしてきた誠実な
姿勢
は、
所属委員
のみならず、多くの
同僚議員諸君
の認めるところであります。 しかるに、このたびのこじつけとも言える
不信任案
は、全く解せません。
不信任案
を
提出
するには、適正を欠く
委員会運営
を行ったなど明確な
理由
が必要ではありますが、一体、
伊藤委員長
の対応のどこがそれに該当するのか、私には全く
理解
できません。むしろ非難されるべきは、
会期
末になっても、何かと
理由
をつけて
法案審査
を引き延ばそうとしてきた
野党側
の態度なのであります。 良識を持ち、
人格円満
にして温厚な
伊藤委員長
に対して、理不尽きわまりない
理由
をあげつらい、
不信任案
を突きつける行為は言語道断であり、決してこれを容認することはできません。 常に中立公平な
立場
から
職責
を果たしている
伊藤委員長
の
委員会運営
を高く評価し、正義と良心をもって本
不信任案
は直ちに否決されるべきであると申し上げ、私の
反対討論
といたします。(
拍手
)
山本明彦
35
○
山本
(明)
委員長代理
次に、
田村謙治
君。
池田元久
36
○
池田委員
動議
を
提出
いたします。 この
状況
から見て、直ちに
休憩
をして
理事会協議
に移るよう求める、極めて常識的な
動議
を
提出
いたします。(
拍手
)
山本明彦
37
○
山本
(明)
委員長代理
ただいま
休憩
の
動議
が出されました。
賛成
の方の
起立
を求めます。 〔
賛成者起立
〕
山本明彦
38
○
山本
(明)
委員長代理
賛成少数
につき、否決をされました。(発言する者あり)
田村謙治
君。
田村謙治
39
○
田村
(謙)
委員
民主党
の
田村謙治
でございます。
伊藤委員長
の
不信任案
に
賛成
をする
討論
をさせていただきます。(
拍手
)
理由
は
幾つ
かございます。 この
通常国会
において、
幾つ
もこの
委員会
の
運営
、混乱が生じてまいりました。挙げれば時間は
切り
がございませんけれども、例えば
所得税法等
の
改正案
におきましても、
強行採決
という暴挙に
与党側
が出て、結局それが行われてしまったというのもまた
国民
を冒涜した話であるというふうに我々は
考え
ているところでございます。 この
所得税法等
の
改正案
に限らず、あらゆる
委員会
において
与党側
がそういう強硬な
姿勢
を見せ、そして
強行採決
を行ってきた。
伊藤委員長
もその
責任
の一端を担っている者として、
委員長
には全く不適任であると言わざるを得ないと我々は
考え
ている次第でございます。 ほかにも、例を挙げれば
切り
がありません。 先日の
生命保険会社
そしてまた
損害保険会社
の不
払い
問題におきましても、
理事会
での約束を大いに破って、そして、
審議
が一週間以上先延ばしになるというような事態もあったわけでございます。(発言する者あり) そういった
委員長
の
運営
というものは、決して、我々
国民
の
気持ち
を代弁する
立場
としては許されざることだというふうに
考え
ております。 最近においては、
年金問題等
もあって、強硬な
姿勢
というものがやや崩れてきた、それはこの
国会
全体での
運営
においては好ましいことだというふうに思っておりましたけれども、ところが、このきょうの
委員会
の
運営
というものは、結局
逆戻り
、
国民
の
気持ち
というものを全く無視した、極めて不適切な
委員会運営
だと言わざるを得ないというふうに我々は
考え
ております。 我々が
委員長
の
不信任案動議
を出した、そしてその後に……
山本明彦
40
○
山本
(明)
委員長代理
持ち時間
が終了しました。
田村謙治
41
○
田村
(謙)
委員
山本委員
がかわりに
議事
を
運営
していらっしゃるわけでありますけれども、その後でさえも……
山本明彦
42
○
山本
(明)
委員長代理
田村謙治
君、
持ち時間
が終了しました。
簡潔
に願います。
田村謙治
43
○
田村
(謙)
委員
我々の
解任動議
を無視して
採決
の
動議
を先行させようとする、全く、今の今に至るまで
議事運営
がなっていないというものは、やはり最終的な
責任
というものは
伊藤委員長
の
議事運営そのもの
にあるというふうに
考え
ざるを得ないわけでございます。
山本明彦
44
○
山本
(明)
委員長代理
田村
君、
持ち時間
が終了いたしました。
簡潔
に願います。
田村謙治
45
○
田村
(謙)
委員
我々、この
委員長
の
運営
に関しまして強く抗議を申し上げますとともに、まず、
賛成討論
の時間を制限するということ自体が我々にとっては全く納得しがたいことでございまして、それも大きな一つのまた
不信任案
を
提出
する
理由
というふうに遠因としてなっているわけでございます。(発言する者あり)
山本明彦
46
○
山本
(明)
委員長代理
田村
君、
持ち時間
が終了いたしました。
簡潔
に願います。
田村謙治
47
○
田村
(謙)
委員
この
財務金融委員会
の
運営
におきまして多くの不適切な
議事運営
があった。それは挙げれば
切り
がないということは再三申し上げているわけでありますけれども、例えば午前中の
連合審査
におきましても……
山本明彦
48
○
山本
(明)
委員長代理
田村
君、
持ち時間
が終了いたしました。
簡潔
に願います。
田村謙治
49
○
田村
(謙)
委員
我々は、朝鮮総連の
不正資金
、その
執行免除
についても
質問
をしたわけでありますけれども、結局、それもうやむやのままに終わっている。それは、
連合審査
がしっかりと十分な
審議
がなされたと到底言えないという
状況
に現在あるというふうに我々は
考え
ているわけでございます。
山本明彦
50
○
山本
(明)
委員長代理
持ち時間
が終了しました。
田村
君、
簡潔
に願います。
田村謙治
51
○
田村
(謙)
委員
そしてまた、この強引な、また
逆戻り
をしたような強引な
議事運営
といいますのは、
長勢大臣
の
政治資金
について不適切な処理があった、そのようなことについて、それもすべてまとめて葬り去るというような
姿勢
がかいま見える……(発言する者あり)そういったところも、私
たち
、
国民
の
気持ち
をしっかりと代弁して
審議
をしなければいけない、そういった中で、全く不適切な
議事運営
と言わざるを得ないというふうに
考え
ているわけでございます。(
拍手
)
山本明彦
52
○
山本
(明)
委員長代理
田村謙治
君、
持ち時間
が終了いたしました。
簡潔
にお願いします。
田村謙治
53
○
田村
(謙)
委員
こういった、きょうの午前中だけ見ましても、不適切な
議事運営
がございます。さかのぼれば
幾つ
でもある。 そしてまた、さらに申し上げるならば、今、
会期延長
も避けられないのではないか、まさに今
審議
をしている
法案
と同等かそれ以上に重要と言われている
法案
が、なかなか
審議
の時間が十分でないということを
考え
ると、
法案
を通す際には
会期
を延長しなければいけないということが、いわば公然と語られている。(発言する者あり)そういった中で、この
法案
をきょう通さなければいけないという
理由
が我々には全く
理解
ができないわけであります。
山本明彦
54
○
山本
(明)
委員長代理
田村謙治
君、
持ち時間
が終了しておりますので、これにて終了をしてください。
田村謙治
55
○
田村
(謙)
委員
理由
を挙げればまだまだあるわけでありますけれども、とにかく重ねて申し上げます。
山本明彦
56
○
山本
(明)
委員長代理
これにて
討論
を
田村謙治
君、終了してください。 次に、
佐々木憲昭
君。
田村謙治
57
○
田村
(謙)
委員
このような強引な
議事運営
というのは、決して許されることではございません。それは……(発言する者あり)時間を守れというやじがございますけれども、そもそもその前に、強引に時間を制限する、そういった
議事運営
に我々は強く抗議を申し上げているわけでございます。(発言する者あり) まだまだ挙げれば
切り
がないわけでございますが、とにかく、強くこの強引な
議事運営
に抗議を申し上げ、
委員長
の
不信任案
の
賛成討論
とさせていただきます。(
拍手
)
山本明彦
58
○
山本
(明)
委員長代理
佐々木憲昭
君。
佐々木憲昭
59
○佐々木(憲)
委員
日本共産党を代表しまして、今回
提案
されました
伊藤
達也
委員長
不信任
決議
案に
賛成
の
討論
を行います。(
拍手
) きょうの
理事会
での
採決
強行という発言は、極めて驚くべき
状況
でございます。青天のへきれきと言っていいと思います。
伊藤
達也
委員長
は、今まで、今
国会
冒頭から
採決
の強行を繰り返してまいりました。一度は、
野党
の抗議の前に、
伊藤
達也
委員長
は、
理事会
において、
運営
に不適切なやり方があった、このことを謝罪し、公正公平な
運営
に心がけたい、このように明言したわけでございます。 ところが、きょうのこの事態は、あの発言、あの謝罪が一体何だったのか、根本的に疑問と言わなければなりません。口先だけの謝罪であったのか。今この事態を迎えるに当たって、私は、その
伊藤委員長
の発言内容が
野党
に対して不誠実なものであったことをこれで証明されたと思うし、また、強引な
運営
のやり方というのは、この
委員会
の民主的な、
与野党合意
のもとで行われてきた
運営
を破壊するものであると言わざるを得ないのであります。
伊藤
達也
委員長
の
運営
は、余りにも強権的だと言わざるを得ません。 きょうは
連合審査
をやったばかりであります。
法務委員会
との
連合審査
は二時間行われました。しかし、その後、
財務金融委員会
としては独自の
審査
をやらなければならないわけであります。まず
与党
の
質問
から始めましょうと言ったのは、
山本
筆頭だったのではないでしょうか。まず始めましょう、それなら、続きが当然あるわけであります。
山本明彦
60
○
山本
(明)
委員長代理
持ち時間
が終了いたしました。
佐々木憲昭
61
○佐々木(憲)
委員
理事会
で合意されていないままこれを強行することは、絶対に許せないわけであります。
山本明彦
62
○
山本
(明)
委員長代理
佐々木憲昭
君、
持ち時間
が終了いたしました。
簡潔
に願います。
佐々木憲昭
63
○佐々木(憲)
委員
しかも、今回の電子
債権
法の
審議
のために
野党
が
要求
しておりました資料についても、まだ提供されていないわけであります。
山本明彦
64
○
山本
(明)
委員長代理
佐々木憲昭
君、
持ち時間
が終了いたしました。
簡潔
に願います。
佐々木憲昭
65
○佐々木(憲)
委員
参考人
の
質疑
も終わっておりません。当然、この電子
債権
によって影響を受ける
金融機関
、あるいはその融資を受ける
中小企業
、そういう方々がどういう影響を受け、どこにメリットを感じ、どこにデメリットを感じているか、このことをはっきりとするのが当たり前じゃないでしょうか。
山本明彦
66
○
山本
(明)
委員長代理
持ち時間
が終了いたしましたので、これで
討論
を終結をいたします。
佐々木憲昭
67
○佐々木(憲)
委員
私は、こういう強引なやり方に断固抗議をするものであります。
山本明彦
68
○
山本
(明)
委員長代理
討論
を終結いたします。
採決
いたします。 本
動議
に
賛成
の
諸君
の……(発言する者あり)
佐々木憲昭
69
○佐々木(憲)
委員
ちょっと
委員長
、待ってください。まだ発言中です。まだ
討論
をやっているところですから。だめですよ、そんなやり方は。そんな強権的なやり方は、絶対に許すわけにはいきません。
山本明彦
70
○
山本
(明)
委員長代理
討論
の終結をいたします。
佐々木憲昭
71
○佐々木(憲)
委員
委員長
、まだ発言中です。
山本明彦
72
○
山本
(明)
委員長代理
討論
を終結いたします。(発言する者あり)
佐々木憲昭
73
○佐々木(憲)
委員
今、
委員長
の
不信任案
を
提出
し、私は
賛成討論
をしているわけであります。まだ終わっておりませんよ、これ。勝手にそんなものを打ち切ることは許されません。(発言する者あり)
山本明彦
74
○
山本
(明)
委員長代理
持ち時間
が終了いたしました。
佐々木憲昭
75
○佐々木(憲)
委員
こういう
委員長代理
の強引なやり方は絶対だめです。まだやっているんですから。 今、
参考人
の問題も全くやられておらない。
山本明彦
76
○
山本
(明)
委員長代理
佐々木憲昭
君、
持ち時間
が終了いたしました。
討論
を終結いたします。(発言する者あり)
佐々木憲昭
77
○佐々木(憲)
委員
そういう中で、何が
審議
の終了なんですか。
山本
委員長代理
、まだこれは
審議
が始まったばかりで、
財務金融委員会
としては、
野党
の
質問
はまだやっていないんです。これからやらなければならないわけであります。
山本明彦
78
○
山本
(明)
委員長代理
討論
を終結いたします。
佐々木憲昭
79
○佐々木(憲)
委員
これからやらなければならない段階で勝手に打ち切って、それを
採決
するなどというのは、絶対に認めるわけにはまいりません。
山本明彦
80
○
山本
(明)
委員長代理
採決
いたします。 本
動議
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。(発言する者、離席する者多し)
佐々木憲昭
81
○佐々木(憲)
委員
委員長
、だめですよ、そんなやり方は。
討論
の途中じゃないか。
山本明彦
82
○
山本
(明)
委員長代理
賛成
の
起立
を求めます。(発言する者あり)
佐々木憲昭
83
○佐々木(憲)
委員
だめだよ、そんなのは。
山本明彦
84
○
山本
(明)
委員長代理
終結を宣言しました。
佐々木憲昭
85
○佐々木(憲)
委員
だめですよ、そんなのは。まだやっていますから。
山本明彦
86
○
山本
(明)
委員長代理
終結を宣言いたしました。
佐々木憲昭
87
○佐々木(憲)
委員
そんな勝手な、
討論
を打ち切るようなやり方は、絶対に私は認めません。だめですよ、そんなのは。それは
与党
の横暴というものであります。絶対にこういうやり方は許すわけにはいかない。 まだ、
参考人
として呼んで聞かなきゃならない、そういう議論が
理事会
で始まったばかりじゃありませんか。
関係
者は、
銀行
もいれば融資を受ける側もいる、あるいは証券
関係
の業者の
関係
者もいる。当然、そういう人の意見を聞かなきゃならない、当たり前じゃないですか。
山本明彦
88
○
山本
(明)
委員長代理
佐々木憲昭
君、
討論
を終結いたします。
佐々木憲昭
89
○佐々木(憲)
委員
何でこの
討論
を終結しなきゃならぬのですか。
山本明彦
90
○
山本
(明)
委員長代理
終結いたします。
佐々木憲昭
91
○佐々木(憲)
委員
委員長解任決議
案に
賛成
する
理由
、まだまだたくさんありますよ。まだ
説明
の途中ですよ。そんなもの、勝手に打ち切るということは絶対にできません。
山本明彦
92
○
山本
(明)
委員長代理
本
動議
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。(発言する者、離席する者多し)
佐々木憲昭
93
○佐々木(憲)
委員
何ですか、その言い方は。
委員長
、だめだ、それは。
山本明彦
94
○
山本
(明)
委員長代理
起立
を求めます。(発言する者あり)
佐々木憲昭
95
○佐々木(憲)
委員
だめ、だめ、だめ。そんなのではだめですよ。まだ
討論
が終わっていないんですから。
山本明彦
96
○
山本
(明)
委員長代理
起立
、
賛成
ゼロであります。よって、本
動議
は否決されました。(発言する者あり)
委員長
の復席をお願いします。(
拍手
) 〔
山本
(明)
委員長代理
退席、
委員長
着席〕
伊藤達也
97
○
伊藤委員長
ただいま御信任をいただきまして、まことにありがとうございます。(
拍手
)(発言する者あり)
宮下一郎
君。
宮下一郎
98
○
宮下委員
動議
を
提出
いたします。 ただいま議案となっております本案に対する
質疑
は
終局
し、
討論
は省略し、直ちに
採決
されんことを望みます。
伊藤達也
99
○
伊藤委員長
宮下一郎
君の
動議
に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。(発言する者あり) 〔
賛成者起立
〕
伊藤達也
100
○
伊藤委員長
起立
多数。よって、そのように決しました。
電子記録債権法案
について
採決
いたします。 本案に
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。(発言する者あり) 〔
賛成者起立
〕
伊藤達也
101
○
伊藤委員長
起立
多数。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。(発言する者あり) ただいま議決いたしました本
法律案
に関する
委員会
報告書の作成につきまして、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、これに
賛成
の
諸君
の
起立
を求めます。(発言する者あり) 〔
賛成者起立
〕
伊藤達也
102
○
伊藤委員長
起立
多数。よって、そのように決しました。(発言する者あり)
—————————————
〔報告書は附録に掲載〕
—————————————
伊藤達也
103
○
伊藤委員長
本日は、これにて散会いたします。 午後零時九分散会