○末松
委員 大臣がおっしゃるように、そこまで
国民にチーム・マイナス六が受け入れられているんであったら、それは選挙期間中だってやってもいいじゃないですか、それはやるべきでしょう。それは
大臣の、あなたの論理でいけばですよ、いいですか。
それを、やはり選挙期間中は控えなきゃいけないと思っている、そう受け取られる、政治的中立性を害するおそれがあると受け取られるとあなたも考えているわけだ。ということは、それは当然しっかりと総合的にきちんと、選挙の直前も受け取られるおそれがある、たくさんあるということを認識しなきゃいけませんということなんですよ。
環境省のお役人さんに聞いても、いや、僕
たちはいいことしているんですからそこはもう全然問題ないじゃないですかと。そこは、こういう単純な発想をたしなめるのが
大臣の
役割じゃないですか。それは、私
たちだって与党になったら当然そこは配慮しますよ。そこを言っているんです。
ちょっと具体的に言いましょう。
今、参考資料で出ています。一枚目でございます。これは私が自分で写真を撮ったんですよ。外務
委員会でもこれは出しました。これは新宿駅近くの地下街なんですね。ここで、私もびっくりしたんですよ、急に
安倍総理の姿がばっと柱じゅう並んでいる。大手町でもやっているし、
日本五カ所で今やっているというんですね。
これは何だろうと思ったら、クールビズエグゼクティブズと書いてあるんですね。読みにくいですね、エグゼクティブズ。英語ですよ。
国民がどれだけこの
言葉を知っているかわかりませんよ。おばあちゃんとか
お子さんとかはわからない。
これを外務
委員会で
地球環境局長が説明していました、これはメーンに企業人に対して言ったんですと。だったら、企業に張ってくださいよ。ここは公衆ですよ。子供からおばあちゃん、おじいちゃんまでいる。みんながいるところでほとんど英語の、見てください、この柱に
日本語がないですよ、ただ単にばんと
安倍総理の実物大の写真が出てくるんですよ。こういうことがあるから、これは何だ、
地球温暖化防止とも一切書いていない、ただ単に英語が並んでいる、これは全く政治利用として何というんですかということにならざるを得ないでしょう。
その横を見たら側面に、ここでばっと出された、まさしくきょう、民主党がこういう形で出すべきじゃない、中止すべきだと要求したことを全部はねつけて、こういうものを載せている。
これは見る人が言っていましたよ、これだといかにも何か、
安倍総理と、このほとんどが一流企業の社長さんですね、これがみんな
安倍総理を応援しているように見えるじゃないか。こういうのが
大臣が言われる、見方が分かれる、そういうふうに受け取られる、中立性を害するおそれがあるという受け取り方になるということなんですよ。だから、そういうのはやめなさいよ、私
たちはそれを言っているだけなんです。
それを強行して、やめろと言っているのに対して、あるいはモデルをかえろと言っているのに対して強行したことに対して、私ども民主党が抗議をしているわけです。
では、これを見て、二枚目、これはこの前の六月五日の新聞、これを写真に撮ってコピーにしたものです。これが大体制作費はどのくらいかかるんだろうねと。これは単に制作するだけですよ。写真を撮って文言を書く、これは幾らぐらいするんだろうなというのに関心があったわけですね。
そこで三枚目に行きます。過去、どのような新聞広告をなされましたかということで、これが九回ですね。みんな書いてある。これは意外とシンプルですよ、単に、写真を撮って、そして
地球環境を守りましょうというメッセージが書かれてあるだけ。モデルの
総理とかあるいは
環境大臣にはギャラは払われていないという話を私は聞きましたけれども、今
南川局長もうなずいているので、そうですよね。
それで、ではこれは安いんじゃないのと思って、実は、実際に予定価格調書というのを
環境省から出させました。そして、見てみて、四番目を見たら、4の資料を見てみると「五月八日 小泉首相新聞原稿制作」、新聞の原稿の制作ですよ、これは一式で八百四十三万九千百十七円、八百五十万近くこれに使われているというんですよ、費用で。では、六月五日の小池
大臣の新聞の原稿制作で見たら、六百八十七万円使われている。こんなに高いのか、おかしいよなという話をしていて、では、この3に書いてある、この新聞全面広告出演、みんなどのくらいかかったんだというのを出させました。
そうしたら、
平成十七年四月二十八日のあの
小泉総理、何人か一緒に並んでいますけれども、これに千百四十九万円。そして、六月一日の小池
大臣、これは小池
大臣が単に写真で撮られて、そしてワーディングがあるだけですよ、これで一千十万円なんですよ。
平成十七年七月十三日、これはブレア首相と一緒に撮った、ブレア首相にもギャラは行っていないはずです、これが九百六十万円。そして今言った
小泉総理が官邸の前でただ手を広げているこの写真、これで八百四十四万円。小池
大臣は、単にこのプレートか何かを示している、これで六百八十七万円。さらに、
若林大臣、あなたが写っている、この何か
地方のお宅の前で皆さんと撮っている、これは千五百二十九万円ですよ。それから、ことしに入って一月九日、これは
安倍総理と、あとこれは奥様じゃないですね、モデルさんですよね、モデルさんを使っている、これで千四百三十三万円ですよ。
何でこんなにかかるんですか、これは。大体同じようなポスターですよ。これは
大臣に内訳を聞こうとは思わない。そこは、
大臣は直接は関与していないでしょう。あなたは被写体となっただけでしょう。
どうなんですか、
地球環境局長、これは何でこんなにかかるんですか。