○石川
委員 御質問の機会をいただきました民主党の石川知裕と申します。
まず、自己紹介からなんですが、せんだって、荒井聰衆議院
議員が辞職をしたことによりまして、繰り上がり当選を受けて、三月二十七日に初登院をしたばかりでございます。北海道の十勝という、
日本一広い町なんですが、足寄町というところの出身でございます。大先輩には鈴木宗男先生、歌手では松山千春さん、そういうところから参りました。どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。
きょうは、
環境問題について、一般的に御質問させていただきたいと思います。
最近、アル・ゴアさん、「不都合な真実」という本を出されて、また映画等でも大変話題になっております。
日本は
環境先進国を目指そうということで京都議定書を発効いたしましたが、
目標達成は大変厳しい現状だというのは、御案内のとおりでございます。
CO2の排出量の内訳を見ますと、
企業が三五%、
家庭が一三%、運輸部門が一九%。そして、排出量の伸び率、九〇年から二〇〇五年の伸び率を見ますと、
企業側は大変努力をされてマイナス三・二%、しかしながら、
家庭では三七・四%のプラスとなっております。
そこで、
家庭部門で今後どうこれを減らしていくかということで、私は
環境教育について具体的に御質問させていただきたいと思っています。もちろん、
家庭でこれを
削減するということは、大幅なライフスタイルの転換が必要なのは言うまでもないと思います。
せんだって、我が党の
環境部会の勉強会に講師の先生をお招きしたときに、
家庭の電化
製品の待機電力、これを全部やめたら北陸電力の発電量の六〇%が不要になるのではないか、また、ドイツでは原子力発電機の二基分が不要になるのではないか、こういう御
報告がございました。ただ、便利さになれてしまって、私の田舎は、ふるさと銀河線という
地元の鉄道も、去年なくなってしまいました。これは、マイカーを規制するというのは私の田舎では大変無理でありまして、また、食生活でも大変便利さになれてしまって、全
世界が地産地消であれば、
化石燃料を使ってそれぞれ行ったり来たりしなくてもいいわけでありますけれ
ども、当然、そういうことは無理であります。一人一人の個々人がどう努力していくか、
家庭がどう努力していくかということになると思うんです。
そこで、まず最初に御質問させていただきたいんですが、
地球環境問題の解決には当然、長期的な視野に立った
取り組みが必要だと思います。そこで、
国民全体に対する啓蒙活動、とりわけ児童の時期からの
環境教育、こういったものが大変大事だと思うのでありますけれ
ども、この
環境教育に対して、現在は社会や理科、総合学習などで断片的に行われているだけにすぎないと思うんですけれ
ども、現状で、どれだけ費用をかけて、またきちんと検証しているかどうか、御質問させていただきたいと思います。