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松原委員 伝聞
情報ではなくて、これは実際その写真が
日本のアサヒグラフでそう使われていた、それをアイリス・チャンが五十万部のベストセラーで、あれで南京大虐殺は世界じゅうに定着をした。その書物の一番のでかい写真として、その写真を使っている。実態は違う。
日本のアサヒグラフが一九三七年にこれから強姦される女
どもと使うはずがないし、そう使っていないんですよ。日の丸挺身隊どうのこうので一緒に野良仕事、後ろには綿を山のように積んだ荷車が写っているんですよ、アサヒグラフには。そこをカットしているんですよ、アイリス・チャンは。
そして、笑っているんですよ、女性はみんな。笑っているところを黒く塗って、これから強姦される写真だと。こんなわかりやすいインチキ写真。本当はアサヒグラフが訴えなきゃいけないんだけれ
ども、わかっていても訴えないというのはどういうことかよくわからないけれ
ども。これは大問題だ。
ただ、時間があと十分しかないので次に移りますが、だから、
向こうの、
中国の
情報戦は、極めてしかも稚拙な
情報戦であります。余り高度でもない。しかし、その高度でもないものに
日本は反論しないという、より稚拙な
外交上の戦略があるんじゃないかと大変に遺憾であります。
私は、今回も、今言った文化人の皆さん、例えば屋山
太郎さんとか櫻井よしこさんとか、すぎやまこういちさんとか、こういった方々を中心にして、実はこれには我が民主党の国
会議員も十三人ぐらい、また自民党の国
会議員は三十人ぐらい集まって、前にニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストに出そうとしたときは、個人のすぎやまさんが出してだめだった。一千万円を出します、
意見広告です、事実だけです、この写真は一九三七年のアサヒグラフ、ここをアイリス・チャンが使った、インチキで使っている写真だと明らかにするということでやったにもかかわらず、ニューヨーク・タイムズは、我が社の論調と違います、では論調は何なんだという話なんですよ、事実なんだから。といって却下された。
今度は、しからば議員も一緒になって出そうじゃないかということで今計画をしているわけであります。櫻井さんや屋山さんや今言ったすぎやまさん、その他文化人の皆さんと国
会議員、もちろん私も喜んで名前を出しておるわけでありますが、それでやろう、こういう話をしている。慰安婦問題が
アメリカでもカナダでも大変に盛んになってきている中で、私
たちはやろうと。
ここで申し上げたいことは、そのものは具体的な
内容も極めて興味深いわけでありますが、例えば、いわゆるこの慰安婦に関して、
日本軍及び
日本政府が極めてそういうふうな悪徳をやってはいけないということを書いてある記事がある。当時、朝鮮半島は
日本の領土でありました。そうはいいながら、これはもちろん朝鮮における新聞の記事であります。
この記事はどういうことかというと、悪徳業者がばっこしている。「悪徳紹介業者」まで
日本語でも読めます。「跋扈」も読める。農村婦女子を誘拐、誘惑をする。そして、
被害女性が百名を突破している。釜山の刑事が奉天にそのことを究明するために急行した。こういう記事が出ている。
つまり、この記事は何かというと、要するに本人の意思に反して強制的に、後のデータを見るとそのほとんどは
日本人ではなくて朝鮮人による婦女子狩りの女衒であったということであります。時間がないので、その数字は今は言いませんけれ
ども。それを
日本の警察が取り締まる、韓国の警察というか、警察が取り締まるという指示を出してやっている、こういうことであります。
そんな、家を家畜のように追い立ててなんということがあるはずがないことの当然これは証拠になるというか、当たり前であります。あろうはずがないわけであります。
それからもう一つは、こういったペーパーがある。これは、国立公文書館のアジア歴史資料センターにある。何かというと、書いてあるのは、慰安婦募集をするのは、これは当時は公娼制度でしたから、慰安婦はマルなんです。しかし、それに際しては国際法を遵守すること。また、婦女子売買や誘拐などは絶対やってはいかぬ。しかも、二十一歳以上かつその職業についている女性を対象にするように、さらに親族の
承認も必要だということを、当時の
日本の警察が文書で徹底しているのがここにある。
つまり、セックススレーブの慰安婦狩りなんということはあり得ないんですよ、これは、考えてみて。そういうのをやっているやつは捕まえようといって、刑事が奉天に急行したというんだから。
私は、こういう事実に関して、佐渡島さん、ちゃんと
外務省は認識し、こういったことを時々言っているかどうか、それだけ確認したい。時間がないから、簡単に。