○下地
委員 私が言いたいのは、
久間長官がトップで、
防衛施設庁長官はその部下であって、海上幕僚長も部下でありますから、私は、官庁間協力という言葉を使うと、なかなか
一般の人はわかりにくい。だから、
久間長官が五月の十一日に出された、環境現況
調査協力の実施に関する海上
自衛隊一般命令書というのを
久間長官は海上
自衛隊に出しておりますよね。僕はあれ
一つでいいんじゃないかと思うんですよ。
官庁間協力ということを言うからわかりにくくなって、いや、おれの部下がやると。しかも、
先ほど久間長官が言っているように、非常に今まで厳しい状況で来たわけですから、今、私はあそこで
民間のダイバーがやったらどうなるかわからない。それならば、日本の海上
自衛隊のダイバーは非常に有能なダイバーがいるので、それを
民間でやったら危ないけれ
ども、では、海上保安庁にやりなさいということもそれはできない。自分の
省庁で、海上保安庁でおやりになるというのは、私は
一般的に考えられることだと思うんですね。
ただ、問題は、長官、このことが県民にもわかっていないわけです。
先ほど言ったように、県議会の中でも反対があるし、きのう沖特の衆議院議員が行ったときにも、仲井真知事が、私はわかりません、非常に不愉快だと言っているところが問題だと思うんです。それは、私は、なぜ海上保安庁をつくったのかというのを
久間長官がちゃんと正面からお話をして、官庁間協力という難しい言葉じゃなくて、自分の部下に、危ないのはおまえがやれ、それが大事なんだというふうなことをやはりきちっとおっしゃる。
そして、今、
辻元さんが言っている環境
調査をやらないと、環境に影響があるかどうかはだれもわからない。そして、あそこは埋蔵文化財が出てくるから、埋蔵文化財でこれからどうなるかもわからないわけですね。これは
調査をやらないとわからないんですよ。だから、私は、そこを
調査してから次のステップがあると思うんですね。だから、私はよく思うんですけれ
ども、仲井真知事が百メートルずらすだとかずらさないとかと言うけれ
ども、私は、最終的に方法がどうなるかというのは、環境
調査が終わらないと物事は全部設計なんてできないかもしれませんよ。
しかし、今は日米合意でやったことでやると言うけれ
ども、世の中はいろいろなことがあるんです。私だって、政治的にちょろちょろしているようなところも、下地幹郎もあるわけです。世の中どうなるかわからないんですよ。
だから、そういうふうなことを考えると、今できることをやって
説明をしていくというのは僕は非常に大事なことだと思うので、
久間大臣にお願いしたいのは、正面からお話しした方がいい。そうしたら、もっと沖縄県民はわかって、そのことに関して誤解を招かないんじゃないかと思うんですけれ
ども、いかがでしょうか。