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長谷川憲正君
国民新党の
長谷川憲正でございます。
私が最終
質疑者でございますので、もう十五分お付き合いをいただきたいと思っております。
先ほど来、各
委員からいろいろな疑問点やら
懸念やら表明されております。私もそれらの疑問や
懸念を共有いたします。この法案に対しては、私、結論から先に申し上げますと賛成をいたしますが、やっぱりいろいろ考えてみると、怪しいとは申しませんが、危うい点が多々ある内容のように思えて仕方がないわけであります。
私は、そういう
意味で、あえてもう一度、皆様方が繰り返された
質問を最後に二つ、
発議者とそして
修正案の
提出者にお聞きをしたいと思うんですけれども、本来からいうと、やっぱり
政治献金というものは、そうでなくても
国民の目から見たときにはかなり怪しくかなり薄汚く見える代物なわけでございます。そういう
意味で、できるだけ透明できれいにしておくというのが
政治の信頼を確保する上で基調だというふうに思いますが、とりわけ
外国の
影響力が出るかもしれない献金ということについては、これは極めて慎重でなければいけないと、そう私は考えるわけであります。
先ほど来の御答弁を伺っておりまして、やはり、ああ、なるほどなという納得がいかないのが非常に残念でございます。しかしながら、私は賛成をさせていただこうと考えた
趣旨は、これ、議員立法でございますので、
政治家の
皆さんが
政治責任を自らしょってこれを御
提案なさっていると、その点を評価いたします。それから、さらに
衆議院の段階で
修正案が付きまして、なるほどもっともな
修正であるというふうにも思いますので、これも評価をいたします。
そういう
意味で、ざっくばらんに申し上げますと、各党の
勢力比からいいまして、ここで反対と言ってもこれ止まらないだろうという、そのことを考えますと、単に反対と言って涼しい顔をしているというよりも、
皆さん方の仲間に加えさせていただいて、一緒に悩みながら一緒にこれを
監視していこうというふうに思ったものですから、最終的には賛成をさせていただきますが、これもう、李下に冠を正さずという言葉もありますし、グレーゾーンをあえてつくるということについては、これはもう御
提案者の皆様だけでなくて、この
委員会の部屋におる
委員みんなでやはり共通の意識を持って、これから先、特に三年後の
見直しもあるということでございますので、みんなで力を合わせていいものにしていこうという努力をすべきだと思います。
そこで、もう時間もございませんので、端的に、もう一度だけお伺いをいたしますので、お答えをいただきます。
国民向けに御答弁をいただきたいと思います。
発議者にお伺いをいたします。今回の
改正に当たって、
外国勢力による
政治への介入を排除するとの従来からの考えにお変わりはございませんか。