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峰崎直樹君 私は、先ほど例出して言ったのは、これ今のデフレに近いような
状態だから、今この貸付
金利がこの程度になっているんですけれども、これは
金利が上がり始めたりいろいろし始めると、このいわゆる絶対額で二〇%とか一八とか一五とかとこう言っている数字も、実は、やがてインフレが上がり始めたら確実に問題になってくるんじゃないのかなということも併せて実は、要するに、名目上の
金利だけで見ていると非常にこれからも問題が次々と起きるんではないかなということも含めて、我々考えておかなきゃいけないんじゃないかなということを言いたかった点もあるわけであります。
いずれにせよ、これからも
金融庁におかれては、あるいは法務省もそうですけれども、本当にどのぐらいの
金利ならば今社会的に見てこれは妥当なのかということを、これは日本の所得倍率というのは十五倍というのはかつてそうだったんですけれども、今は大分変わってきていますから、そういう意味で、途上国なんかへ行くと百倍とか、アメリカなんかも結構高いですよね。そういうところにおける
金利の在り方というのとちょっとやはり違うんだろうというふうに思っております。また、経済成長によっても違ってきたりすると思いますので、また何かいい知恵があったら教えていただきたいと思います。
さて、リースの問題に移りたいと思います。
今日は
経済産業省の
山本副
大臣もお見えになっていただいて、ありがとうございます。実は、
山本副
大臣、先ほど尾立議員の質問を聞いていただいていればもうほとんど、私自身、尾立さんもよく数字を出して言っていただいたなと思っているんですが、お手元に多分、尾立議員の作られた資料は行っていないと思いますが、隣の
山本大臣、もし持っていたらお貸しいただいたら結構なんですけれども。
実は、私も本
会議における質問でもこのリースにおける料率という表現、これは料率でもって提示されるのも結構だけれども、これは実際上、実際そこにおける利率というのは料率よりもはるかに実効
金利は高くなりますよと。
これは尾立議員が作っていただいた三年リースの場合の、右側がリース料率三%、
金利は年利、利率は三%でやった場合の、二十万円を借りた金額でどのぐらいになるのかということで計算していただいた結果、
金利は三%というのは結構なんですが、料率が三%というのは、これは三年間で三十六回払いの場合には元金がずっと同じになりますから五・〇七%になりますよと。こういう、実効
金利は五・〇七になるんですよ。
それで、私もこの間本
会議で質問いたしましたけれども、リースは貸金ではないというふうにおっしゃっているんですが、実態的に見たときに、やはりこれは
金利が掛かってくるわけですよ。そうすると、この
金利が三%で、これは三年間だと約三%が五・〇七%になると。これ、基数が、回数払いが増えたり、あるいは利率がもし四%ぐらいになったりすると、簡単に一五%とか一八%とか二〇%を超える問題が出てくる
可能性があるんです。
そこで、私たちは、私ども昨日言ったし、尾立さんは先ほど
金融担当
大臣にお話しなさったと思うんですが、これは料率も書いて結構ですと、料率は三%でいいですと、ただし三年間の実効
金利は五・〇七%になりますよと、税金でも消費税を金額書いて、うち消費税は何%と書くようになっている時代ですから、実効
金利としてはこれぐらいになりますよということをこれは書く方向で
改正されたらいかがなものかというふうに、もう端的に私の質問はそういうことに尽きるわけでございますけれども、
山本副
大臣、どのようにお考えでしょうか。