○河村(た)
委員 では、水圧の方に行きますけれ
ども、結論だけ言っておかぬと、わからぬといかぬのでちょっと言っておきますよ、プラスチックボトルの話。
要するに、先ほど
大臣、
委員長にも見せたのが入っていたんです。使うと、やわらかいボトルは下から入れると水がぴゅっとはみ出てやりにくかったということで、本当はよくないけれ
どもかたいのを入れておったというところが、結局、やはり事故を起こしてしまったということです。自分で割って起こしてしまった。
ところが、それは本当のことを言えないわけですよ、今言ったように。そういう事故を起こしては、そういう自傷行為をしないように保護房に入れているんですから、自傷行為が起こるような器具があっちゃだめなんです、上の管理責任になるわけです。
だから、いろいろな要素が重なっていますけれ
ども、今回の冤罪の一つの大きな要素は、要するに、危険なものを漫然と入れ続けておった、いわゆる上の管理責任を逃れるために、現場のとんでもない犯罪をでっち上げたというのが真相でございます。これは結論だけ言っておきます。
それで、
国会にとんでもないうその
説明をして、ある
程度まで、全マスコミも一緒に、水でけがをしたと。ただ、水でけがをするためには高圧放水でないといかぬですから。水道の水で一・五メーターからかけて肛門が切れたなんてだれも信じませんよ、そんなもの。日本じゅうのふろ屋は全部操業
停止せないかぬです。だから、高圧放水ということだけを仮装して、しばらくその
説明をして、
国会が動いて、マスコミが動いて、全部世論づくりが終わったら、もうそれでさようならと。それからの
説明は加圧とか多量とか言っていません、全部
数字だけを言っております、〇・六キロ。
こういうことで、このままいって八人の
刑務官だけが犠牲になればすべてよかった、上の人はみんな助かったというのが、残酷な、残酷物語といいますかね。
だから、私は、この間最後に言いましたけれ
ども、民主党の永田さんが幹事長の息子さんのことで予算
委員会で
質問したことで、免責特権の話が出ていますけれ
ども、
関係ないですよ。あれは院外において責任を問われないということ。なぜ院外において国
会議員は責任を問われないかといったら、院内において、あなたは自分の政治的責任で、
国会の自浄機能というか、当たり前のことなんです、最高権威ですから。自分のところできちっと責任をとりなさい、だからいいですよという
意味ですね。それで、永田さんは辞職したじゃないですか、武部さんの息子さんを名誉毀損したということでですよ。
それでは、今回、八名の
刑務官が、もし死に至った理由が全然違っていたとしたら、実は殺人でも何でもなかったとしたら、責任とらぬでもいいんですか、皆さん、
法務省も。もし責任とらぬでもいいとするんだったら、そうですか、武部さんの息子のような立派な方だったら責任とるんですか。末端の
刑務官のような名もない、自分たちは末端公務員だと言っていますけれ
ども、そういう人だったら何もしなくてほったらかしでいいんですか、
国会は。そういうことになりますよ、
大臣、本当に。
大臣の部下だよ、これは言っておきますが。
いいですか、今、この八人の方、地獄の思いをされていますよ、六割給料が出ていると言っていますけれ
ども。当時もここで聞きましたけれ
ども、いわゆる普通の殺人事件でなくて、これは陵虐的な話、サディズムですから、高圧放水をしりにかけたと。だから、
子供さんが小学校の上ぐらいですけれ
ども、みんなどれだけ悲しんだか。死のうと思った人もおりますよ、
刑務官で、聞いていますけれ
ども。それに対して、もし
委員会やら
大臣が何もしないでもええというなら、許されぬことだと思いますよ。
ちなみに、私も二回暴行だと言っていますから、ちゃんと三回目に謝罪していますけれ
ども。自民党は殺人、民主党も、悪いけれ
ども、皆さんの言うことを聞いて通常な放水をやったから、十倍の放水だったわけですよ、実際やったのは。
こういうことですから、だれがということは言いませんけれ
ども、この際、やはり
国会と
法務省のきちっとした、
社会的というよりも政治的責任をとろうじゃないかということを僕は言っているんですよ。末端の人間だから虫けらのように扱うということは許されぬ。特に、
大臣、あなたの部下だよ。いいですか。
では、それで、あと放水についてですけれ
ども、樋渡さんと森山さんがこれに、今回も資料につけておきましたけれ
ども、一応報道と発言一覧をつけておきましたが、森山
法務大臣、その前に朝日
新聞が、これはいわゆる特だねだと言われております。「全裸受刑者に高圧放水」、いずれも違っております。全裸受刑者ではありません。それから、高圧放水でもありません。中日も両方書いて、その後に森山さんが、平成十五年二月十八日に、「加圧した水を多量に放水する暴行」と。それから、政府側でいきますと、ずっと下がって平成十五年二月二十一日衆議院予算
委員会、樋渡刑事局長が、「加圧した水を多量に放水する暴行」と言っています。
これはこの間言いましたけれ
ども、どうやってこれを認定されたんですか。まず
法務大臣の方。