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川内委員 川内でございます。おはようございます。
委員長、与野党の
理事の
先生方のお許しをいただきまして、発言をさせていただきます。
大臣、よろしく
お願いを申し上げます。
本日は
著作権法の
改正案がテーマでございますが、その前に、昨日衆議院を通過いたしました貸金業の規制法の
改正案に関して、これは
文部科学省にかかわる問題がございますので、
文部科学大臣に話を聞いていただいて、御所見を承りたいというふうに
思います。
それはどういうことかと申しますと、高校家庭科の授業の消費者
教育で、消費者金融大手六社が組織する消費者金融
連絡会、今は一社抜けて五社になっておりますが、当時は六社、消費者金融大手六社が企画、発注をした十六分のビデオを高校家庭科の教材として
文部科学省が
文部科学省選定のお墨つきを与え、消費者金融の宣伝と言っていいんでしょうか、に手をかし、今
政府は多重債務者対策本部を設置して、
政府を挙げて多重債務者問題に立ち向かうというときに、このビデオを
文部科学省選定ビデオとしておくのは甚だ不適当ではないかということを、私は一昨日の財務金融
委員会で金融担当
大臣に申し上げて、金融担当
大臣は、
関係各所と協議をし、
対応を考えたいという御
答弁をいただきました。
それから間一日入りまして、きょうになっているわけでございますが、私は、財務金融
委員会で
文部科学省の事務方の方にお伺いをしたら、消費者金融
連絡会が企画、発注をしたということを知らなかったというふうにおっしゃられました。企画、発注をしたことを知らなかった、したがって選定をしてしまったと。しかし、
指摘をされた時点で初めて知ったんだ、消費者金融の会社から企画、発注されたということを初めて知ったというふうにおっしゃいました。
消費者金融の会社が、これは今はまだ規制の対象である業界団体ですからね、消費者金融
連絡会というのは。貸金業規制法で規制されている業界の団体が企画、発注をしたビデオでございますが、私も、ビデオの
内容、十六分見ましたけれども、物を買うのに
三つの選択肢がありますというんです、このビデオの中で。一つ、お金をためる、二つ、消費者金融からお金を借りる、三、あきらめると、
三つしか選択肢がない、
三つ選択肢があるという。ほかにもいっぱい選択肢はありますよね、人生の中には。明らかに消費者金融の利用を勧める。さらには、契約を守れ。契約を守らないと人間として信用されなくなりますと。御丁寧に外人を出してきて、いや、お金を返すと次借りるときにいっぱい借りられるからねとか言わせるわけですよ。
これは私は大問題なビデオだというふうに
思いますが、
文部科学省選定ビデオというものをこの消費者金融が発注、企画したものに関しては見直すということの、間一日おいて御検討の結果をちょっと教えていただきたいというふうに
思います。