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柴田政府参考人 お答え申し上げます。
青少年育成施策大綱の進捗
状況をどういうふうにフォローしているのかということでございますが、まず、今
先生がおっしゃいましたように、進捗
状況については、毎年度
青少年白書というのをお示ししまして、国民の皆様方にどこまでどういうことをやっているんだということをお示しするというのがまず一番目でございます。それから、ことしの五月でございますけれ
ども、
青少年育成施策大綱をつくってから二年余り経過したことも踏まえまして、これまでの進捗
状況と、それから
大綱の期間後半に向けた
課題というのを明らかにするということでフォローアップを実施したところです。
したがいまして、先ほど責任はどうなんだという御
質問がございましたけれ
ども、各事業の実施はそれぞれの役所で行いますけれ
ども、この
育成施策大綱、これは総合的に進めるという意味でこういう
大綱をつくっているわけですが、これの進行を点検するというのは我々
内閣府で行っているところでございます。
それで、まず五月にそういうフォローアップをしたということと、それから、このころは
子供をめぐる
状況というのは大変いろいろ問題がございました。
子供が
事件に巻き込まれる、あるいは
子供が犯罪を起こすというようなことで大変な問題があったわけでございまして、そのフォローアップのすぐ後でございますけれ
ども、六月には、
大綱とも密接に関連するものとして子
ども安全・安心加速化プランと、それから、これは
少子化対策もかかわるわけでございますので、新しい
少子化対策、こういうものが取りまとめられました。
取りまとめられたこういうプランにおきましては、例えば、子育て支援ということ、それから、新たに、さらに強くということですが、
子供の安全、安心
確保という観点も踏まえまして、
子供の放課後対策を
文部科学省と厚生労働省ともっと
連携してやろうということで、放課後子
どもプランを来年度から始めたいということで、今これは概算要求で要求しておりますから今後の調整になりますけれ
ども、全
中学校区で実施をしたい、そういうことを目指して今取り組んでいる。例えば具体的な例を挙げると、
一つはそんなことが言えると思います。
また、若い人
たちの雇用というのも大きく問題になっておりますけれ
ども、いろいろなところにばらばらに行って
相談しているんじゃ、いつまでたってもらちが明かないということもありますから、
若者雇用のためのワンストップサービスというものをやはり広げていかなきゃいけないだろうということで、ジョブカフェという名前をつけておりますけれ
ども、そういう事業を始めるとか、あるいは、これも
連携の
一つの例でございますけれ
ども、少年非行の場合には、やはり、非行の予防であっても、それから非行をした
子供さんに対する
対応であっても、一人の
子供に対して、行政はそれぞれ縦割りになっておりますけれ
ども、
関係行政機関ができるだけ一体となって、その子の一番いい処遇といいますか、そういうものを探さなければいけないだろうということで、まず、ことしは、そういう先進的な取り組み事例を
調査しまして、そういう
報告をまとめ、各
都道府県にお示ししました、そういうのを参考にしてくれということですが。
また、次の段階としては、
市町村ごとに、街頭補導とか少年
相談とか、そういう実績があります少年補導センターというのがありますから、ここを核に、先ほど申し上げました
関係機関が
連携して一人の
子供さんの処遇に当たるというような事業も実現できたらなということで、今努力をしているところでございます。
以上でございます。