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前田委員 若年定年制でありますけれ
ども、もともとが、制服の
隊員の
皆さんの隊の精強さを保つためということでつくられておるわけであります。当然体力がもたないということで早くに退職される、それに即した
制度であったと
思いますけれ
ども、これがどうも、事務職の再就職のフォローに利用されたのではないか、それが官製
談合を生んだのではないかというふうに私は
考えます。そうじゃないと言われるかもしれぬですけれ
ども、官製
談合の元凶がここにあったんではないかというふうに私は
思います。
きょうは、今資料でお配りしました資料一、これは、五十年代半ばから官製
談合が行われてきた、特に技術
審議官、建設部長、建設企画課長、半ばからというので、私が要求したのは半ばのちょっと後ろの五十七年から要求しましたけれ
ども、この氏名の一覧があります。どこへ再就職されたかという表を出してもらいました。こうした
皆さん、さきに出されました調査
委員会による六月十五日の報告書の中にも書いてありますように、こうした技術
審議官等、この三役のことを技術
審議官等と言われると書いてありますけれ
ども、等の間で代々引き継がれてきていたというものであります。
これは建設総額で大体毎年二千億円前後。では、
談合が行われなかったら、
一般競争入札だったらどのぐらいの率になるのかというと、長野県のケース等もありますけれ
ども、七五パーぐらいになったとか、予定価格の八〇%程度としましても、資料二を見ていただくとわかりますように、これは本年度に入って、前回、私が会計検査院の検査報告で挙げさせていただきました
談合事案、三月二十日でありました、それ以降を見ても、九九%を超えるものとか九五%を超えるものとかがあるわけですよ。
私は、そうすると、一五%以上は確実に
税金が無駄遣いされているのではないかというふうに
思います。二千億円掛ける一五パー、そうすると、毎年三百億円国民の
皆さんが損をしている、余分に
税金を取られている。この資料三にありますように、一人頭大体
OBの年収の七十倍、八十倍の
仕事を配分していた、割り振っていたわけでありますので、例えば一千万円だったら八億円ですよ。そうした額が、官製
談合していた
OBのために
税金を無駄遣いされている。こうした無駄遣いがあったら、よっぽど汗を流している
隊員の
皆さんの
給与に反映させた方がいいですよ。
北原長官、いかがですか。特に三月二十日以降こんなに、九九パーとか、九〇%を超える落札率の方が非常に多いじゃありませんか。これは
談合じゃないかどうか調査されましたか。
〔
寺田(稔)
委員長代理退席、
委員長着席〕