○笹木
委員 いや、それは無理な解釈でしょう。その
説明を受けていますかと聞かれた二月六日で、そのときには報告を受けていませんと答えているんですよ。それで、二月二十二日の予算
委員会になったら、今度は
答弁のトーンが変わって、ないと信じているというような表現に変わっているわけですよ。
さらに、今度、それが午後になったら、それについては、今捜査の進んでいることでもあり、捜査の妨害になっちゃいけないからコメントしない、お答えしない、午後からはそうなっているわけですよ。
これは、普通に議事録、予算
委員会の議事録も何度も読みました。この記者会見も、何かちょっと余談になりますが、前田
委員が何度も何度も、いろいろなことで請求した資料で、何が出てくるのかと思ったら、予算
委員会の議事録とこの記者会見。これはインターネットで手に入りますし、予算
委員会の議事録は、私もあのとき予算
委員でした、次の日に速記録が来ています。それを、わざわざコピーをいただかなくても、そんな資料はだれも
要求していません。それをいただいているんですが、きょう改めて、せっかくだから、せっかくコピーしていただいたのを改めて読みました。同じです。
要は、トーンが変わっているんですよ。普通に、自然に読めば、二月六日から二十二日の間に報告を受けたのかなとやはり思ってしまうわけです。ですから、御本人がちゃんと
説明されるべきでしょう。しかも環境は、
施設庁の中で組織的な証拠隠滅がされてきたわけでしょう。そんな環境の中でのこの二月六日と二月二十二日の発言があったわけです。
捜査妨害になる、だから発言できない、これもわかりません。そういう方がいることが捜査妨害になるのであって、しかも裁判に影響があるかといえば、既に報道されているわけですから、検察も知っております。裁判に影響もない。何で言えないんだ。表現の仕方はあるでしょう。可能性がある、そんなことをちょっと耳にした、さらに今詳細に調べている、いろいろなお答えの仕方はあると思います。しかし、一切言わずに、報告を受けていないとお答えになっているわけですよ。
これは、
北原長官が報告をしていないか、そして、
委員会を立ち上げて、一方でやはり隠そうとしておられるのか、非常に無礼な質問になりますが、その可能性か、額賀
長官がとぼけていた、自然にそう解釈する方が圧倒的に多いと思います。ですから、しつこくこのことをほかの
委員も質問しているし、私も、整理して考えても、どう考えてもそうだと思います。ですから、
久間長官がここで御苦労なさって、何か本人の心理になってお答えになること自体が無理があるわけなんですよね。
やはりこれは大きい問題です。組織的な隠ぺいが
施設庁で行われた、そしてまたこの時点でもされていたのかもしれない、そういう疑惑がわいているわけですから、これは御本人に参考人として、何も一日じゅうなんて言いません、そのことを質疑をする方、ずっと調べてきた、私よりもずっと詳しい
委員がいます。その方の質問のときにお答えいただければ結構なんです。そのことを何度もお話をしていますし、きょうも、かわりに
久間長官が答えるから、
北原長官が答えるから、そう言われていますが、今、返答の
答弁を聞いても、ほとんど、恐らく一般の方は納得できません。ですから、ちゃんと御本人にお答えをいただきたいと言っているわけです。
このことを
理事会で再度協議していただくということで、私の方から提案させていただきますので、協議をしていただきたいと思います。