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国務大臣(
麻生太郎君) これは、丁寧に答弁をした方がよろしいのか、短く答弁をした方がよろしいのかによって大分
説明の仕方が……(発言する者あり)長く、あっ、そう。長くということでございますんで、それでは。
今四つほど伺いましたんで、まず中国の話だと思いますが、あの中国の
経済発展に関しましては、これは脅威ではなく好機であると記者クラブで正式に発表しておりますんで、そこの点はアジアの戦略演説においてそのように
説明をいたしておりますんで、その
部分はまず普通の人は聞いておられませんので、そこに関連をして出てきたところだと思っております。
軍事力の面につきましては、近代化の面やら、また増大を続けております国防費、仮に、よく言われます、四兆円とよく額が言われますけれども、四兆円をまあ年率一〇%で十七年間続けますと二十兆円になりますんで、今年は一四・七%まで行っておりましたんで更に大きなものになりますんで、そういったものの内容をやっぱり透明性を持たせないと、非常な勢いで脅威の観念が周辺国にも増大していくのではないかと申し上げたところで、その一
部分だけ取られて脅威という話になったというのが経緯だと思っております。
それから、天皇陛下の話のことも思って言いましたけれども、私としては、天皇陛下のことを思って亡くなられた方々にとりまして、祭られている側の気持ちから想像をいたしますと、私どもとしては天皇陛下の参拝があってほしいと望んでおられるであろうと。そして、私としては、今このような
状況で今上陛下にしゃにむに参拝をということを申し上げていることではないんであって、少なくとも隣国からとか、またいろいろな形でごちゃごちゃ言われるような話ではなく……(発言する者あり)ごちゃごちゃ言われておるわけですから、国内からも。ですから、私はそのとおりだと思っておりますよ。
私どもとしては、こういったことに関しましては、少なくともいろんな形で国のために尊い命を投げ出した人たちに対して国家が最高の栄誉をもって祭るということを禁じている国などありません。したがって、そういった形でわだかまりなく祭れるような
状況にするべきのが
政治の責務として、天皇陛下の参拝があるように、含めてという問題提起をしたと申し上げております。
三つ目につきましては、教育
水準の話だと思いますが、これはその場におられた、中国人の方々がおられましたので、その方々も聞いておられたかと思いますんで、中国本土の方々ですが。これは台湾の偉い方々から聞いた話ですが、いわゆる日本の統治が始まったときには、少なくともこの地域においていわゆる義務教育というのはありませんでしたので、義務教育を普及させるということに全統治
予算の約四五%だか八%だかを使ったという記録も残っておりました、あるそうで、日本は
先生を七人、外国、当時の外国帰りの
先生を七人送って全員殺されておる、全部お祭りはしてあるけれども。そういった努力をして、続けてもらったおかげで今日の台湾があり、名古屋大学、大阪大学をつくる前に台湾大学を先につくってもらったんだと。
そういった例を引いて、感謝をしておるという話を、こういう例もあると申し上げたら、その分だけで、一部だけ取られて、日本のおかげでおまえらの教育
水準は上がったじゃないかと。統治は正当化するような話になっておると。前後の脈絡が全然違うと思いますんで、当然のこととして私の方としては反論をさせてはいただいておりますけれども。
以上でありまして、長々時間をいただきましてありがとうございました。