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2006-01-25 第164回国会 参議院 予算委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十八年一月二十五日(水曜日) 午後五時二十分開会 ─────────────
委員氏名
委員長
小野
清子
君 理 事
池口
修次
君 理 事
小林
正夫
君 理 事
平野
達男
君
秋元
司君
浅野
勝人
君
市川
一朗
君
岩井
國臣
君
岩永
浩美
君 大仁田 厚君
大野つや子
君
岡田
直樹
君
木村
仁君 岸
宏一
君
小泉
顕雄
君
佐藤
昭郎
君
関口
昌一
君
田村耕太郎
君
伊達
忠一
君
谷川
秀善
君 常田
享詳君
鶴保
庸介
君
南野知惠子
君
藤井
基之
君
山本
一太
君
浅尾慶一郎
君
犬塚
直史
君
小川
敏夫
君
木俣
佳丈君
喜納
昌吉
君
櫻井
充君 主濱 了君 辻
泰弘
君
内藤
正光君
前田
武志
君
山根
隆治
君 蓮
舫君
若林
秀樹
君
加藤
修一
君 澤
雄二
君
山口那津男
君
渡辺
孝男
君 紙
智子
君
大門実紀史
君
福島みずほ
君 ─────────────
委員
の
異動
一月二十四日
辞任
補欠選任
小川
敏夫
君
ツルネン
マルテイ
君 一月二十五日
辞任
補欠選任
池口
修次
君
黒岩
宇洋君
木俣
佳丈君
下田
敦子
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
小野
清子
君 理 事
市川
一朗
君
木村
仁君
小泉
顕雄
君
鶴保
庸介
君
藤井
基之
君
小林
正夫
君 辻
泰弘
君
平野
達男
君
加藤
修一
君 委 員
秋元
司君
浅野
勝人
君
岩井
國臣
君
岩永
浩美
君
大野つや子
君
岡田
直樹
君 岸
宏一
君
佐藤
昭郎
君
関口
昌一
君
伊達
忠一
君
谷川
秀善
君
南野知惠子
君
山本
一太
君
浅尾慶一郎
君
犬塚
直史
君
喜納
昌吉
君
黒岩
宇洋君
櫻井
充君
下田
敦子
君 主濱 了君
ツルネン
マルテイ
君
内藤
正光君
前田
武志
君
山根
隆治
君 蓮
舫君
若林
秀樹
君 澤
雄二
君
山口那津男
君
渡辺
孝男
君 紙
智子
君
大門実紀史
君
福島みずほ
君
国務大臣
内閣総理大臣
小泉純一郎
君
総務大臣
竹中 平蔵君 法務
大臣
杉浦 正健君
外務大臣
麻生
太郎
君
財務大臣
谷垣
禎一
君
文部科学大臣
小坂 憲次君
厚生労働大臣
川崎 二郎君
農林水産大臣
中川 昭一君
経済産業大臣
二階 俊博君
国土交通大臣
北側 一雄君
環境大臣
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
沖縄及
び北方対策
))
小池百合子
君
国務大臣
(
内閣官房長官
) 安倍 晋三君
国務大臣
(
国家公安委員
会委員長
) (
内閣
府
特命担
当
大臣
(
防災
) ) 沓掛 哲男君
国務大臣
(
防衛庁長官
)
額賀福志郎
君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
金融
、
経済財政政策
) ) 与謝野 馨君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
規制改
革)) 中馬 弘毅君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
科学技
術政策
、
食品安
全)) 松田 岩夫君
国務大臣
(
内閣
府
特命担
当
大臣
(
少子化
・
男女共同参画
)) 猪口 邦子君
内閣官房
副
長官
内閣官房
副
長官
鈴木 政二君 副
大臣
内閣
府副
大臣
櫻田 義孝君
財務
副
大臣
赤羽 一嘉君
政府特別補佐人
内閣法制局長官
阪田
雅裕
君
事務局側
常任委員会専門
員 村松 帝君 ───────────── 本日の
会議
に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
国政調査
に関する件 ○
平成
十八年度
一般会計予算
(
内閣送付
、
予備審
査) ○
平成
十八年度
特別会計予算
(
内閣送付
、
予備審
査) ○
平成
十八年度
政府関係機関予算
(
内閣送付
、予 備審査) ○
平成
十七年度
一般会計補正予算
(第1号)(内 閣送付、
予備審査
) ○
平成
十七年度
特別会計補正予算
(特第1号)(
内閣送付
、
予備審査
) ○
平成
十七年度
政府関係機関補正予算
(機第1号 )(
内閣送付
、
予備審査
) ○
委員派遣承認要求
に関する件 ─────────────
小野清子
1
○
委員長
(
小野清子
君) ただいまから
予算委員会
を開会いたします。 まず、
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が七名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小野清子
2
○
委員長
(
小野清子
君) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
市川一朗
君、
木村仁
君、
鶴保庸介
君、
藤井基之
君、
小泉顕雄
君、
辻泰弘
君及び
加藤修一
君を指名いたします。 ─────────────
小野清子
3
○
委員長
(
小野清子
君) 次に、
国政調査
に関する件についてお諮りいたします。 本
委員会
は、
今期国会
におきましても、
予算
の
執行状況
に関する
調査
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小野清子
4
○
委員長
(
小野清子
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
小野清子
5
○
委員長
(
小野清子
君)
平成
十八年度
一般会計予算
、
平成
十八年度
特別会計予算
、
平成
十八年度
政府関係機関予算
、
平成
十七年度
一般会計補正予算
(第1号)、
平成
十七年度
特別会計補正予算
(特第1号)、
平成
十七年度
政府関係機関補正予算
(機第1号)、以上六案を一括して議題といたします。
政府
から
趣旨説明
を聴取いたします。
財務大臣谷垣禎一
君。
谷垣禎一
6
○
国務大臣
(
谷垣禎一
君)
平成
十八年度
予算
及び
平成
十七年度
補正予算
(第1号、特第1号及び機第1号)の大要につきましては、既に本
会議
において申し述べたところでありますが、
予算委員会
での御
審議
をお願いするに当たり、その
概要
を御説明申し上げます。
最初
に、
平成
十八年度
予算
について申し上げます。
平成
十八年度
予算編成
に当たっては、
新規国債発行額
について三十兆円にできるだけ近づけるとともに、
一般歳出
の
水準
について前年度よりも減額するとの
方針
の下、取り組み、
医療制度改革
、国と
地方
の
三位一体
の
改革
、
公務員
総
人件費改革
など、
内閣
として取り組んできた様々な
改革
の成果を反映いたしました。また、
歳出全般
を厳しく
見直し
、
一般歳出
について
社会保障
と
科学技術振興
の
分野
を除き前年度より減額するなど、
予算配分
の
重点化
を図りました。
公務員
の
人件費
については、昨年十二月の
行政改革
の
重要方針
における総
人件費改革
の
実行計画
を踏まえ、
行政機関
について千四百五十五人の
純減
を図るなど定員の大幅な
純減
と
給与構造改革
の
実施等
を通じ、
改革
の着実な
実行
を図っております。 まず、
一般会計
の
歳出面
については、
一般歳出
の
規模
は前年度を下回り、四十六兆三千六百六十億円、
一般会計
全体の
予算規模
は七十九兆六千八百六十億円となっております。 次に、
歳出
の主要な
経費
につきまして順次御説明いたします。
社会保障関係費
については、
少子化対策等
の
推進
を図る一方、
社会保障制度
を将来にわたり持続可能で安定的、効率的なものとしていく
観点
から、
医療保険
につき、
高齢者
の
自己負担
の
見直し等
の
制度改革
を行うとともに、
診療報酬
を全体で三・一六%引き下げる等の取組を行うこととし、二十兆五千七百三十九億円を計上しております。 文教及び
科学振興費
については、
義務教育
における質の
向上
に向けた
構造改革
、子供の安全、
安心
の
確保
、
科学技術分野
における選択と集中の一層の
推進
を図っており、五兆二千六百七十一億円を計上しております。
恩給関係費
については、九千九百八十九億円を計上しております。
防衛関係費
については、抑制を図る中で、
弾道ミサイル等
の新たな脅威への
対応等
に
重点化
を図りつつ、効率的で節度ある
防衛力整備
を行うこととし、四兆八千百三十九億円を計上しております。
公共事業関係費
については、全体として抑制しつつ、
防災
、
減災
による安全の
確保
や
我が国
の
競争力
の
向上
に直結する
投資等
への
重点化
を行うこととし、七兆二千十五億円を計上しております。
経済協力費
については、国際的な
テロ対策支援
や人間の
安全保障
の
推進等
へ
重点化
を図るとともに、より効率的な
執行
に努めることとし、七千二百十八億円を計上しております。
中小企業対策費
については、
地方
にできることは
地方
に移譲しつつ、国の
産業競争力強化
に資する
基盤技術開発等
への
重点化
を行うこととし、千六百十六億円を計上しております。
エネルギー対策費
については、
事務事業
の
見直し
を行いつつ、
安定供給確保
のための施策や地球温暖化問題への
対応等
を着実に進めることとし、四千七百九億円を計上しております。
農林水産関係予算
については、
農業構造改革
の
加速化
や食の安全、
安心
の
確保等
に向けた
重点化
を行うこととし、
公共事業関係費
のうちの
農林水産関係部分
を含め、全体で二兆八千三百十億円を計上しております。
国債費
については、十八兆七千六百十六億円を計上しております。
三位一体
の
改革
については、昨年十一月に
政府
・
与党合意
が取りまとめられ、四兆円を上回る
補助金改革
を達成し、三兆円
規模
の
税源移譲
を行うこととしております。さらに、
地方交付税
については、
地方歳出
の徹底した
見直し
を通じ、
地方
に
配分
される
総額
を約一兆円抑制しつつ、
地方税
も含む
地方一般財源総額
については、
地方団体
が安定的な
財政運営
を行えるよう、前年度を上回る額を
確保
しております。 この結果、
一般会計
からの
地方交付税交付金
を十三兆七千四百二十五億円計上し、
地方団体
に交付する
地方交付税交付金
としては十五兆九千七十三億円を
確保
しております。 また、
地方特例交付金
は八千百六十億円を計上しております。 次に、
一般会計
の
歳入面
について申し述べます。
租税等
の
収入
については、
税制改正
を織り込み、四十五兆八千七百八十億円を見込んでおります。 また、その他
収入
については、三兆八千三百五十億円を見込んでおります。
公債発行予定額
は二十九兆九千七百三十億円となっております。
特例公債
の
発行
については、別途、
平成
十八年度における
財政運営
のための
公債
の
発行
の
特例等
に関する
法律案
を提出し、
国会
での御
審議
をお願いいたしております。 次に、
特別会計
につきましては、
我が国
の厳しい
財政状況
の下、その在り方につき、従来から各方面より様々な指摘や批判が見られたところであります。このため、全
特別会計
を
対象
として、各々の
設置趣旨
にまでさかのぼるなどした上で、
財政健全化
への
貢献等
を念頭に徹底した
見直し
を行い、その結果を
行政改革
の
重要方針
に盛り込んだところであります。この
重要方針
においては、
合計
約二十兆円程度の
財政健全化
への
貢献
を目指すこと、
一覧性
を持った形で国の
財務状況
を説明し十分な
説明責任
を果たすことなどの
具体的方針
を示し、今後五年を目途に、
特別会計自体
の統廃合も含め踏み込んだ
改革
を行うこととしております。 以上の
見直し
を受け、
平成
十八年度
予算
においては、
特殊法人等
への
財政支出
を千九百九十九億円削減するなど徹底した
歳出削減
を図るとともに、
合計
約十三兆八千億円の
剰余金
、
積立金
を
財政健全化
のため活用しております。このうち、
財政融資資金特別会計
の
積立金
については、
政府資産
・
債務改革
の
観点
も踏まえ、十二兆円を
国債整理基金特別会計
に繰り入れ、
国債残高
の圧縮に充てることといたしました。この措置は、将来の
国債費
の
負担
を軽減するとともに、いわゆる
国債
の
平成
二十年度問題の解決にも寄与するものと考えております。 また、
政府関係機関
の
予算
につきましても、
資金
の重点的、効率的な
配分
に努め、
事業
の適切な
運営
を図ることとしております。
平成
十八年度
財政投融資計画
については、
財投改革
の総点検のフォローアップを行い、各
事業
の
財務
の
健全性
を確認した上で、
対象事業
の
重点化
、
効率化
を進めた結果、その
規模
は十五兆四十六億円となっております。これは、ピーク時である
平成
八年度の四割を切る
水準
であります。 以上、
平成
十八年度
予算
の
概要
を御説明申し上げました。 続いて、
平成
十七年度
補正予算
(第1号、特第1号及び機第1号)について申し上げます。
最初
に、
一般会計予算
の
補正
について申し上げます。 まず、
歳出面
においては、やむを得ざる
追加財政需要
への
対応
として、
災害対策費
、
義務的経費
の
追加
及び
アスベスト対策関連経費等
を計上するとともに、
国債整理基金特別会計
への繰入れ及び
地方交付税交付金等
を計上する一方、
既定経費
の
節減等
を行っております。 他方、
歳入面
においては、
租税等
の
収入
及びその他
収入
の増加を見込むとともに、前年度の決算上の
剰余金
を計上しており、また、
国債
の
発行予定額
を減額しております。 これらの結果、
平成
十七年度
補正
後
予算
の
総額
は、当初
予算
に対し
歳出歳入
とも四兆五千二百十九億円増加し、八十六兆七千四十八億円となっております。
特別会計
については、
国債整理基金特別会計
、
道路整備特別会計
など二十
特別会計
につき、
所要
の
補正
を行うこととしております。
政府関係機関
については、
中小企業金融公庫
につき、
所要
の
補正
を行うこととしております。 以上、
平成
十七年度
補正予算
につきまして、その内容を御説明いたしました。何とぞ御
審議
の上、速やかに御賛同いただきますようお願い申し上げます。 なお、本日、本
委員会
に「
平成
十八年度
予算
の後
年度歳出
・
歳入
への
影響試算
」及びこれに関連する「
国債整理基金
の
資金繰り状況等
についての
仮定計算
」を提出いたしました。よろしくお目通しのほど、お願いいたします。 以上でございます。
小野清子
7
○
委員長
(
小野清子
君) 以上で
平成
十八年度総
予算
三案及び
平成
十七年度
補正予算
三案の
趣旨説明
は終了いたしました。 なお、総
予算
に関する副
大臣
の
補足説明
は省略し、これを本日の
会議録
の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小野清子
8
○
委員長
(
小野清子
君) 御
異議
ないと認め、さよう取り計らいます。 ─────────────
小野清子
9
○
委員長
(
小野清子
君)
委員派遣承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
平成
十八年度総
予算
三
案審査
のため、
委員派遣
を行いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小野清子
10
○
委員長
(
小野清子
君) 御
異議
ないと認めます。 つきましては、
派遣委員
、
派遣地
、
派遣期間等
の決定は、これを
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
小野清子
11
○
委員長
(
小野清子
君) 御
異議
ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後五時三十二分散会