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2006-04-07 第164回国会 参議院 本会議 第13号
公式Web版
会議録情報
0
平成
十八年四月七日(金曜日) 午前十時一分
開議
━━━━━━━━━━━━━
○
議事日程
第十三号
平成
十八年四月七日 午前十時
開議
第一
所得
及び
譲渡収益
に対する
租税
に関する 二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本
国とグレートブリテン及び
北アイルランド連
合王国
との間の
条約
の
締結
について
承認
を求 めるの件 第二
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本国政府
とイン ド
共和国政府
との間の
条約
を改正する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件 第三 刑法及び
刑事訴訟法
の一部を改正する法
律案
(
内閣提出
) 第四
海上物流
の
基盤強化
のための
港湾法等
の 一部を改正する
法律案
(
内閣提出
) 第五
意匠法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣
提出
)
━━━━━━━━━━━━━
○本日の
会議
に付した案件 一、
国家公務員等
の
任命
に関する件 一、
中小企業
の
ものづくり基盤技術
の
高度化
に 関する
法律案
(
趣旨説明
) 以下
議事日程
のとおり ─────・─────
扇千景
1
○
議長
(
扇千景
君) これより
会議
を開きます。 この際、
国家公務員等
の
任命
に関する件についてお諮りいたします。
内閣
から、
人事官
に
原恒雄
君を、
食品安全委員会委員
に
寺田雅昭
君、
小泉直子
君、
長尾拓
君、
見上彪
君、
畑江敬子
君、
野村一正
君及び
本間清一
君を、
預金保険機構理事長
に
永田俊一
君を、同
理事
に
長島裕
君を、
公害等調整委員会委員
に
辻通明
君及び
磯部力
君を、
日本銀行政策委員会審議委員
に
野田忠男
君を、
労働保険審査会委員
に
伊藤博
元君を、
運輸審議会委員
に
大屋則之
君及び
榊誠
君を、 また、
航空
・
鉄道事故調査委員会委員
に
豊岡昇
君を
任命
することについて、本院の同意を求めてまいりました。 これより
採決
をいたします。 まず、
人事官
の
任命
について
採決
をいたします。
内閣
申出のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
2
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
3
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十五
賛成
二百十六
反対
九 よって、同意することに決しました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
扇千景
4
○
議長
(
扇千景
君) 次に、
食品安全委員会委員
のうち
寺田雅昭
君の
任命
について
採決
をいたします。
内閣
申出のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
5
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
6
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十五
賛成
百二十四
反対
百一 よって、同意することに決しました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
扇千景
7
○
議長
(
扇千景
君) 次に、
食品安全委員会委員
のうち
小泉直子
君、
長尾拓
君、
見上彪
君、
畑江敬子
君、
野村一正
君及び
本間清一
君、
運輸審議会委員
のうち
大屋則之
君並びに
航空
・
鉄道事故調査委員会委員
の
任命
について
採決
をいたします。
内閣
申出のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
8
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
9
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十八
賛成
百四十三
反対
八十五 よって、同意することに決しました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
扇千景
10
○
議長
(
扇千景
君) 次に、
預金保険機構理事長
の
任命
について
採決
をいたします。
内閣
申出のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
11
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
12
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十七
賛成
二百十一
反対
十六 よって、同意することに決しました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
扇千景
13
○
議長
(
扇千景
君) 次に、
預金保険機構理事
、
公害等調整委員会委員
のうち
磯部力
君、
日本銀行政策委員会審議委員
及び
労働保険審査会委員
の
任命
について
採決
をいたします。
内閣
申出のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
14
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
15
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十八
賛成
二百二十八
反対
〇 よって、
全会一致
をもって同意することに決しました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
扇千景
16
○
議長
(
扇千景
君) 次に、
公害等調整委員会委員
のうち
辻通明
君の
任命
について
採決
をいたします。
内閣
申出のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
17
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
18
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十八
賛成
二百二十二
反対
六 よって、同意することに決しました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
扇千景
19
○
議長
(
扇千景
君) 次に、
運輸審議会委員
のうち
榊誠
君の
任命
について
採決
をいたします。
内閣
申出のとおり同意することの
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
20
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
21
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十八
賛成
百三十七
反対
九十一 よって、同意することに決しました。 ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
扇千景
22
○
議長
(
扇千景
君) この際、
日程
に追加して、
中小企業
の
ものづくり基盤技術
の
高度化
に関する
法律案
について、
提出者
の
趣旨説明
を求めたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
扇千景
23
○
議長
(
扇千景
君) 御
異議
ないと認めます。二階
経済産業大臣
。 〔
国務大臣
二階
俊博
君
登壇
、
拍手
〕
二階俊博
24
○
国務大臣
(二階
俊博
君)
中小企業
の
ものづくり基盤技術
の
高度化
に関する
法律案
につきまして、その
趣旨
を御説明申し上げます。
我が国
が得意とするものつくりの
競争力
の
源泉
は、
鋳造
、
プレス加工
、
メッキ等
のものつくりの
基盤
となる
技術
について、極めて高度な
技術力
を持った
中小企業
が
存在
することであります。これらの
技術力
を有する
中小企業
が
消費者
の
ニーズ
をとらえた大
企業等
と密接に
連携協力
して
製品開発
や
生産
を行っていることが、今日の
我が国産業
の
発展
の
源泉
でもあります。 しかし、近年、
国際競争
が激しくなったこと等に伴い、従来の固定的な
系列取引
が大きく変化し、ものつくり
中小企業
において、
製品開発等
における大
企業
との
連携協力
の
関係
が弱まり、目指すべき
技術開発
の
方向性
を見定めることが困難となりつつあります。このことが
中小企業
の
経営課題
となっています。こうした中で、今後とも
我が国経済
が健全に
成長発展
を続けるためには、
中小企業
のものつくり
基盤技術
の
高度化
に向けた
取組
を強力に
支援
し、
我が国経済
の強みであるものつくりの
国際競争力
の徹底的な
強化
と新たな
事業
の創出を図ることが喫緊の
課題
であります。 同時に、このような
我が国
の特色を生かしたものつくりの
基盤
の
強化
は、
アジア諸国等
との適切な
国際分業体制
を実現し、
我が国
にふさわしい
国際貢献
の道を開くことにもつながるものと
考え
ております。 次に、本
法律案
の要旨を御説明申し上げます。 第一に、
特定
のものつくり
基盤技術
を指定し、各
技術
につき、その
技術
を
活用
して
最終製品
を製造する大
企業等
々の
ニーズ
を十分に整理し、
中小企業
が目指すべき
研究開発
の
方向性
を取りまとめた
指針
を
策定
いたします。 第二に、この
指針
に基づいて
中小企業
が作成する
研究開発計画
を個別に
経済産業大臣
が認定し、
中小企業信用保険法
の
特例
、
特許料等
の
負担軽減措置等
の
支援措置
を講ずることとしております。 以上が本
法律案
の
趣旨
であります。(
拍手
) ─────────────
扇千景
25
○
議長
(
扇千景
君) ただいまの
趣旨説明
に対し、質疑の通告がございます。発言を許します。
津田弥太郎
君。 〔
津田弥太郎
君
登壇
、
拍手
〕
津田弥太郎
26
○
津田弥太郎
君
民主党
の
津田弥太郎
でございます。 私は、
民主党
・
新緑風会
を
代表
するとともに、機械・
金属産業
で働く
中堅中小企業
の
ものづくり労働者
の
思い
を我が
思い
として、ただいま提案されました
中小企業
の
ものづくり基盤技術
の
高度化
に関する
法律案
について
質問
をいたします。
我が国製造業
の車の両輪は、優れた
先端技術
と
基盤技術
であり、
科学技術基本法
及び
ものづくり基盤技術振興基本法
の意義は極めて大きいものと
考え
ます。 とりわけ、本
法案
とも密接に
関係
する
ものづくり基本法
は、
尾辻秀久議員
、
今泉昭議員
を中心とした超党派の討議を経て、
平成
十一年に本
院提出
の
議員立法
として成立したものであり、私の
出身母体JAM
の前身である
ゼンキン連合
も一丸となって
法案制定
の
旗振り役
を務めたところであります。
基本法制定
後、具体的な
基本計画
も
策定
され、
施策
の実現が図られておりますが、冒頭、二階
経済産業大臣
より、改めて
ものづくり基本法
の
評価
及び今日まで
基本法
が果たしてきた
役割
について
見解
をお伺いしたい。 さて、本
法案
は
基盤技術
を担うもの
づくり中小企業群
の
存在
こそが
我が国製造業
の
競争力
の
源泉
であるとの認識に立って
提出
されたものであり、
法案
の
趣旨
に基本的に賛意を表明しつつ、以下、順次
質問
をいたします。 まず、
特定ものづくり基盤技術高度化指針
についてお伺いします。
経済産業大臣
が定める
技術別指針
は、
中小企業
が目指すべき
研究開発
の
方向性
を示すものであり、本
法案
の最も重要なポイントです。私は、この
策定
に当たっては、
製造現場
の生の声に真摯に耳を傾け、実情を的確に把握することが不可欠であると
考え
ます。
経済産業大臣
は、
技術別指針
をどのようなプロセスで
策定
していくのでしょうか。また、
製造工程
の最も基礎となる
鋳造
、
鍛造
を例に取るならば、どのような内容を盛り込もうとしているのでしょうか。 次に、
特定研究開発計画
について
お尋ね
します。 同
計画
は、
特定ものづくり基盤技術
の
高度化
を図るために
中小企業者
が単独又は
共同
で
策定
するものですが、
枠組みづくり
や具体的な
計画策定
に関し、コーディネーターや
助言
、
指導
の
体制
は確保されるのかどうか、お伺いをします。
戦略的基盤技術高度化支援事業
についても
お尋ね
します。
川上
と
川下
では
力関係
が著しく異なるため、同
事業
における
研究開発費
や
研究開発
の
成果
が実質的に
川下
の大
企業
に帰属するのではないかとの懸念が持たれています。
支援策
が真に
中小企業
のために機能する担保はあるのでしょうか。また、同
予算
について
繰越明許
の
活用
を行うべきと
考え
ますが、いかがでしょうか。 関連して、
中小企業
の
技術支援
のための
SBIR
については、
実験段階
から
商品化
までの
段階
を追ってサポートする本格的な
制度
に改め、
予算
を大幅に増額すべきです。さらに、
中小企業
と
大学
、非
営利組織
の
共同研究
を
支援
するSTTRの
創設
やTLOの一層の
普及促進
も大切な
課題
であります。
政府
の
取組
について、
経済産業大臣
、
文部科学大臣
の
答弁
を求めます。 次に、
人材育成
について
お尋ね
します。 二〇〇七年問題が強く叫ばれる今日、世代に偏りのない
技術
・
技能労働者
の
確保育成
は極めて重要な
課題
です。しかし、現実には
中堅中小企業
が優秀な
人材
を確保することは極めて困難であり、そのことが
技術
・
技能
の伝承と
高度化
を阻む大きな要因となっています。
背景
には、金もうけに狂奔する虚業がもてはやされ、正に
実業
中の
実業
である
中小ものづくり企業
には三Kという短絡的な
レッテル張り
がなされてきた許し難い
社会風潮
があります。私は、こうした
風潮
に
学校教育
の
現場
も
ハローワーク
も踊らされてきたことに対し、
文部科学大臣
、
厚生労働大臣
に猛省を促すとともに、今後の適切な
進路指導
と
ハローワーク
の積極的な
取組
を強く求めるものですが、両
大臣
の明快な
答弁
をいただきたい。 また、今回、
高等専門学校
と
連携
し、
中小企業
の
技術者育成
を
支援
するに当たり、第一線の
熟練技能者
を講師として用いることが極めて効果的と
考え
ます。
厚生労働大臣
は
経済産業省
に対し、
高度熟練技能者認定制度
の
活用
を提言するお心積もりがあるのかどうか、簡潔に所見をお伺いしたい。 そもそも、
製造業
の
人的発展基盤
を維持し優秀な
熟練技術
・
技能者
を
確保育成
するには、
技能尊重
の
機運
を
社会
的に醸成し、
ものづくり
で働くことに誇りと生きがいを感じられる
社会
にすることが不可欠です。
技能検定
、現代の名工、
技術士制度
、
日本ものづくり大賞
など
現行制度
については
評価
しつつも、これらが例えばドイツの
マイスター制度
などに比べ
社会
的な
影響力
が少ないことも事実です。
関係省庁
と
連携
し、
学士院
、
芸術院
と並ぶ位置付けの
日本技術
・
技能院
を
創設
するよう二階
経済産業大臣
に強く求めますが、明快な
答弁
をいただきたい。 関連して、
厚生労働大臣
に
お尋ね
します。 厳しい修練を経て
熟練技術
・
技能
を身に付けた場合、雇用されている
企業
内でふさわしい
処遇
を得られるかが働く
立場
では最も大切な問題となってまいります。
厚生労働省
は、公的な
技術
・
技能評価制度
の
対象者
に関し、
表彰
、
合格等
に伴う
処遇改善
の
実態把握
をこれまでに行っているのでしょうか。また、
技術
・
技能
が適切に
企業
内で
労働条件
、
待遇等
に反映されるために、今後どのような
方策
を行うつもりでしょうか。お伺いします。 次に、
ものづくり基盤技術高度化
のための
環境整備
についてお伺いします。 第一に、
知的財産
の
保護
及び
活用
についてであります。 近年、
国際競争
が激化する中で、
金型図面
の
情報流出
など、
中小製造業
に係る
知的財産侵害
が深刻な問題となっております。
経済産業省
も
指針
を
策定
し、
問題是正
に向けた対応を行いましたが、依然として根本的な解決には至っておりません。一刻も早く
対策
を実施すべきと
考え
ますが、
経済産業大臣
の
決意
と
実施方法
をお伺いします。 第二に、
取引慣行
の
改善
についてです。 例えば、
鋳物
の
重量取引
は、軽量化された高
付加価値製品
の
開発意欲
を抑制させており、適正な対価の算出を含め早急な
改善
が求められます。
経済産業大臣
は今後どのような
対策
を講じるお
考え
ですか。また、不公正な
取引慣行
に対し、
匿名
による
相談
が可能となる万全の
体制
を築いていただけますか。お伺いします。 第三に、
基盤技術
の承継の
円滑化
に関し、
生産技術
、ノウハウの
データベース化
が
技術
の
陳腐化
につながらないためにどのような
方策
をお
考え
でしょうか。 第四に、
事業者
の
出会い促進
に関し、
川下ユーザー
の
ニーズ情報
の流通及び
ネットワーク事業
の効果的な
主体
についてどのように
考え
ているのでしょうか。既存の
公益団体
以外が参入できるのでしょうか。 次に、
中小企業信用保険法
の
特例
についてお伺いします。
経営
上の
課題
として
資金調達
を挙げる
中小企業
は多く、
法案
を前向きに
評価
したいと
考え
ます。しかし、
信用保証協会
の
役割
が高まる
背景
には、過去八年間に
民間銀行
による
中小企業向け
の貸出し残高が
我が国
の
国家予算
を上回る八十四兆円も減少していることが挙げられます。また、こうした巨額の貸しはがしに加え、
中小企業
が
保証料
を負担しているため、
貸倒れリスク
が皆無となっているはずの
保証付き
の貸出し
金利
が貸出し
約定平均金利
よりも高いという信じ難い事実もあります。 二階
大臣
、このような異常かつ不公正な
民間金融機関
の
融資実態
について、どうお
考え
ですか。早急に対応していただけますか。お伺いします。 最後に、今回の
法案
は、トップの次の
段階
、階層に位置する
中小企業
をターゲットとしています。
施策
を効率的に行うためには、選択と集中が必要なことは否定いたしません。しかし、より幅広い
中小企業
を
支援対象
とし、
我が国製造業
の
競争力
を高めることも極めて重要な
課題
です。
議員会館
の私の事務所の本棚に「ナッちゃん」という
人気漫画
が並んでいます。この
漫画
は、父親の死んだ後、
零細
町工場を受け継いだ若き
女性主人公
が悪戦苦闘しながら成長していく姿を描いたものであります。こうした
中小零細企業
を含め、
ものづくり
のすそ野を広げるための今後の前向きな
施策
に関し、二階
経済産業大臣
の
見解
をお伺いしたい。
民主党
の新
代表
を選出し、
国民
とともに
政権交代
に向け
反転攻勢
ののろしを上げる本日、私自身の
議員活動
の原点でもある
ものづくり
について、このように
代表質問
の機会を与えていただいたことに感謝するとともに、
民主党
・
新緑風会
は
我が国社会経済
の根幹を成す
中小企業
を引き続き全力で
支援
していく
決意
を明らかにし、私の
質問
を終わります。(
拍手
) 〔
国務大臣
二階
俊博
君
登壇
、
拍手
〕
二階俊博
27
○
国務大臣
(二階
俊博
君)
ものづくり基本法
に関する
お尋ね
でありますが、ただいま
津田議員
から十問
質問
をちょうだいいたしました。これにつきまして、簡潔に順次お答えをいたします。
政府
は、法に基づき、
研究開発
の
推進等
に関する
基本計画
を
策定
し、関連する
施策
を強力に推進しております。また、その
成果
について、
ものづくり白書
を毎年国会に
提出
し、広く
普及
を図っております。こうした
取組
を通じ、ものつくりの
重要性
が広く
国民
の間に認識され、
製造業
の更なる
発展
に寄与しているものと
考え
ております。 次に、
技術高度化指針
及び
研究開発計画
に対する
お尋ね
でありますが、
指針
の
策定
に当たっては、
中小企業者
や
川下製造業者
、
先ほど生
の声をよく聞けという仰せがありましたが、生の声を承った上で、さらに、
学者等
の
学識経験者
から成る
検討会
を設け、
実態
を十分踏まえて
検討
をしてまいりたいと
考え
ております。
鋳造
及び
鍛造技術
につきましては、
自動車産業等
の
ニーズ
に対応した
指針
を
検討
しております。
鋳造
については
軽量化等
の
方向性
を、
鍛造
につきましては複雑な
形状加工等
の
方向性
を示してまいります。 また、
研究開発計画
の
策定
につきましては、
中小企業基盤整備機構
の各支部の
専門家
や
経済産業局
が
助言
や
連携先
の
紹介等
を行ってまいります。 次に、
戦略的基盤技術高度化事業
についての
お尋ね
でありますが、本
事業
は、
ものづくり技術
を有する
中小企業
の
強化
が主な目的であります。したがって、
予算措置
の主な
対象
はあくまでも
中小企業
であり、
研究成果
の配分に関しては、
計画
の
実施状況
の
確認等
により、弱い
立場
の
中小企業
が不利になることのないように
十分注意
をしてまいりたいと
思い
ます。 また、翌年度に
予算
を繰り越すことができる
繰越明許制度
についての
お尋ね
でありましたが、今後、この
制度
の
活用等
につきまして前向きに
検討
してまいりたいと
考え
ております。 次に、
SBIR制度
につきましての
お尋ね
でありました。
中小企業向け補助金
を
活用
し、
技術
を
支援
する
日本版SBIR制度
では、
研究開発
から
事業化
までを
支援
しております。その支出の
目標額
は着実に増加しております。
中小企業
と
大学
の
連携
につきまして、
地方経済産業局
が
支援
する
産学官連携
の
研究開発
が昨年度は二百五十六件実施されるなど、活発なものとなってまいりました。
大学
の
技術
を外部に移転する
機関
への
支援
を含め、引き続き
中小企業
と
大学
との
連携
を推進してまいりたいと思っております。 次に、
日本
の
技術
・
技能院
の
創設
についての
お尋ね
でありました。
製造業
の
基盤
を成す優秀な
技術者
、
技能者
の
確保育成
は極めて重要な
政策
の柱であるとさえ
考え
ております。このため、
議員
がお述べになりましたとおり、
技術士等
に加えて、昨年、
内閣総理大臣表彰
の
ものづくり日本大賞
を
創設
したことは御承知のとおりであります。今後、この
技術者
の
育成
に関して、私どもはあらゆる
方法
を講じて対応してまいりたいと思っておりますが、
議員
の御指摘の
点等
を
十分考慮
に入れてまいりたいと思っております。 次に、御報告を申し上げておきたいと
思い
ますが、私たち、
中小企業
の中で
世界
に誇れる
中小企業
、簡単に言いますと、
世界
のシェアの五〇%以上を確保しておるような
中小企業
が
全国
にたくさん
存在
しております。私は、その中で三百の
企業
を選んで、それを公表し、
技術力
のある
小規模企業
に光を当てると同時に、
ものづくり
の
機運
を一層高めてまいりたいと思っておりますが、今
海外
からも、このことに対しての
お尋ね
でありますから、先般来これを英訳して、
海外
にもこのことを展開してまいりたいと思っております。 昨日もサウジアラビアの皇太子がお
見え
になりましたが、またインドの閣僚、
総理
も近々お
見え
になりますが、いずれも彼らの
日本
に対する
期待
は、
日本
の
中小企業
を我々の国に進出していただけるように
経済産業省
で配慮を願いたいというものであります。 私は、この際、
中小企業
の皆さんが一層奮起されて、
世界
に羽ばたく
中小企業
として躍進されますように
期待
をするものであります。
中小企業
の、次に、
知的財産
の問題について、
取引慣行
につきましての
お尋ね
でありました。
知的財産
の
保護
については、
金型図面等
の
技術流出
の
防止
に関する
指針
の
策定等
に取り組んでまいりました。今年度からいわゆる
知財駆け込み寺
、
知的財産
に関する
駆け込み寺
と申し上げた方がお分かりになると
思い
ますが、
全国
の商工会、
商工会議所
に窓口を整備するなど、引き続き積極的に対応してまいります。 また、不公正な
取引
につきましては、
匿名
の
相談
を
中小企業
庁で常時受付をしております。さらに、
鋳物
の
重量取引
の
慣行
については、
実態
を調査し、より適切な
取引
が行われるように対処をしてまいりたいと思っております。 また、
中小企業
におきましては、下請の
支払遅延防止法等
が
存在
をしておりますが、このことが十分機能できるように
政府
としては目を光らせて対応してまいりたいと
考え
ております。 次に、
基盤技術
の継承の
円滑化
に関する
お尋ね
でありました。
経済産業省
では、
熟練技能者
の
技術
や
技能
を蓄積する
手法
を
開発
を行ってまいります。この
手法
により、
中小企業者
自らが社内の
技術
や
技能
を
データベース
として蓄積することが可能となってまいります。これを日々利用し、更新していただくことにより、
技術
の
高度化
が図られるものと
考え
ております。 次に、
事業者
の
出会い
を促進する
主体
についての
お尋ね
でありました。
川上
の
中小企業
と
川下
の大
企業
との
連携
を適切に推進できる
事業者
であれば、
公益法人
に限らず、
民間事業者
も参入できることになっております。 大
企業
と
中小企業
の
関係
につきましては、既に
議員
各位が御承知のとおりでありますが、最近の変化は、
中小企業
の
技術
に大いに目を付けたといいますか高く
評価
をされております大
企業
の幹部の皆さんが、ごくわずかの人々が働いております
中小企業
の工場を直接訪ねて、そして自分たちと
連携
して何かができないか、このような設計図面に基づいてこの製品ができないかということを
お尋ね
に来られていることがしばしばあるのであります。これを受けて
中小企業
の
関係
者は、相当の自信を持ってこれからの
中小企業
の振興に取り組んでいくと、こういう
決意
を私も
現場
でしばしば聞かせていただいたことがあります。 次に、
民間金融機関
の
融資実態
についての
お尋ね
でありました。 近年、不良債権処理等の過程におきまして
中小企業向け
貸出しが減少してきたことは残念ながら事実であります。このため、
経済産業省
としましては、信用保証
制度
等の
活用
により、
中小企業
金融の
円滑化
に取り組んでまいりました。また、保証付融資の
金利
は、相対的に小口の融資が多いなど様々な要因で決まるものでありますが、いずれにしましても、現在取り組んでいる部分保証等の信用保証
制度
の見直しの中で適切な融資を促す仕組みを構築してまいりたいと
考え
ております。 次に、最後でありますが、
ものづくり
のすそ野を広げる
施策
についての
お尋ね
がありました。 今般の
法案
に基づく
策定
される
指針
、すなわち個別
技術
に関する将来ビジョンにつきましては、すべてのものつくり
中小企業
に役に立つようにと
考え
ております。さらに、
ものづくり
大賞や
世界
に誇れる
中小企業
三百社の公表等により、
日本
版のマイスター等、
技術力
のある
小規模企業
に対して光を積極的に当てることによって、ものつくりの
機運
を一層高めて、
中小企業
の皆さんが将来に明るい希望を持って取り組んでいただけるように取り組んでまいりたいと思っておりますので、
議員
の一層の御協力をお願いを申し上げておきたいと
思い
ます。 ありがとうございました。(
拍手
) 〔
国務大臣
小坂憲次君
登壇
、
拍手
〕
小坂憲次
28
○
国務大臣
(小坂憲次君) 津田委員から二問御
質問
を賜っております。 最初に、TLOの一層の
普及促進
について
お尋ね
がありました。
大学
の
研究成果
の実用化に当たっては、
ものづくり
を始め、高い
技術力
を有する
中小企業
に対し
技術
移転を行うテクノロジー・ライセンシング・オーガニゼーション、いわゆるTLOの
役割
は極めて大きいものがあります。このため、文部科学省では、TLO等の外国特許出願など
技術
移転に必要な経費を
支援
するほか、国立
大学
からTLOへ出資する
制度
も
創設
したところであり、その
取組
も進みつつあるわけであります。 さらに、
中小企業
と
大学
との
共同研究
などへの
支援
を行っているところであり、今後とも、TLOへの
支援
を始め、
大学
の
研究成果
の
中小企業
への
技術
移転に努めてまいります。 次に、
進路指導
についての
お尋ね
でございますが、児童生徒が将来に対して目的意識を持ち、
主体
的に進路を選択することができるよう
指導
を行うことは重要であります。このため、
進路指導
を始め、キャリア教育の推進に努めているところであります。 具体的には、中学校では、
中小企業
などで五日間の職場体験を行う
事業
を
全国
で推進していきます。また、高等学校では、専門高校を中心に、
ものづくり
の
中小企業
と
連携
してインターンシップを実施しておるわけであります。 今後とも、子供たちが様々な職業の良さに気付き、やりがいを実感するとともに、自らの生き方を
考え
自分にふさわしい職業を選択できるよう、キャリア教育の充実に積極的に取り組んでまいります。(
拍手
) 〔
国務大臣
川崎二郎君
登壇
、
拍手
〕
川崎二郎
29
○
国務大臣
(川崎二郎君)
津田議員
から三問御
質問
がございました。お答え申し上げます。 今後の
中小企業
の
人材
確保育成
の
円滑化
に向けた
取組
について
お尋ね
がございました。
厚生労働省
としては、
ハローワーク
において中高校生に対し総合的な就職
支援
を行う若年者ジョブサポーターの
活用
、インターンシップ等を通じた
中小企業
と学校とのネットワーク
づくり
や若者に対する職業に関する情報の積極的な提供等に努めるほか、トライアル雇用の
活用
や雇い入れた若者に実践的な職業訓練を行う場合の助成など、今国会に
提出
しております
中小企業
労働力確保法等改正
法案
に基づく
支援
制度
の
活用等
により、
中小企業
の若手
人材
の
確保育成
に向けた
支援
を積極的に実施してまいります。
高度熟練技能者認定制度
の
活用
について
お尋ね
がございました。 高度
熟練技能者
を
中小企業
の
技術者育成
支援
において講師として
活用
することは適当と
考え
られ、
経済産業省
とも密接に
連携
を取り、可能な限り協力を行ってまいりたいと
考え
ております。 最後に、
技術
・
技能
を身に付けた労働者の
処遇改善
について
お尋ね
がありました。 これまでの
実態
調査によりますと、
技能検定
合格者を社内の管理監督者として
活用
するなどとしている
企業
の割合は約三割から四割となっております。
技術
・
技能
を有する労働者の一層の
処遇改善
を図るため、
技能検定
合格者等の積極的な
活用
についての
関係省庁
や業界団体への働き掛け、
熟練技能者
の
企業
内での
処遇改善
や
活用
に関する好事例の収集と情報提供、
社会
全体として
技能
を尊重する
機運
の醸成等に積極的に努めてまいります。(
拍手
)
扇千景
30
○
議長
(
扇千景
君) これにて質疑は終了いたしました。 ─────・─────
扇千景
31
○
議長
(
扇千景
君)
日程
第一
所得
及び
譲渡収益
に対する
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本
国とグレートブリテン及び
北アイルランド連
合王国
との間の
条約
の
締結
について
承認
を求めるの件
日程
第二
所得
に対する
租税
に関する二重
課税
の回
避及び脱税
の
防止
のための
日本国政府
とインド
共和国政府
との間の
条約
を改正する
議定書
の
締結
について
承認
を求めるの件 以上両件を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。外交防衛委員長舛添要一君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔舛添要一君
登壇
、
拍手
〕
舛添要一
32
○舛添要一君 ただいま議題となりました
条約
二件につきまして、外交防衛委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、英国との
租税
条約
は、現行
条約
に代わるものでありまして、投資
所得
に対する
源泉
地国における限度税率を全体的に引き下げるとともに、一定の親子
関係
にある会社間の配当、一定の金融
機関
が受け取る利子及び使用料を免税とすること、また、
条約
の特典の濫用を
防止
するための措置をとること等について定めております。 次に、インドとの
租税
条約
の改正
議定書
は、現行
条約
を改正し、配当等に対する限度税率を引き下げるとともに、みなし外国税額控除に関する規定を削ること等について定めております。 委員会におきましては、両件を一括して議題とし、両
条約
の
締結
の意義とその経済的影響、
租税
回避行為の
防止
策、
租税
条約
の
締結
方針と
開発
途上国における税収の確保等について質疑が行われましたが、詳細は
会議
録によって御承知願います。 質疑を終え、討論に入りましたところ、
日本
共産党の緒方委員より、両件に
反対
する旨の意見が述べられました。 次いで、
採決
の結果、両件はいずれも多数をもって
承認
すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(
拍手
) ─────────────
扇千景
33
○
議長
(
扇千景
君) これより両件を一括して
採決
いたします。 両件の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
34
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
35
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十七
賛成
二百十八
反対
九 よって、両件は
承認
することに決しました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
扇千景
36
○
議長
(
扇千景
君)
日程
第三 刑法及び
刑事訴訟法
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。法務委員長弘友和夫君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔弘友和夫君
登壇
、
拍手
〕
弘友和夫
37
○弘友和夫君 ただいま議題となりました
法律案
につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本
法律案
は、公務執行妨害、窃盗等の犯罪に関する最近の情勢にかんがみ、これらの犯罪に適正に対処するため、罰金刑を新設するなどその法定刑を改めるとともに、略式命令の限度額の引上げ及び財産刑の執行に関する手続の整備をしようとするものであります。 委員会におきましては、刑罰体系における罰金刑の位置付け、今回の罰金刑の新設及び上限引上げの必要性と効果、労役場留置の現状と同
制度
の在り方等について質疑が行われましたが、その詳細は
会議
録によって御承知願います。 質疑を終局し、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、御報告申し上げます。(
拍手
) ─────────────
扇千景
38
○
議長
(
扇千景
君) これより
採決
をいたします。 本案の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
39
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
40
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十八
賛成
二百二十八
反対
〇 よって、本案は
全会一致
をもって可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
扇千景
41
○
議長
(
扇千景
君)
日程
第四
海上物流
の
基盤強化
のための
港湾法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。国土交通委員長羽田雄一郎君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔羽田雄一郎君
登壇
、
拍手
〕
羽田雄一郎
42
○羽田雄一郎君 ただいま議題となりました
法律案
につきまして、国土交通委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本
法律案
は、
海上物流
の
基盤強化
を図るため、港湾における物流拠点施設の整備、港湾の建設及び管理の適確化並びに構造改革特別区域における
特例
措置の
全国
展開による港湾機能の
強化
、
特定
外貿埠頭の管理運営
主体
の株式会社化による管理運営の効率化、水先
制度
の充実
強化
、海運の効率化に資する高度船舶
技術
の実用化
支援
等の措置を講じようとするものであります。 委員会におきましては、埠頭公社民営化等による港湾コストの削減、
我が国
の港湾
基盤
整備のための基本的方向、水先人の
全国
組織運営、港湾施設の安全性の確保等について質疑が行われましたが、その詳細は
会議
録によって御承知願います。 質疑を終局し、討論に入りましたところ、
日本
共産党を
代表
して小林委員より、本
法律案
に
反対
する旨の意見が述べられました。 次いで、
採決
の結果、本
法律案
は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本
法律案
に対し附帯決議が付されております。 以上、御報告申し上げます。(
拍手
) ─────────────
扇千景
43
○
議長
(
扇千景
君) これより
採決
をいたします。 本案の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
44
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
45
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十八
賛成
二百十三
反対
十五 よって、本案は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────・─────
扇千景
46
○
議長
(
扇千景
君)
日程
第五
意匠法等
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。経済産業委員長加納時男君。 ───────────── 〔審査報告書及び議案は
本号末尾
に
掲載
〕 ───────────── 〔加納時男君
登壇
、
拍手
〕
加納時男
47
○加納時男君 ただいま議題となりました
法律案
につきまして、経済産業委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本
法律案
は、
我が国産業
の
国際競争力
を
強化
するため、第一に、意匠権の存続期間の延長、小売業等の商標の
保護
の拡充、特許出願の分割
制度
の
改善
等の措置を講ずるものであります。 第二に、模倣品
対策
として、侵害行為に模倣品の輸出を追加し、意匠権等権利の侵害に対して刑事罰を
強化
するなど、
知的財産
権の
保護
の
強化
を図るための規定を整備しようとするものであります。 委員会におきましては、アジア諸国における模倣品の流通・輸出への迅速な対応の必要性、意匠権等の刑事罰
強化
の根拠、デザインの類似判断を
消費者
の視覚による美感とすることへの疑義等について質疑が行われましたが、その詳細は
会議
録によって御承知願います。 質疑を終わり、
採決
の結果、本
法律案
は
全会一致
をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本
法律案
に対して附帯決議を行いました。 以上、御報告申し上げます。(
拍手
) ─────────────
扇千景
48
○
議長
(
扇千景
君) これより
採決
をいたします。 本案の
賛否
について、
投票ボタン
をお押し願います。 〔
投票開始
〕
扇千景
49
○
議長
(
扇千景
君) 間もなく
投票
を終了いたします。──これにて
投票
を終了いたします。 〔
投票終了
〕
扇千景
50
○
議長
(
扇千景
君)
投票
の結果を報告いたします。
投票総数
二百二十七
賛成
二百十八
反対
九 よって、本案は可決されました。(
拍手
) ───────────── 〔
投票者氏名
は
本号末尾
に
掲載
〕 ─────────────
扇千景
51
○
議長
(
扇千景
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時五十七分散会