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国務大臣(
麻生太郎君) 今御
指摘のありましたように、去る五月の二十三日、
カタールの
ドーハで開かれました
ACDの
会議におきまして、潘基文
韓国の
外務大臣と個別の
会談をさせていただく
機会がありました。
この話は、
拉致問題というのは、あの当時御記憶かと思いますが、まだこの時点では
DNA鑑定が出る前であります。で、
日本から行った人も、
韓国の統一
大臣だったっけな、何だか会わぬと言ったという話だけがやたら新聞に出ていましたけれ
ども、それは、
韓国側にしてみりゃ自分が
調査したわけじゃないのに
日本側の
調査だけ信用して、丸々大変ですねなんて言っちゃったら、それはいかにも、いかにもですから、自分のところのきちんとした
鑑定が出るまではそれはうかつなことは言えぬというのは当然の
立場だと思っております。
このまた、会ったとき、まだその
鑑定が出る前ですので、その前提でお聞きをいただかないといかぬところだと思いますが、いずれにしても
協力を進めていかねば、まず間違いなく出るよと、これは。その上で、出た上は、これは
日本と
韓国だけの話じゃなくて、これはもう確認されているだけでシリア、レバノンと四つあって、ほかにも十二だか、足して全部で十六ですから、十二ほかにもあるんだから、これは何も
日韓だけの話じゃ何でもないと、ほかにもあるんだから、ちょっと真剣にこの話は
考えてもらわぬといかぬという話を私
どもの方からしております。
そして、少なくとも両方、双方って
韓国と
日本の双方で、これは両方で手を携えていかないと、向こうの方は
拉致されていると思われる人の数の量が何百という数になっておるんだそうですから、そういった意味では向こうの方が被害としては大きいんで、何となく南北統一のためにここの点を避けて通るというようなことが長期的にいいかどうか、よくよく
考えないといかぬところなんではないのかと。多分、向こうの気持ちとしても同じようなところだと思います。あっ、ごめん、シリアじゃない、タイだ。タイ、レバノン、済みません、タイ、レバノンでなっております。
したがって、共同声明のあの作業というのは、これは日朝平壌宣言でやったんだから、あのとおりやってもらわにゃいかぬわけなんで、そういった意味で
日韓で
連携を更に一層、この
拉致問題で一生懸命一緒に手を携えていこうではないかという話をして、向こうも
横田めぐみさんの
事件には深い同情心を感じている等々の話があっておりました。
すごいかいつまんでおりますけれ
ども、以上です。