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荒井正吾君 自由民主党の
荒井正吾でございます。
追加質問を若干させていただきます。
参考人の
質疑もございまして、その中で
前回の
質疑も併せて大きな
問題点は、
代用監獄が
冤罪の
温床であるかどうか
意見が分かれているように思います。その中で、
管理と
捜査が厳密に分離されているのかどうか。
管理の態様が
捜査の強要になっていないかどうかというようなことが大きな焦点だったと思います。
その中で、
前回の
参考人質疑で
日弁連の
代表の方がこのように述べておられます。
代用監獄は、
警察の意に沿う
被疑者には
便宜を与え、
否認している者には、いつ
食事にあり付けるか分からない、いつ房に戻って眠れるか分からないという不安な状態に追いやりながら、長時間、朝から晩まで取り調べる。
取調室には時計がありません。一体何時なのか分からない、こういう
状況で肉体も精神もぼろぼろに疲れ果てさせ、人格が傷付けられ、破壊されまでして
自白を強要する、こういうシステムでありますと。こういう
供述なんですが、私、
海上保安の
留置施設を
管理したことがございますが、これが事実であれば責任を取って辞任せにゃいかぬというほどの言われ方であるように感じました。このような事実でないならば、どうしてこういうことが言われるのか、大変不思議に思った次第でございます。
それで、この前の視察のときには、
就寝時刻、
食事時刻というのはちゃんと書いてあったわけですけれども、そのような
管理がどのようなものか、若干ホームページで調べたんです。それがお手元に出した
資料なんですが、
就寝時刻経過後の
取調べの
実態と
対応措置。その場でも言っておられたですが、夜遅く調べることはあるが、それは
逮捕が夜になったときだとか、あるいは延長するときは申請があって許可すると。
取調べが延びたときは注意をするとかというようなことを規則としてやっておると。外での見られ方と中での
実態がどういうことなのかということが大きなことだと思います。
冤罪というのはある程度、次にまた
質問しますが、ある
可能性ありますが、
代用監獄が
冤罪におとしめるというのはおかしいんじゃないかというふうに思います。
冤罪の
温床はどこかにあるかもしれない。
代用監獄がそうなのか、そうでないならば変えなきゃいけないというふうに思うわけでございますが、この
日弁連の方の
供述が
真実かどうか、
真実ならば変えなきゃいけない、そうでないならば客観的に事実を示さなきゃいけない、そういうふうに思いますが、その辺りを
警察庁の方、お伺いしたいと思います。