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秋元司君 是非しっかりとした
体制で、そしてこの食に対する安全の
確保をお願いしたいと
思います。まあ我々もこの
牛肉に対する不安を一刻も早く払拭して、そしてまた食に対する様々な
安全対策、そういったことがしっかりされた国だ、そういった世界に誇れる国家としても成長したいなと、そんなふうに思う次第であります。
次に、今日のもう一つのテーマとなっている
子どもの
安全対策について
質問をさしていただきたいと
思います。
実は
前回、閉会中審査でありましたけれ
ども、この
子どもの
安全対策について私も
質問の時間をいただきましたんで、
前回は、何といいましても
子どもの安全というのは、当然
子ども自身ももうもはや自覚をしなくちゃいかぬ。と同時に、行政だけに、いわゆる警察に、取締りだけに頼るわけじゃなくて、地域社会そしてPTA又は学校、そういった機関が一体となって取り組んでいかなくちゃならない点であり、今日
子どもの
安全対策ということが非常に叫ばれる世の中になり、そしてまた、昨年ああいう
子どもに対する劣悪な犯罪が起きてしまった原因としては、今言ったこの四者のバランスが崩れてきて、特に地域社会における、何といいますかね、崩壊とか、場合によっては一部言われている家庭の崩壊、又は学校同士でも、学校でもそういった
安全対策におけるコミュニケーションが図れてなかったんじゃないかと、そういった様々なことが指摘をされるわけであります。
ですから、このことはこのこととしてやっていかなきゃならないんですけれ
ども、事件が起きて、ただ取調べをして刑罰に処すればいい、これじゃ実は物事は解決しないのであって、確かに一部刑を重くすることによってそういった犯罪を抑止する効果というのは当然あると思うんですけれ
ども、やっぱり根本的に駄目なものは本から正さなくちゃいけないんじゃないかな、そういう
思いから、今日はそっちの方面から何点か
質問をさしていただきたいと
思います。
そういった中に、いろいろ今の、我々、過去、少なくとも私が幼年期過ごした世代と、時代と比べて現在も大きな、いろんな意味での、良く言えば進歩であるし、悪く言えば解体、崩壊というものがあると思うんですが、特に最近はインターネットが本当に普及しました。それによって非常に害のある情報も頻繁に出てますし、そしてその情報を共有する人たちが、何といいますか、バーチャルの世界と現実の世界を区別が付かなくなって殺人に至るケース、ひどい話になると誘拐何とかゲームなんというのもあって、本当にバーチャル体験ができてきて、それを疑似体験をしながら実際に本当に犯罪行為をしてしまうというような事件も起きたりとか、本当に目を覆いたくなるようなことでありますけれ
ども。
私、一番今恐ろしいことというのは、まあどこの世界でもどの分野でも、言ってみればちょっと変わった人というのは多いわけでありまして、特異体質な趣味を持った人というのはいるわけでありますね。しかし、それは実はあるコミュニティーの中においては余り数はいないわけですよね、まあいても一人か二人。それは、周りから見て彼は変わっているなという意見があったとしても、彼自身もまた自分はほかの人とは違うという妙な自覚を持っていて、余り自分がそういう趣味を持っているということを外に公言をするだとか、それでもって人に勧めるということは余りなかったのが私が育った時代でもありました。
しかし、最近はこのインターネットを通じて、インターネットの中でのコミュニティーを形成してそういう同じ価値観を持っている人たちが触れ合う、そういった場が提供されてしまって、自分たちが持っている趣味というのは、まあこれはいろんな趣味がありますけれ
ども、実はそんなに悪いことじゃないんだという価値観の共有というのがあると私は思うんですね。そういう中で、残念ながらいろんな事件、自殺サイトだとか、若しくは何ですか、爆弾を作りましょうだとか、もっと言うと、そういった、これは組織じゃないにしろ、何か
子どもを、誘拐事件を促すような、そういったサイトも増えてきたりだとかして、やっぱりそういったことからすると、私は、このインターネットというこの情報の取扱いというものを今後いろんな意味で私は考えていかなくちゃならないんじゃないかなと思うんですが。
今現在、インターネット、ITに対する推進室は
内閣府であって、通信事業者に対する所管は総務省となっているわけでありますけれ
ども、この最近のインターネットの情報のはんらんというものについて、今
内閣官房としてはどういった所見を持っていらっしゃいますか。