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長谷川憲正君 国民新党の
長谷川憲正でございます。
先ほど澤
委員が、質問を終えられるに当たりまして、私の名前を引用していただきました。私に対する激励と受け止めまして、今日も効率的な
質疑に努めてまいりたいと思っております。
最初に、竹中
大臣にお礼を申し上げたいと思います。
先ほど
大臣の御発言の中で、一度コンシスタントと、こう、発音は私の場合ちょっと悪いかもしれませんが、発言をされ掛かって、途中から整合的というふうに言い換えていただきました。
国会では日本語でなるべく発言しようという運動に対して御協力をいただいたというか、私としては非常に結構なことだと思うわけでございまして、これはお礼を申し上げたいと思います。
今日議題になっております
地方議員の
年金の問題でございますが、私、結論を申し上げますと、やむを得ないかなという結論でございます。
先ほど来話が出ておりますように、特に
地方議会にベテランの
先生方が今日
質疑に立たれましたので、大変お聞きをしておって勉強になったわけでございますけれ
ども、
国会議員の
年金が廃止になったから
地方議会の
議員も要らないんだということを言われるのかなと思ったらそうではなくて、
地方議会の
議員が一生懸命努力をしていると、そのために
年金も必要だと、こういう御発言でございまして、そういう中で
掛金率が高まって、
給付率が下がって、国庫の方はまた
負担率が多少増えて、国民の側からすると、中には、
地方議会の
議員の
年金はなくなるのかと思っていたら、なくならないのかといってがっかりされる人もいるかもしれませんけれ
ども、三方一両損みたいなところで私、仕方がないのかなと。私自身の
意見としては、こういう
制度はやはり維持すべきだと思います。
そうでないと、先ほど来御
意見がありますように、いい人が政治をやっていただけないんじゃないかということを懸念をいたしますので、これから先の
検討についてはひとつよろしくお願いしたいと思いますけれ
ども、これには賛成をさしていただきます。
そこで、一問だけ私、
大臣にお尋ねをしたいと思います。これはもうこの
法律を飛び越えていると思いますので、正に重要閣僚のお一人として、あるいは政治家としてお答えをいただければ結構なんですけれ
ども。
こうやって
地方がやっていけなくなる、
地方自治体が
合併をしなければとてもじゃないけれ
どもやっていけなくなる、
議会の
議員の数も減らす、
年金なんかも下げなきゃいけない。実際、
地方へ行ってみますと、この間までというか、数年前行ったときにはまだまだ立派だったような町並みのところが、もう人影が少なくなって、商店街なんかももう余り人が歩いてない。そんな
状況をあちこちで見るわけでございまして、どうも
地方は一方的に衰える方向に今、日本は進んでいるんだろうという、私の思い込みかもしれませんけ
ども、そういう気がしてしようがないんです。それで本当にいい国になるんでしょうか。
私は、この
年金の問題も大事ですけ
ども、
地方の
議会の
議員の
先生方も大事ですけ
ども、その政治の対象となる
地方が、そのものが衰退をしたんじゃ、もう
地方も何もないし、
地方がなければ国は成り立たないわけですよね。東京だけが栄えていい国になるか、そんなことあり得ない。私はどこを回っても、東京以外はすばらしいところだと思いますけれ
ども、小野
先生には申し訳ありませんが、本当に
地方はすばらしい。そのすばらしい
地方がどんどんどんどん衰えていっていいのかと、そこのところが今日の
議論をお聞きしていても気になって仕方がないわけでございます。
そこで、数年前には日本の目標として均衡ある国土の発展ということを言っていたんじゃなかったのかなと、それどこへ行っちゃったのかなと、こういうふうに思うわけでございまして、私は、国民の皆様が夢と希望を持って再チャレンジなんて言われても、こういう
状況の中で
地方に住んでいる方、元気が出るはずがない。若い者が
地方に戻ってこない。働く場所がないからですよ。
こういう
状況の中で、国民に対して、私、何か夢と希望の持てるようなメッセージを是非発していく必要が政府としてあるんじゃないかと思う次第でございまして、今日は
大臣個人の
考えで結構でございますので、お
考えがあればお伺いをしたいと思います。