○山本香苗君 確かに、訓練が必要で日々やらなくちゃいけない、
現場で活動することもありますので日々訓練が必要で、そういった横浜の訓練基地が近いところで行う、そこで能力を上げていくというのが当面のやり方として適切であろうとは思うんですけれ
ども、将来的なところも踏まえて一度是非
検討していただきたいと思っております。
また、最近は、映画やテレビドラマ等であの「海猿」というので非常に有名に、
海上保安庁の役割が広く知られるようになってきていると思います。中でも、救援活動を行う特殊救難隊というものにつきましては、私もいろいろと
海上保安庁のことを知ろうと思っていろんな本を探したんですが、その中で初代特殊救難隊隊長さんだった方の本を読ませていただきまして、それには詳しく、ヘリと連携したつり上げ救助だとか転覆漁船の船内から生存者の方を救出する生々しい体験だとか、そういうものがあって、本当に日々危険な任務を行っていらっしゃると。そういうのがあの「海猿」の中でも出ていまして、非常に若い人でもああいう仕事もあるんだということを知ったということで関心も高まっているわけでございますが。
機動
防除隊の方はどうかといえば、この特殊救難隊と同じように危険な、常に危険と背中合わせで任務を行っていると。ただし、先ほどの
大臣のお話にあったように地味なところでもあると、余り知られていないというところであるわけなんですが、先ほどお話にも出てまいりました、昨年の三重県沖での
事故でも、ベンゼンタンカーとケミカルタンカーが衝突したときに火災が起きて六名の方がお亡くなりになったと。このときに特殊救難隊だけじゃなくて、いわゆる機動
防除隊も出ていたと。で、出てて、火災が収まった後、瀬取りしなくちゃいけないということで、何か聞くところによると、船からまだガスがちょっと漏れているような、シューシュー音がするような、ベンゼンガスが、これ発がん性もありますし引火性も高いものでありますけれ
ども、こういうものが出ているような中に乗り込んでいってどれぐらい残量があるのか
調査しなくちゃいけない作業もされたというふうに伺っております。
ほかにも引火性や、また爆発の危険性があるアンモニアガスが充満しているような船内の中に、防護服なんか着るわけですけれ
ども、入っていかなくちゃいけないと。そういうふうな非常に危険な任務を行っていらっしゃるわけです。
にもかかわらず、聞くところによりますと、機動
防除隊の方には特殊救難隊にあるような危険手当のようなものがないと。危険手当という形で特殊救難隊に付いているわけではないですけれ
ども、そういったことが調整されたような形での支給がなされているとお伺いしましたが、機動
防除隊の方にはないと。いろんな無駄な手当はどんどんどんどん切っていっていただいていいと思うんですが、こういう危険な任務に対してはそれなりに報いるような形を考えなくちゃいけないんじゃないかと、危険手当みたいなものを支給すべきじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。