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中原爽君 ありがとうございました。
全国的に今御
説明がありました福井県の
状況が広がっていけばよろしいわけでありますけれども。
先日、六月五日のこの
委員会質疑の際に橋本聖子議員が質問に立たれまして、そのときにも
説明されたと思うんですが、橋本議員は今自民党の
女性局の
関係のお仕事をやっておられますが、アンケート
調査をおやりになったそうでありまして、
関係のアンケート
調査の結果が九千七百名近い回答があったということで、この種のアンケートの
調査では非常に多い回答を得られたということだそうでありまして、その中で、九千七百名近い回答の中で要望的に多かった事項というのはただいま
局長御
説明のあったような中身でありまして、まず第一に、奨学金
事業の一層の拡充をしてくれと。それから第二番目に、三子以降の保育料あるいは幼稚園の経費、これを、一人目二人目はともかくも、三人目以降はこういった
保育関係、幼稚園
関係の経費を無料化してもらいたいと、こういう要望だそうであります。それから三番目は、やはり安心して妊娠、
出産ができるシステム、産婦人科医等の確保も含めて医療
制度の中でのこういった妊娠、
出産に対する要望が非常に多いということだそうであります。それから、四番目が税制上の問題でありまして、所得の高い低いにかかわらず
子供が多いほど優遇される
制度、括弧書きになっていまして、税制控除やN分のN乗方式等を導入することによって
子供が多い家族の税負担の軽減を図ってほしいと、こういうことだそうであります。
考えてみますと、今御
説明のありましたいろいろな
保育関係、こういったことは私どもも一生懸命積み上げてきたわけですけれども、実際、
子育てにかかわる税制をどうするかということは根本的には
検討してなかった。したがって、N分のN乗であるとか二分の二乗であるとか、こういう税方式を取り入れて、できるだけ
子育ての家族について何とか優遇をしていくという方向性はこれから必要じゃないかと思います。これからいろいろ次年度の税制の問題を
検討するわけでありますから、こういったところで
検討が行われればなというふうに思っております。
それでは、
あと、もう
一つ問題につきましてお願いしたいと思います。
どうも各論の各論ばかり申し上げて申し訳ないんですけれども、歯科
関係でありますが、今年度四月から歯科臨床研修の必修化が体制
整備が整いまして出発をいたしました。その
検討会、十六年の三月の二十五日に
報告書を出しておられまして、臨床歯科研修医の労働者性を認めると、これが
一つと。それと、複合型の臨床研修施設、
大学病院とその関連の診療所と、こういった
関係の複合型の臨床研修施設で研修を行う場合に、雇用
関係の、要するに労働者性を認めているわけですから
大学病院に研修医が雇用されるということになるわけでありますので、その雇用の契約に係る
一つの形態として在籍型の出向方式を取り入れたらどうかということを
報告書で示唆をしているわけであります。
そうしますと、これがいろいろ考えが出てくるわけでありまして、労働基準法上の措置ということが出てまいります。出向契約をする、労働保険はどうなっているのか、
社会保険というか健康保険はどうなっているのか、雇用保険はどうなっている、こういったことが全部連動して出てくるわけでありますので、その
関係について
一つ御質問したいと思うんですが、臨床研修歯科医を在籍型、要するに
大学病院で雇用している研修医をどこかほかの診療所に出向させるという、言うなれば在籍型の出向でありますけれども、これも
一つの確かに
やり方なんですけれども、従来からあります労働者の派遣ですね、派遣労働者として、
大学病院で雇用している研修医をほかの施設、診療所に派遣労働者として派遣すると、こういう
やり方もあるかと思うんですが、この
辺りのお考えをお聞かせいただきたいと。