○清水嘉与子君 昨年の十二月に閣議決定されました
男女共同
参画基本
計画、この中にはっきりと、
政府が、
女性の
国家公務員の
採用、
登用、二〇二〇年までに少なくとも三〇%
程度、はっきり出されているわけでございまして、是非、三〇%でとどまることなく、それ以上やってくださってもちろん構わないわけでございますので、
能力のある
女性については是非よろしくお願いをしたいと存じます。
今
大臣がおっしゃいましたけれ
ども、どこかでいい人が、いい人って、
能力のある人がモデルになるといいという
お話がございましたけれ
ども、ちょうど一昨年ですかね、経産省の課長補佐が一年間の
育児休業を取っているんですね。それが、山田さんというんですけど、私ちょうど
環境省にいたときに一緒に仕事さしていただいて、非常にさわやかな青年だったんですけれ
ども、とてもいいなと思いました。NHKのテレビにも取り上げられましたし、御本人がその体験談を出版されて、ただいま
育児中という本なんですね、是非お読みいただきたいと存じますけれ
ども、真剣に
育児に立ち向かうことによって、父親として、人間としてやっぱり彼自身が成長していく姿が見えてるんですね。
育児というのは、
女性だけでなくて、父親としてしかできないこと、父親だからできることというのが一杯あるわけでございまして、そういうことが描かれております。
今、少子化
対策というと、いかに
女性に子供を産んでもらうかという議論が多いんですけれ
ども、やっぱり生まれてきている子供たちをどうやって本当に安心して安全にお父さんもお母さんも育てていく
環境をつくるのかということの方がより大事ではないかというふうに思うんですね。そういう
意味では、ひとつこの
均等法が、
女性が働きやすくなるだけでなくて、男性にとってもやっぱり人間らしい生活ができるような
環境をつくる、そのために有効であるべきでないかというふうに思っておりますので、是非そのこともよろしくお願いをしたいと存じます。
次に、
大臣にまたお願いしたいんですけれ
ども、今、行政改革
推進法で
国家公務員の定員削減というようなことがやがてもう参議院にも回ってくるわけでございますけれ
ども、そういうことを論じられております。
確かに
国家公務員でなくてもできる仕事を民間に移譲するということで、私も大いに賛成でございます。しかし、
国家公務員でなくてはできないような仕事の中にもかなり無駄なことがあるんじゃないかというふうに思います。こちらにも
公務員の経験者もおりますし、何が無駄か、本当に自分の青春を無駄にしたなあと思う時間というのは何だろうかと考えると、やっぱり例えば大蔵の待機であったり、それからまず国会の待機なんですよね。これは本当に皆、うなずいている人がいますけど、本当に国会の待機というのが非常に長い時間費やしております。調べていただくと本当に分かると思います。まあ、大蔵の方は随分良くなったというふうに思いますけれ
ども、大蔵というか、財務省の待機の方は随分良くなったと思いますけれ
ども、国会待機というのはやっぱり改革が必要だと存じます。
突発的なことはもちろん仕方がございませんし、それから与野党のいろんなことがあると思いますけれ
ども、法案が出され、どこの
委員会に付託されるということが分かればそれなりの対応の仕方ってあると思うんですよね。質問をしたい人がちゃんと勉強をして、事前に勉強しておけばかなり早く通告もできるわけですし、そのことができないために、もう本当に夜遅く仕事をしている。しかも、ちゃんと質問があればいいんですけど、時には全く空振りなんということもあったりしているわけでして、特にこのところ
厚生労働省はたくさんの大きな法案を出しております。みんなもう、
局長も担当者もみんな青い顔になって、年金のところでも介護のところでもそうでした。これから恐らく医療
制度なんかもそうだと思いますけれ
ども、余りに不健康な
状況で仕事をさせるのはやっぱり問題ではないかというふうに思うわけでございます。
少ない定員で能率的に仕事をするために国会の方にも改革が必要だと私は常に思っているんですけれ
ども、是非、こういう法案を所管している
厚生労働委員会からでもこういうことを改革したいと思いますし、それはもうこちらの方に、理事さんにお願いするわけでございますけれ
ども、行政庁におられます
大臣の方からも、要するに行
政府に対して、やっぱりこういうことについて申入れしてくださるようなこともしていいんじゃないかと思うんですよね。
是非それをもう少し、やっぱり
公務員の働き方に大きな影響を及ぼしている国会の在り方、ここについても改革できるように是非したいというふうに思うんですけど、ちょっと、もう国会改革のことは全部よく御存じの
大臣でございますから、何かコメントがあったら教えていただきたいと思います。