○谷博之君 資料一として皆さん方にお配りしてあるのを見ていただきたいんですが、この
公共職業安定所の管轄区域というのがあります。この中で、今度千葉南ができまして、その中で外房の九十九里町、大網白里町、この二つは外房線、内房線、総武本線、駅がないところなんです、これ。正に公共交通機関が利用できない、そういうふうなところ。だから、最寄りの駅までバスかなんかで行かなきゃいけない。こういうふうな大変交通の便の余り良くないところも入っておりますね。で、今のその考え方でいくと、公共交通機関を使いなさいということなんでしょうけれども、例えば平日の一定の指定された時間に認定等で行くためには、これ利用者にとって本当にこれでいいんだろうかという私、気がします。
これは具体的に私の地元の話をさせていただきますが、
ハローワークの宇都宮で、もう前から駐車台数がありませんからバスを御利用して来てくださいという
張り紙なんかも張ってあるわけですけれども、要は宇都宮の例を言いますと、労働局、基準局、気象台、関東農政局、自衛隊、こういういろんな機関が合同庁舎に入っていて、全体で九十六台、そのうち
ハローワークの指定台数が十九台、で一日に来訪される客という来訪者は、具体的な数字はつかんでおりませんが、推計でいきますと、
求人求職合わせて約四百人から五百人が最低参ります。そういうことを考えると、違法駐車までして近隣の道路に止めて、そしてその時間に間に合わせるというケースがあって、非常にこれはいろんな問題が起きているんですよ。
そういうことを考えますと、私は、全国的に全部数字も出してもらいましたが、駐車台数の余裕のあるところもあればほとんどないところもある。それはそれで
地域の事情それぞれあると思います。土地を借りようと思ってもその土地代が高いとか、そういうことがあると思うんですが、私は少なくともこの場所でじゃ障害者用の駐車場だけでいいのかなというそういう率直な疑問を持っておりまして、これはお互いに言い合いの問答になっちゃうわけで、現状はそういうことですというか、お答えしかないと思うんですが、私は非常にこれはちょっとおかしいなというふうに思っています。
ですから、こういう新しい機関を整備する場合には、やはり私は、最低限の利用者の利便性を考えたシミュレーションというものをして、そういうもので対応できるものは、駐車場も含めてどうすべきかという議論がやっぱりどこかにないと、やっぱり私は
行政サービスという意味ではちょっと片手落ちになるんじゃないかという気がします。これは、私の
意見として
お話しさせていただきたいと思います。
それからもう一点、まあこれは直接この
承認案件とは若干異なりますが、私は前々から難病
対策のことについていろいろ質問もさせていただいておりますが、三年前から難病
相談・
支援センターというのが全国の都道府県に
設置をされてきておりまして、千葉県でもそのセンターが
設置をされております。
お配りをしたこの資料を見ていただきたいわけですが、資料二が千葉県の
地域難病
相談・
支援センターの位置です。全件で、これは全件の数が九か所ですね。そして、もう一枚の資料一を見ていただきますと、
公共職業安定所の数は十三か所あります。
この難病
相談・
支援センターというのは、もちろん医療の問題もそうですが、その難病患者や家族の皆さん方の教育や就労の問題等についても全部
相談を受けるそういうセンターになっています。当然、栃木県でも、私は
平成十六年、十七年と二か年間を調査してみましたけれども、両年で大体百件近くも
相談が就労
相談来ています。で、こういう
相談を全部その
ハローワークにこれを振っているわけです。その結果どうなったかということについては、後フォローしていません。ただそちらに回すだけの話です。
この千葉の場合は、成田市のところを見ていただきたいんですが、この資料二のところには成田市に難病
相談・
支援センターがあります。ところが、資料一を見てみますと、いわゆる印旛、いわゆる印旛・山武のこの
地域のそれぞれの市町村によっては四つの
ハローワークにこれ振り分けられちゃうんです。ですから、成田市にある難病
相談・
支援センターに例えば就労
相談に難病患者の人が行ったときに、住んでいる場所によっては船橋であったり、千葉の現状のところか千葉南か、あるいはまた、そうですね、現在の成田の
ハローワークか、どこかにこれ振られちゃうわけです。そういう意味では、非常にこういう意味では一貫性といいますか、ラップしていない
部分が起きているわけですね。
こういうふうなことについて私は非常に、これは
行政の分割ということでそれぞれの事情があるんだと思うんです。千葉県は総合医療機関にこの難病
相談・
支援センターを
設置していますからこういうふうな場所になったんだ、しかも二次医療圏のその区域の中でこういうセンターをつくっているわけですから、これはやむを得ない
部分があると思いますが。そのこととこの
ハローワークとの連携ですね、しかもそれはいわゆる一方通行に、
相談・
支援センターに
相談をした人が
ハローワークに行きなさいといって一方通行でそちらに回されるだけじゃなくて、逆に
ハローワークの側からもそういうものについての、いわゆる
相談・
支援センターに連絡をするとか、こういう連携がやっぱり取られなきゃいけないと思うんですね。言っていること、多分お分かりだと思うんです。
ですから、そういうことについての、私が今申し上げたことについてのコメントがあれば発言をしていただきたいと思うんです。おかしいんじゃないですかと。