○荒井広幸君
大臣の下でこれもいいことをやっていただけると思います。
市町村に還元する、これはもう非常に説明の時間から労力が一杯掛かりますし、そういうことをしていただきたいと。
そして、同時に、缶とか瓶はもう市場が成り立っているから直接そういうものが取引されますが、このように
ペットボトルは間もなく卒業できるかと思いますけど、来年もまたそうしたお金は出てくるでしょう。市場が成り立てばもうこうした指定法人などを使う必要がないわけですから、そういう
意味でも
循環型社会が成り立っていくことを期待して一層いるわけです。そういうことを
努力した
市町村にやはり還元するということは、循環型として非常に意義があることだと思います。早く決めてやってください。
そこでもう
一つ、名古屋の方の御
指摘で、名古屋の
参考人の御
指摘で、金山というところがあったと。そこはクーポンで、いわゆるエコクーポンをやっているというんですね。私の福島県の須賀川というところでも、
先生方も京都を視察されたわけでございますけれども、ここはそこに一工夫しているんです。どういう工夫かといいますと、三十二台の、この会社はバイオディーゼルでトラックを走らせています。これを全部、軽油の代替燃料としててんぷら油を
回収して、それで三十二台全部バイオディーゼルで走らせます。そうすると、
地球温暖化対策やら様々なものに
効果があるんです。捨てる廃油の再
利用でもあります。
一工夫は何かと。市長さん始め市の
皆さんの理解をもらって、今までは燃やすのに百万円掛かっていたわけです、てんぷら油。これは、百万円というのは何か。その須賀川の中の二十二校、小中で大体百万円掛かっていたんです。ところが、それでバイオディーゼルになって走っていきます。走っていきますと、今大体軽油は百四円ぐらいですから、それがてんぷら油で使いますと、百四円よりはるかに、はるかにではないんですが、安くバイオディーゼルという代替エネルギーになってくるわけです。
これをやってもらったというのが
一つと、二つ目は何が工夫しているかというと、エコマネーなんです。
先ほどの、名古屋の昨日の
参考人の
お話のように、エコマネーで地域通貨に還元するんです。
どういうことか。軽油を買うより安くなるものですから、多少。商店街に商店街振興のためのスタンプカードというのがあるわけです。須賀川はウルトラマンの出身地なんで、ウルトラマンスタンプと言うんですが、シールを十枚ためると例えば千円になるとか旅行会に行ける。そのスタンプ、シールなんですけれども、そのシール分は金券と同じ
意味を持つんです。結局、御家庭のてんぷら油を持ってきたら、そのシールを五枚張ってあげるんです。それが金券に換わっていくわけですね。
そのお金についてどうしたかというと、百四円の軽油を買う分より、再生産、代替燃料にてんぷら油からした方が若干安いものですから、そのお金をその商店街にスタンプ代として差し上げている。つまり、そういう循環型をやっているわけです。
こういうものを
大臣、そして
環境省の
皆さん、地域通貨や地域のいわゆる助け合いというものをうまく使いながら、お店に買物に行ったそのときに一緒に持っていく、そしてスタンプを押してもらう、それがまた
環境対策になって走っているわけです。CO2
対策にもなるわけでございます。
こういったことについて、私は、例えば特区扱いにするとか、あるいはこういうものを普遍化するような
努力、こういったものをやってみたらいかがかと思いますが、御見解を聞かせていただきたいと思います。