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足立信也君 そこも確かに問題なんですね、出発点はそこです。私の問題のとらえ方が違うんですね。それはこれから言いますが、確認、もう一回言っておきます。
これ、地上に近い国旗がたなびいていますね。これ、十メーターぐらい高さあるでしょうか。桜、結構大きなソメイヨシノの上に出ています。これは十メーターはあるでしょうね。十分間、旗はたなびきながらも風車は回らないということです、この写真はですね。
そこで私が問題に思っているのは、この設置に当たって設置
検討委員会というのがつくられたんですね。ところが、これはつくば市です、ですから余り詳しくは触れません、
委員長も選任されておらず、一度も
委員会も開かれていない。これはつくば市の問題だと思います。
先ほど局長が言われましたように、
基本計画にある能力と実際に設置された風力発電設備の能力が異なっていたと。簡単に言いますが、別物だったということなんですね。その
内容なんですけど、
基本計画に出されているのは、この前小林議員もおっしゃいました、直径十五メートルの風車なんです。どこにもないんです、そんなもの。そして、設置されているのは、先ほど言いましたが、直径五・三メートルの風車なんです。風の関係とかいう
大臣からの
答弁もありましたが、これ、旗はたなびいていると分かりますように、この
基本計画のいいところは微風でも回転をするという売り文句なんですね。そして、先ほど言いましたどこにもない十五メートルの風車、つまり架空の風車なんです。それを計算している。それが報告書になっている。でも、実際に設置された風車は別物なんですね。架空のものを机上で計算して出して報告している。
ちょっと
意味合い違うかもしれませんが、私、捏造だと思うんです。構造設計の偽造と似てませんか。私の問題点のとらえ方はここなんですね。これが
成果主義の一つの弊害の現われじゃないかと思うんです。
もう一つ。非
公務員化して独法になった場合に兼業できるんですね。この報告書を書いた方、そういう風車を開発、販売までなるんですかね、会社を設立してますよね。そういうことが、奨励していくんでしょうね、きっと、兼業を。そうすると、そこでも
成果を求めなきゃいけない。
今、以前の国立
大学は、まあ私立
大学、ここは私立
大学ですから、私立
大学もそうですけれども、ベンチャー企業の立ち上げ数というのが物すごく
評価の対象になっているんですね。恐らくは、立ち上げることに対して周りは非常に押したんでしょう。立ち上げたら
成果出さなきゃいけないですね。そのことがこういう架空の風車の机上の計算だけの報告書になっているんじゃないですか。この点が私は問題。
研究とかあるいは教育もそうですが、そういうものに携わる人間にとって、この捏造するんだ、まあ韓国の教授の話もございますけれども、こういう事態が実は一番の問題だと私はとらえているんですね。
この点についてはこの
環境委員会の中でいろいろ議論しても先へは行かないと思いますから、私の問題点のとらえ方はそこだということをお伝えしておきたいと思います。これで六個目ぐらいまで行きました。
次の
懸念は、採用の公平性が確保されるか。これは独法の基準で採用はできるわけです。少ない常勤で非常勤の方を非常に多く採用している。採用基準は自由に作れる。今までは博士を持っているか
国家公務員の試験に合格した人しか採用してないですね。それが、採用基準自由に定められる。縁故採用あるのかなあと。このことは感想だけ述べて飛ばします。
それで、もう一つ。もっと大事なことは、
人事交流、これを
大臣も
政府参考人もこの点が
メリットなんだと、この
人事交流が活発になるんだと、これを強調されるんですよ。私はそこが一番疑問に思っているんです。
ここで
大臣の
発言ちょっと確認しておきたいんですが、
衆議院の
環境委員会で
大臣は、
職員となって、つまり常勤という形の
実績はこの五年間ないと
答弁されている。この
意味がよく分からないんです。これは、出向という形が多いんでしょうが、実際に
交流という形で採用された人は五年間、つまり独法になってからいないという
意味なんでしょうか。確認を
お願いします。