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国務大臣(
麻生太郎君) まず
最初に、今、
梅田参事官の方から申し上げましたように、これは
二つの
大学に聞いております。
神奈川歯科大学並びに大阪医科
大学と
二つに
調査を依頼して、ほぼ同じ時期に
答えが出てきたということになっております。
したがいまして、私
どもとしては、単に
一つの
大学が九九%の
確率とか九七%の
確率とかいうんじゃなくて、
二つの
大学そろって九七から九九の間で出してきていますんで、その
意味では極めて
確率は高いという前提を持ちまして、これは
最初に知らせたのは
韓国側であります。
韓国に、これはお
たくの方は、
うちは分かったけれ
ども韓国が分かってないというんじゃ
韓国も
立場がないから、それは
韓国に
最初に知らせるべきじゃないかということで、それはそうだということで、
韓国に
最初に知らせて
情報を共有した上で事に当たる。
韓国は
韓国で御
自分の
大学でこれやっておられますんで、
うちの方の結果はこうですと、したがってお
たくの結果がいつ出るのか知りませんけれ
ども、その結果を見た上で、少なくとも
うちの方はこういうことになりましたのでという話をした上で今後の、
一緒に
共同していくという
意味で至極大事なところだと思っております。
そして、私
どもは、これ
北朝鮮に対しましては、十一日の午後、いわゆる、今日が十二日か、今日十三日、おととい、十二日の午後の
日朝協議の際に
佐々江局長の方から
向こうの、十一日の午後に
金桂冠外務副
大臣、先方の
外務副
大臣に対して
検査結果を伝達しておりますんで、少なくとも
北朝鮮の
対応は、誠意あるもの、こういったことは事実なんだから誠意ある旨を求めて、改めて強く
要求をいたしております。
また、
政府としては、これは同時に、従来どおり、
生存者の帰国、真相の究明、そして
容疑者のいわゆる引渡し等々に関しましては引き続きやっていきます、やっていくのは当然なんですが、
韓国政府に対しても、これはお
たくのだということははっきりしたんだから、少なくともこれは御
自分で今から鑑査を
実施されるとは聞いているが、少なくとも
日本の
答えはこれ、したがって拉致問題に関しては、これは今後
関係は同じ
立場になったんだから少なくとも
連携を強化していくというのが当然じゃないかということを申し込んで、
向こうに既に申し込んでおります。