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赤澤分科員 自由民主党の
赤澤亮正でございます。
鳥取二区選出の新人でございまして、きょう質問させていただくことを大変ありがたく思っております。本日は、
国土交通分野につきまして、地元の問題も多く含め、質問をさせていただきたいと思います。
まず、道路
整備について伺います。
一言で申し上げて、道路
整備の
効果は絶大でございます。鳥取県で最近の例を挙げれば、私の選挙区外になりますけれ
ども、青谷羽合道路のアクセス部、こういった県民が待ち望んだ道路が供用開始されれば、大変な
効果が実感され、感謝をいたします。この道路は、実は、鳥取県の西部、私の選挙区から県庁所在地である鳥取市に到達するにも非常に
効果がある道路でありまして、大変地元も喜んでおります。
また、私の選挙区でいえば、米子道路の淀江大山—米子東間、これは五キロで今二百円という料金を取っておりますけれ
ども、これが無料化されることで、これまで、たった二百円の料金ではありますが、大型トラックがすぐに米子道路を迂回して九号線に入るということで大きな渋滞の原因になっておりました、そういった点も解消されてまいります。
道路について言えば、本当に通貫ででき上がるということが、未供用の
部分があったり一部料金を取ったり、そういうことが本当に
効果を台なしにするということがよくわかると思います。
以上、本当にこれまでの
整備について大いに感謝をするところでございますが、総じて申し上げれば、地元の実感としては、長らく待ち望んでいる道路
整備がこれまでのところ遅々として進んでいるという感じ、これが実感でございます。
これからの時代は、地方が自立して競争することを求められます。小さな
政府の裏返しということでありますけれ
ども、もし自立して競争しろというのであれば、ぜひ競争条件はそろえてほしいという思いを強く持っております。
鳥取県は、例えばインターチェンジから三十分で行ける人口の割合、インターチェンジ三十分カバー率と一応通称しておりますけれ
ども、これだと四十七都道府県で四十七位でございます。また、高速道路の供用率、これも四十七都道府県の中で第四十七位という大変名誉ある地位を占めております。このままでは、幾ら境港の港湾
整備をしていただいても、米子空港の滑走路延長を進めていただいても、道路交通の便が悪いために、十分に観光振興、物流
事業振興を図ることができないという極めて苦しい
状況にございます。
最近、地方においても必要な道路は概成している、大方できているという誤った事実
認識のもとに、今後要るのは高度医療施設へのアクセス道路とか災害時の代替道路ぐらいだろうという
ような
議論が散見されるところでありますが、私は、これは全くの事実誤認であるというふうに思っております。まず、最低限の経済の動脈、生活道路を
整備していただきたい、切なる願いでございます。
鳥取県においては、いまだに、県内主要都市を結ぶ道路、それから県内外の主要都市を結ぶ道路が完成からほど遠い
状況になっております。最低限の道路
整備もまだまだこれからというのが偽らざる実感でございます。
そこで、地方道路
整備の基本的
考え方について伺います。
先ほど申し上げました
ように、これから新しい道路
整備は余り必要ないとか、あるいは、今後道路
整備特会の
見直しも行われますが、道路
整備を求める地方の声が非常に切実である、非常に強いということを踏まえれば、財源問題の結果のいかんにかかわらず、特に必要最小限の道路
整備もできていない山陰などの地方において、今後とも必要な道路は着実に
整備するということをぜひともお願いしたいと思いますが、今後の地方道路
整備についての
大臣のお
考えを伺います。