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長浜委員 かなり長い中断の後、こういった、これは
政府見解ですか、統一見解と理解をしてよろしいのでしょうか。こういった統一見解が、私は何のためにこの前あれだけ時間をかけて、いや、その前には松野
委員もやったわけでありますが、こういった答弁を、
政府見解を、十時十五分に、時間がかかって出されたものを、御理解をいただきたいと言われても、評価ができるわけがないわけでございます。
先ほどは安倍官房
長官には答弁を求めませんでしたが、今、逆に、安倍官房
長官から
政府見解、統一見解の
お話があったわけでございます。そもそも、この質問主意書に関する答弁は、
内閣総理大臣小泉純一郎ではなかったんですね。十一月十八日のこの答弁書は、
内閣総理大臣臨時代理
国務大臣安倍晋三、つまり、あなたがこれは出されたものでもあるわけでございます。
この、必ずしも特定の行為をなすことを
内閣で決定したものではありませんという答弁が
政府統一見解であるならば、過去幾つの質問主意書が、先ほど中断前でも申し上げましたが、BSEのこの問題のために質問主意書というものが存在をしているわけではありません。さまざまな分野で出された質問主意書、つくって答えが返ってきて、当時は、議運
委員長を経験もされた
委員長でありますから、あれはいつでしたですかね、
昭和二十三年か、とにかくずっと前、古い時代には、一々議運がチェックをしながらやられていたこういった伝統のある質問主意書において、特定の行為をなすことを
内閣として決定したものでないということが仮に定められるんだとしたら、今までの質問主意書の中において、これで理解したと思っていたものが全部崩れるのではないかなということを危惧するわけです。
特に、今回の場合の、思い出していただきたいんですが、自民党も
民主党もあったものじゃなくて、この牛肉の問題というのは、休憩時間も随分いろいろな人から言われました、安心して牛肉が食べられるというふうに思っていたものが食べられなくなった、どうしてこういう
状況になっちゃうの、あなたたちは
国会決議までしたんじゃないの。十七年三月三十日、去年の三月三十日に農水
委員会での決議、
国会決議ですね。「米国産牛肉の輸入再開問題に関する件」で全会一致の決議がなされました。「米国産牛肉の輸入再開については、科学的知見に基づき、食の安全と安心の確保を大前提として、国民の十分な理解が得られるよう
対応し、もって、国民の健康の保護に万全を期すべきである。 右決議する。」と。
別にこんなのは、こういった問題は、全会一致でもありますから、党利党略とか、いわゆる政局物でやっているわけではありません。
安全国会の中での食の安全、私たちは、拙速な決め方だな、こんなときに牛肉を輸入して大丈夫だったの、こんなことで
委員会、
国会では責めましたが、しかし、一般の方々からすれば、いや、早く食べられてよかったんじゃないかな、そう素直に思っていた方もいらっしゃると思いますが、現実には輸入ができないような
状況になっている。テレビで毎日やっています。輸入をして、やろうと思っていたのができなくなった。
こういった
状況の中において、この質問主意書は、そういったトラブルを起こさないために、
川内委員は、「対象
工場における具体的な完全遵守の確認方法や、」さっきも読みました、「SRM除去率などの科学的キットを用いた調査結果、調査人員、
予算、確認頻度などを渡米して確認すべきだと思うが、
政府の見解を求める。」というのが質問主意書でございました。
つまり、こういった特定の行為をなすことをこの答弁書の中においては、「輸入再開以前に、また、輸入再開後も定期的に、担当官を派遣して米国における
我が国向け牛肉等に係る食肉処理施設に対する現地調査を実施することが必要と
考えている。」当然のことながら、質問主意書における、この対象
工場における先ほど申し上げた具体的な事例を受けて「現地調査を実施することが必要と
考えている。」という答えに、普通の人なら問いに対しての答えと受けるわけでありますが、こういったものすべてを、特定の行為をなすことを
内閣として決定したのではないという
意味でございましょうか、官房
長官。