○高山
委員 ウィニーのことを聞くと必ず、今答弁をすると検索を容易にと言うんですけれども、ウィニーは、キーワードを入れればばあっと出てくるのであって、
内容が正しい、間違っているは
関係ないんですよ。こういうファイルが今ネット上にあることはもう争いのない事実で、その検索を容易にするのは、例えば、このファイルが愛媛県警から出たとか、あるいは自衛隊の何とかという駆逐艦のものだとか、そこを例えば国会で言えば検索は容易になりますけれども、もう週刊誌にこれは出ていて、やる人はやっていますよ。
だから、私は、この真偽のほどを今聞きたかったんです。それはなぜかと言えば、もしこういう
自白強要マニュアルみたいなものがいまだに使われているとすれば、これは、今審議中のいわゆる
代用監獄問題、やはり
代用監獄というのはかなり危険なものだなというふうに断ぜざるを得ませんので、これが本物かどうかというのはすごく大事なことなんですけれども、官房長は、
捜査中であり、これは完全なにせものだと断言はできないというような御答弁でしたので、この
質問はもう終わります。
あと私が伺いたかったのは、どういう人がその組織で偉くなっていくかという勤務評定でございます。
勤務評定をするときに、例えば
警察であれば、あいつはもう
自白を何本もとってきたから偉い、こういうことで評価されるのであれば当然みんなそっちに行っちゃうでしょうし、だから、一体どういうことで評価をしているのですかと。きのう、その評価方法を教えてくださいということを言いましたら、割合漠然とした評価、責任感が強いとかそういうのが多かったものですから、そこはちょっと私としては、一体これからどういう
捜査方法が評価されるべきなのかというところで、もう少し、余り
人権教育をして、
捜査が物すごくおろそかになるということがあってはいけないのかもしれませんけれども、本来
法律をつくるときには、そういう暴走しそうな部分に関しては、おまえ、そういうふうにすると評価が下がるぞというようにして、評価方法も
考えていただければというふうには思っております。
それでは、ちょっと
質問はかわりまして、きのう、せっかく東京
拘置所ですとか行刑
施設を見学させていただきました。その中で、政務官と一緒に見に行きましたら、
拘置所で領置した漫画本ですとかTシャツとかそういうものを、ここは民間委託なんですというふうに現場の方がおっしゃっていて、えっ、これまで民間委託しちゃっているの、
杉浦大臣になる前からなのか知りませんけれども、随分頑張っているなと。この間の行革特ではすっかり抵抗勢力の役割を演じていた
法務大臣ですけれども、まず、私はこれから、行革特でもちょっと答弁の食い違いが見られましたので、はっきり伺っておきたいんです。
行革法で、公権力を行使する刑務官を除くと括弧書きで書いてあるんですけれども、まさにその部分が、じゃ、一体どういうところなのかというのがはっきりしないと、これは公権力なんですよといって広がっていくおそれもあるし、逆に、あんな領置のところの部分が、これを民間に委託しちゃっていいのかなというようなものまで委託しちゃっているということですので、まずこれは
大臣に伺いたいんです。
いわゆる刑務官といっても、経理みたいなことをやっている人もいるでしょうし、いろいろな仕事があると思うんです。だから、その身分によって区切ることはできない。ですから、公権力の行使ということをはっきり、これだという確定した基準を出してください。後はそれを当てはめればいいと思いますので、
大臣、お願いします。