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杉浦国務大臣 ただいま外務省から
答弁があったとおりでございます。
日米規制改革及び競争政策イニシアチブの
もとでの対話については、毎回要望書を交換しております。一番新しいのは
平成十七年十二月八日付で、これは外務省のホームページにも載っておりますが、この関連
部分について、この要望書、これは先方に渡されていると思いますが、
日本国政府は、米国政府に対し、以下を求める。
(一)引き続き、各
出入国地点で
審査に要している時間を把握の上、更なる
入国審査の迅速化のために必要な措置をとること。
(二)US—VISITプログラムによって取得された
個人情報を厳格に
管理すること。また、
指紋情報を読み取られることについての
日本国民の不安を軽減するため、可能な
範囲で、
個人情報保護のために米国政府が講じている一連の措置を明らかにすること。
(三)
日本国民のUS—VISITプログラムに対する理解を深めるため、引き続き、本プログラムについての広報活動を行うこと。特に、今後、本プログラムの適用地点の拡大や、無線周波数による認証技術の導入等が行われる際には、制度の変更に伴う混乱も予想されるため、充分な広報活動を行うこと。
以上、三点が該当
部分の
日本政府の要望として記載され、これは文書になっておりますので……(
高山委員「最新のものね」と呼ぶ)最新のものです。
十六年のもの、米国の規制改革及び競争政策に関する
日本国政府の要望事項、十六年十月十四日、これは問題に出た新聞記事の後ですが、そこでも、読みましょうか。
以上の
事情を踏まえ、以下を要望する。
(a)本年九月三十日の適用対象拡大以降は年間平均延べ四百五十万人の
日本人米国渡航者が対象となると想定される。したがって、同日以降の
入国審査の混雑
状況を改めて幅広く調査し、必要な場合には人員の増加等の体制強化を図ることで、
入国審査の迅速化を行っていただきたい。
(b)
指紋情報を読み取られることについての
日本国民の不安を軽減するために、
指紋情報読み取りがインクを使わず電子スキャナでごく短時間に行われているという事実及び
個人情報保護のために米国政府が講じている一連の措置を一層積極的に広報していただきたい。
(c)米国・メキシコ国境において想定される混雑を回避するために米国政府が採っている(又は採ることを予定している)措置を早急に明らかにしていただきたい。
以上、三点を要望書に記載して、要望いたしております。
十五年分のにも大体同
趣旨でございますが、
以下の二点を要望する。
これは十五年十月二十四日付要望書でございます。米国の規制改革及び競争政策に関する
日本政府の要望事項、
二点を要望する。
(1)上記(a)の措置に比べ、本件措置は導入までにきわめて限られた時間しか残されていない。ついては、一連の
生体情報採取措置に関し、取得した
情報の適正な
管理のために米国政府が講じている具体的方策、及び、取得した
情報の
利用範囲にいかに歯止めをかけているのかにつき、早急に明らかにしていただきたい。
(2)査証を所持して米国に
入国しようとする者全てから
入国時に
生体情報を取得すれば、特に制度導入当初は、旅客数の多い空港において
入国審査処理時間が大幅に延びることが予想される。ついては、そのような混雑を回避するために米国政府がとっている(又はとることを予定している)人員・設備の増強措置を早急に明らかにしていただきたい。
この二点を要望いたしております。
ですから、文書として、要望事項を取りまとめて、先方に提示した中には入っておりません。