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小島委員 皆さん、おはようございます。自由民主党の
小島敏男です。
与えられた時間が二十分という短い時間ですけれども、
質疑の日も
最後を迎えたわけであります。
私は、
文部科学委員会で
筆頭理事を初めて務めさせていただいたわけでありますけれども、大変によい
経験をさせてもらいました。与党の
理事さんはもちろんのこと、野党の
藤村筆頭理事さんを初め
皆さんに大変御
指導をいただきまして、本当にありがとうございました。
なお、
遠藤委員長の穏和なリードで、
小坂文部科学大臣並びに
馳副大臣、大変に丁寧に御説明いただきました。
政府委員ももちろんのことでありますけれども、非常に
法案審議がスムーズにいったということで、心から感謝をしているところでございます。
私
自身、
文部科学委員会とそれから
教育基本法の
特別委員会に所属をしたわけでありますけれども、私は、
委員会、
特別委員会にこれほど座っていたことは初めての
経験です。ともかく、
筆頭も大変だし、
特別委員会も大変だなと思ったんですが、私の部会だとか
会議は全部お断りをしてこちらに
出席をさせてもらいました。しかし、そのことによって得られたものが余りにも大きいということで、今は感謝しているんです。大変にすばらしい
経験をさせてもらいました。
そこで、きょうは、
質問も出尽くした感がありますので、私は、地元にあります
埼玉県立熊谷養護学校とそれから
学校法人熊谷盲学校、ことしから名称が変わりまして
熊谷理療技術高等盲学校というところがありますけれども、そちらの方を視察してまいりました。
そこで、私思うんですけれども、きのうも、
参考人で来られた
日本LD学会の
上野一彦会長が、今回の
法律改正について冒頭で非常にすばらしい言葉を述べました。それは、
特殊教育から
特別支援教育への転換は、単なる看板のかけかえではなく、一人一人の
子供の
特別支援ニーズに的確にこたえる
教育を実現するための、
歴史に残る大きな
教育改革であるというんですね。ですから、大変に日の当たらない盲・聾・養の
教育施設制度に一矢を報いたということで、これは大きな
歴史的な意義があるということであります。そういうところに私も立ち会うことができたことを本当にうれしく思っていますけれども、それぞれの
関係者が並々ならぬ熱意で本
法案の成立を待ち望んでいるということがよく
理解ができたわけであります。
この
法案に直接携わった者として、そういう期待に沿えるような
法案になるように、
財政政策面でもきっちりとした、
後ろ盾をやっていただきたいというふうに思っております。
そこで、
熊谷養護学校の
関係であります。この
養護学校は、もうたびたび私も、行事があるたびに出ているわけでありますけれども、
質問をするので、何か変わったことがあるかなと思って伺ったんですけれども、これは、もう
委員の
皆さんがあらゆる角度から
質問をしていましたので、同じような答えが実は返ってまいりました。
これはどういうことかといいますと、
地域の
小中学校の
要請に応じて、在籍している
障害のある
児童生徒の
皆さんの
教育について
助言、援助を行うということになっておりますけれども、
現状では、
派遣依頼があった場合にできる限りの対応をしているようでありますけれども、一日に二名から三名
要請がある、そうすると、
養護学校本来の業務、任務に支障が出てきちゃう、だから、行ってあげたいのは全くもっともなんですけれども、我が
養護学校も抱えていますので、
小中学校の
要請にすべてこたえることができないというのが非常に残念だということを申されていました。
ですから、これは、
教員の
適正配置と
加配というのは、昨日も
皆さんが言っていることでありますけれども、これをやらないと、来年の四月一日ですけれども、スタートしないんじゃないかな、
地域の
皆さんががっかりしちゃうんじゃないか、また、
障害を持っている
方々もがっかりしてしまうのではないかというような
感じを持つわけであります。これを一つお伺いしたい。
教職員の確保は間違いないということのやはり気持ちを伝えていただきたいことと、きのう
参考人でDPIの
日本会議常任委員の
姜博久さんが
お話しがあったわけですけれども、その方が言っているのは、私
たちも
学校に呼ばれると、何かというと、
障害者というのはこんなに容易じゃないんだ、だから
皆さんということで、
障害者に対する
理解を求める講演の
依頼は随分来るんですって。だけれども、私
たちも、車いすだけれども、ともかくお手伝いすることがあれば、そういう
障害を持った子と、生きる喜びだとか、または将来の目的だとかというのを適切にアドバイスできるのは私
たちでしょう、だから、ぜひ
学校でお手伝いができるようなそんなことはいかがなものでしょうかという問題を私
たちに投げかけました。この辺について御
答弁をいただきたいと思います。