○奥村
委員 確かに
大臣の立場からはその答弁だと思うんですけれ
ども、実際にtotoの
運営をなされている方々の意識、そしてPRとかいろいろな問題があるわけなんですが、私は、ずさんなやり方がこういう結果になってしまった、本当に真剣に物事を
考えていただいているかなということで、楽しみを持ちながらサッカーくじを買って、夢を持って買っている方もおられる、そういうことを
考えますと、どうも、このサッカーくじのシステムそのものが根本的に間違っている、そして、これだけの赤字を積み重ねてきた、ここのところを転換しないといけないと思います。去年だけでも百四十九億しか売り上げができていません、それを今度は二百四十億を目標に挙げられているわけなんですが、そんなことで本当にできるかなというような思いをいたしております。
きょうは、このことが本題ではございませんので、まず
指摘をしながら、一日も早く、せめても期限を切って早く処理をされないと、今後、税金を投入していかなければならない、あるいはひょっとすると、以前も申し上げたように、国民の財産である代々木の陸上競技場だとか、あるいは、先日視察に行きました国立
スポーツ科学センターだとか、ああいうものを全部担保に入れて、そしてりそなに返していかなければならないような事態になってしまうのではないかということで、大変危惧をいたしておりますことを申し上げ、この
質問は終えたいというように思います。
先ほど来、ずっと各
委員の方々が御
質問をされてきたわけでありますが、
小坂大臣もよく三つ子の魂百までということをお使いになっておられます。だれしもが思うことは一緒だなというように思っているわけであります。
私
どもが生まれ、育ってきた
地域は、田舎だったものですから、こんな、
保育所だとか、もちろん
幼稚園も、隣の町にはキリスト教の方の経営なされているところが一カ所ありましたけれ
ども、私は寺の託児所、時にはお宮さんの託児所に行ってこいと言われて、そこで遊ばせてもらったことを思い浮かべているわけであります。そうした
保育所、あるいは
幼稚園には行かなくても、やはり、
地域の皆さんのおかげで、あるいはいろいろな方々の支えによって、今日こうして生意気なことを言わせていただける立場に置いていただけたなという喜びも感じているわけであります。
池坊
先生御存じだと思いますが、京都
教育大学に蜂須賀
先生という学長がおられたと思うんです。あの方とお話をしていたときに、胎教というのが大事なんだ、生まれてからいろいろ
教育をする、それも大変大事なことであるけれ
ども、胎教というのが大事なんだ、もっともっとそこに
教育の原点を置かなければならないと思って、自分はきょうまで
教育を進めてきたんだということをおっしゃいました。
私は、女性じゃないですからわかりませんが、女性のいろいろな苦労もあろうと思いますが、やはり、そこに結びついて胎教というものが大事である。そして、世に出て、その
人生の中でいろいろとみんなが支え、みずからが努力して、
教育を受けて、成長していくものだというように思います。ですから、こういうこともやはり大事ではないのかなというように思います。
保育所や
幼稚園、これは乳幼児あるいは
園児が初めて集団
生活に入るわけであります。そういうことを
考えますと、大変大事な時期である。だから、
大臣も三つ子の魂百までということをいつもおっしゃるんだなと、私は聞いております。
それと、やはり親の正直さが
子供の心を育てるということも、この蜂須賀
先生はおっしゃいました。まじめに、正直に
子供を育てたら、そのように育ってくるんだ、やはりそういうことが一番
教育で大事なんだよということを、もう数十年前に教えられたわけですが。
大臣に、ちょっと失礼なことを聞いてよろしいでしょうか。お孫さん、おられますか。(
小坂国務大臣「おりません」と呼ぶ)おられません。
私は、今審議をさせてもらっている
法律案一つ考えましても、やはり孫の顔、姿、そして、自分の
子供が
保育所や
幼稚園へ行っている姿を思い浮かべながら、確かに苦労いただいている方々の立場で先ほど来答弁をいただいていますが、これは机上の
議論にしかすぎないんです。本当に、心を持って、愛を持って
子供たちを育てていこうという気持ちでやはり
法案を審議していかなければ。
私は、この
教育論だけじゃない、ほかの問題でもそうです、汗して働く人
たちが本当に頑張っておられる。しかし、どんどんどんどん格差
社会が今生まれている。小泉政治、本当に私は国民にしっかりとしたものを
考えてやっておられるのか、パフォーマンスだけで政治が行われていいんだろうか。心からその場面、その場面を思い浮かべながら、政治というものは生き物ですから、進めていかなければならないという思いでおります。大変生意気なことを申し上げましたが、そんな思いで実は
質問もさせていただきたいし、
大臣あるいは関係の皆さんからの答弁をいただきたいというように思うものでございます。
まず、
制度の面からお伺いをいたしたいというように思うんですが、
地域におけるすべての
子供の育つ権利を保障していく、
保育制度の改革がまず私は必要だというように思います。ですから、
就学前の
子供の
教育、
保育、この一体化と、この
法案を出されてきたわけでありますが、将来像を含めて理念等、
小坂大臣の御所見をお伺いいたしたいというように思います。