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川内委員 私も、初当選以来十年間、このドミニカ移住者問題にかかわってまいりまして、実は、尾辻先生が超党派議連の会長で、私が
事務局長でずっと移住者の
皆さんをサポートしてきたものですから、この問題については、
先ほどここにいらっしゃった鳩山邦夫先生にも議連の副会長をお引き受けいただいたりしているんですけれ
ども、当時、農水省、外務省が
責任を指摘されているわけですが、第一陣を送り出したときの
内閣は鳩山一郎
内閣でございまして、そういう意味では、鳩山
内閣のときの
責任をしっかり果たすということで、鳩山邦夫先生にも御尽力をいただいているところでございます。
移住五十周年、五十年という時間というのは、一言で言うと四文字で終わってしまうわけでございますが、しかし、その長い長い年月の中で、自殺をされた方あるいは殺された方、本当にさまざまに苦労していらっしゃる。移住者として、
農業移民として成功している人は一人もいないという
状況であります。もちろん、
皆さん優秀ですから、選抜されて、試験されて選ばれてドミニカに送り込まれていますから、人間としては非常に優秀な方たちが行っているので、苦労して苦労して頑張って別なところで成功している人はたくさんいらっしゃいますよ。しかし、
農業移民として成功している人は一人もいない。そのぐらい過酷な運命に五十年間さらされたんだということを踏まえて
政府としても御
対応していただきたいというふうに
思いますし、私
自身も、議員側として、また
政府といろいろと
お話をさせていただきたいというふうに思っておりますので、今後ともよろしく
お願い申し上げます。
それでは、
米国産
牛肉の
輸入手続再開問題について
質問をさせていただきます。
まず、
中川大臣、私、六月六日のこの農水
委員会で、
米国における飼料規制の
強化、そしてサーベイランスの拡大、継続を、
日本政府の要望事項として
日本政府から
米国政府に対する年次改革要望書に記載すべきであるということを申し上げたわけであります。
そうしたら、
中川大臣は、私が言ったことは
政府の公式
見解である、当然、そういうふうに文書においても今後きちっとやっていかなければいけないというふうに思っております、そうしますというふうに明確に御答弁をいただきました。
日本から
米国に
提出する年次改革要望書の中に、飼料規制の
強化、サーベイランスの拡大、継続を盛り込む、載せるということを明確に答弁されました。
そこで私は、その
中川大臣の答弁を閣議決定文書に載せなければならないというふうに
思いまして、私が得意としております
質問主意書でこの答弁
内容の
確認を求めたわけでございます。そうしましたら、その
質問主意書の答弁書では、「
米国政府の検討
状況を注視しつつ、適切に
対応してまいりたいと考えている。」これはまた「考えている。」がついて、この「考えている。」というのがついた場合は、この前問題となった答弁書と同じように、特定の具体的な行動を指し示すものではないというふうに後でまた言い逃れのできる言葉なのかなというふうにも思ったりするんですが、そういう意味では、まことに不明確な答弁書になってしまったのではないかというふうに
思います。
そこで、改めて
中川大臣に
確認をさせていただきますが、
食品安全委員会の十二月八日の答申にもはっきりと書かれている、結論への附帯事項として記載されている飼料規制の
強化、そしてサーベイランスの拡大、継続については、ことしの年次改革要望書、
日本から
アメリカに申し入れる年次改革要望書に記載するということをここでもう一度、やるということを御答弁いただきたいというふうに
思います。
〔
委員長退席、二田
委員長代理着席〕