○寺田(学)
委員 日本国じゅうの方が
大臣ぐらい
行政に対して善意の気持ちを持って、先見性を非常に信じて
住民生活を送られていると、恐らく
大臣のような方々が働きかけて広まっていくんでしょうけれ
ども、現実として、率直に御家族の方が言われた、持っていて何になるのというところが一番のふえない
原因であると思います。持ったら
意味があるんだ、非常に便利になるんだということがわかれば、それは自然発生的に、だったら持ちたい、多少の、千円、二千円、五千円ぐらいを負担してでも持ちたいと思うと思うんです。
実際、なぜ
普及しないかということを、局長そして
大臣、ある見方からすると、
住民の方の
意見ということでお伺いしたんですが、
自治体の方も、では果たしてこの
普及のために心血を注いでいるかと。言い方をかえれば、
普及を促すような便利なサービスを
自治体として用意しているかということをつぶさに見るんですが、先ほど宮崎だどこだという話が出ていましたが、一部の
自治体ではそのような先駆的な試みというか積極的に取り組まれているんでしょうが、どうも見る限り、
余り自治体の方は取り組もうとしていない。
私も性格が悪いんですが、
大臣の御地元の和歌山の方の市
役所に問い合わせてみたんです。そうすると、身分証明書としては
利用できるよということを
お答えいただきました。そしてまた、写真が入っていると身分証明書としても効用を得るということでした。そしてまた、他の市町村からでも自分の
住民票を請求できるんだということを言いましたけれ
ども、その後に、免許証でもできますけれ
どもねということだそうでした。ここら辺、ちょっと正確じゃなかったら後で直しますけれ
ども、千円程度で申し込んでいただければ取得できると。最後のあたりなんですけれ
ども、和歌山市では、
カードの
申請には時間、費用など市民に負担が多く、また、それに引きかえ有用な点もほとんどないため、その
普及を積極的に
推進しているわけではないんだということを、文言どおりではないですけれ
ども、そのようなニュアンスのことをおっしゃられました。希望があった場合は対応していますよということです。
ちょっともう一件ぐらい調べてみようと思って、小泉総理の御地元の横須賀の方にちょっと問い合わせてみたんですが、大体同じように、身分証明書として
利用できると。印鑑証明の
申請に使えるところが他市町村であるが、我が横須賀ではやっていないと。現在、五百円で取得できるみたいですが、
余り活用はされていないんだというような声でした。
うちの市の方のことについてもいろいろ調べてみると、大体あまねくそんなトーンであるのが、平均的な
自治体のこの
住基カードの
普及に対しての意識だと思います。
ですので、ここに対して、先ほど
大臣が言われましたけれ
ども、
住民がとりたいと思うようなこと、そういう動機を持つためには、その
自治体が便利なサービスをそろえなければいけない。では、その便利なサービスをそろえるはずの
自治体自体がこれほど意識が先駆的とは言えないような状態になっていることは、
政府が後押しして頑張らなければいけない。もし
政府がこの
カードをもっと
普及させるんだというような考え方を持っていらっしゃるんだとしたら、積極的にこの
自治体に対して何かしらの方策をしなければいけないと思うんですね。
そのことについて、局長自身、何か考えられていますか。