○逢坂
委員 今の
大臣の
答弁を聞いて、半分納得、半分は少し食い足りないなという不満が残るわけですが、私自身もこの点もう少し勉強させていただいて、やはり今、これだけいろいろなことが
公務員に対して言われているわけですから、片や一方は、何となく都合のいい
部分を温存して、表へ出ていない。
それから、きちんとした統一的な
運用ができるようにいろいろやるということでありますけれ
ども、それについても必ずしも、今いろいろ
人事院の方からも
答弁いただいた中でも十分とは思えません。といいますのは、例えば、申し出による
件数の総数はわからないというような
実態もあるわけでございますので、本当にそれではちゃんと指導しておるんかという疑問も当然出てくるわけであります。
この点、ぜひ、
先ほどの
後藤委員からの
質問にもありましたとおり、国、
地方を通じて、国民に信頼される、そして
公務員が安心して働けるような
制度にしていかなければいけないというふうに強くお願いを申し
上げたいと
思います。機会があれば、この点またさらにお伺いしたいと
思います。
次に、冒頭に言いました過労ということについてなんですが、実はこれはなかなか難しい問題だというふうに
思いますね、過労。
手元に新聞記事のコピーをたまたま持ってまいりましたけれ
ども、これは二〇〇五年九月二十八日の北海道新聞の朝刊でございますけれ
ども、これに、社会保険庁の
職員が過労で自殺をしたというような記事が載ってございます。最終的に国に七千百八十万円賠償判決があったというようなことが載っているわけですね。これは国の
職員のレベルの話であります。
それからもう一方で、二〇〇六年一月十二日の、これも私の地元の北海道新聞の記事ですが、これは
地方公務員の話です。一九九九年十一月に厚岸中学校の教頭先生が自殺をしているわけですが、これについて、最初は公務外の
災害というふうに
認定があったけれ
ども、それに不服があった奥様が相当努力をして、
異議の申し立てをして、六年余りかかって、最終的に公務上の
災害だというふうに
認定されたということであります。
これは、事故ですとか、いわゆる何か物が落ちてきたとか、そういう場合は因果関係を明確にしやすいんですが、過労ということについては、なかなか客観的に
認定するのは難しいというふうに思うわけです。しかしながら、これから
公務員、国、
地方を問わず、勤務成績でありますとか
仕事の成績によっていろいろと
公務員の職務をはかっていこうというような
時代に入ってくると、この過労ということがますます重要になってくるんだと思うんです。
過労というものをどう
認定するのか、そのあたりの考えをまずお聞かせください。