○
古賀(一)
委員 私は
思いばかりが先走っているので、
皆さんイメージがわかないかもしれませんが、本当に、土地改良
事業が終わった農地に将来国道のバイパスができるだろうといって待っているけれども、何十年できない。できるとしても、土地改良が終わった農地をまた
道路として用地買収をしていく。こういうことで、本当に、農林省がつくった
事業を何十年おくれて
道路として改変していく。それで立派な通過交通型の
道路が
未来永劫残ればいい。しかし、実際は残らずに、コンビニができ、学校ができ、横断歩道ができ、信号ができということでバイパスは推移しているんです。
私は、そういうことを全部見た上で申し上げるならば、筑後川というのはまだ未開発の分野がたくさんあります。そこに堤防
道路を載せて、要するに橋周りは全部立体交差にして、技術的には簡単ですよ。そして、歩行者系の
道路としっかりと二段堤防で分けて、右岸、左岸に、二車線でもいい、立派な、信号が
一つもない、そして
景観は豊か。そして時折、そういう立派な
道路ができたことによって川の駅がある、道の駅がある、そこに近隣農家の朝市が立つ、野菜が出る。そういういろいろな効果があるのであります。
これは、次の
大臣かその次の
大臣かわかりませんが、族
議員が来るとだめなんです。おれは
道路のことしか考えぬと。やはり
北側大臣だから私はできると思うんですよ。私は、族
議員でも何でもない、そして
国土交通省の中でも、うちの
大臣は立派だ、
大臣の言うことならみんな聞くのではないかと
思いますよ。ひとつ、
北側大臣の歴史的なリーダーシップで新しい芽を、
国土交通行政の活力の息吹を、ぜひ今のような
事業連携あるいは新しい知恵を、局をまたがって、場合によっては省をまたがってもいいと思うんですよ。やるという
方向を、今の
北側大臣は適任者であります、私はぜひこの
在任期間中にやっていただきたい、心から
お願いを申し上げます。
大臣と私は当選も同期だし、かつては新進党でも
一緒だったんだけれども、これは私がそちらにおればやるんだけれども、私は野党ですからもう時間がない、
大臣に託しますよ。まあ、これができなかったら、やはりそれが結局自民党政権という、これぐらいの長期政権の限界ということで、政権を今度かえることをやらぬといかぬわけですが、これは
国民の支持が必要なもので容易ではない。ひとつ
大臣に
お願いしておきます。
時間も残り少ないんですけれども、最後に、アスベストについてもう一回確認の
質問をさせていただきたいと
思います。
要は、こういうことなんです。どうも、今までのアスベストに対する
国土交通省の対応を見てみますと、一言で言えば、建築物をつくるときには、建築基準法、建設業の許可だ、もちろんいろいろな法制、そして建築士ほかの士を絡ませて、建築をするときの
システムをつくっている。ところが、これから解体を迎える。解体を迎える
時代になってきた、維持管理の
時代でもある。その途中において、アスベストという問題が発覚をした。五八年にもうとっくに発覚しているんですけれども、またそれは熱が冷めて、
行政は対応しなかった。そして、この前のアスベスト禍というものが出た。
つくるときは、
国土交通行政の中で、
建設行政の中で大変な仕組みを打っていますよ。では、アスベストの解体のときはどうするかというと、要するに、労働安全衛生法の範疇でやっていただくことになっております、作業主任者がその現場を監督することになっています、それには特別講習を受けていただきたいと。この程度で、実は、アスベスト問題というのは、大気汚染防止法の体系と労働安全衛生法の体系、つまり厚生労働省ですよ、それの研修ぐらい、作業員の特別講習ぐらいなところに今ゆだねられておるように私は思うんです。これでいいんでしょうか。
これから膨大なアスベストの除去
工事をやらなきゃならなくなる。あるいは、今まで輸入されたアスベストの残存量から見ても、まだまだこれからが本番という状況でございまして、私は、このアスベストの除去
工事について、建設業
行政あるいは発注
行政、この一環でしっかりともっと位置づけをして、規制を強化すべきだ。少なくとも公共
工事、国、地方公共団体が行う、発注するアスベスト除去
工事については、もっとしっかりとした資格というものを今課さないと、今後何十年にわたってアスベスト解体
工事は、もうけになるぞ、資格持たぬでいいぞ、講習受けとけや、こういうことで、その現場から出た産廃のアスベストもどこに行くかわからぬようになりますよ。
私は、そういう面で、国、地方を問わず、最低、公共
工事については、アスベストの除去
工事については、技術審査証明を条件とするなどのもっと強い発注
行政、建設業
行政をこの際とるべきだ、こう
思いますけれども、これについてのお考えをお聞かせいただきたいと
思います。