○泉
分科員 非常に前向きな御答弁をちょうだいいたしまして、大変感謝をしています。
実は、私の選挙区の京都市並びに京都府は、この児童遊園は統計上はゼロということになっております。改めて京都市の方に確認しましたら、二カ所それでもあるというんですね。ここも実は、厚労省の持たれている統計の数と、各
自治体の把握している数というのが結構ずれがありまして、東京都なんかでも、厚労省は恐らく百九カ所か何かという数字を持たれていると思いますが、こども未来財団というところが調査をすると、たしか二十一区の合計でも十九カ所ぐらいしかないというような回答が返ってきたりしていまして、かなり実際は、さっき
大臣おっしゃられた三千七百という数も、実態は大分変わっている可能性があります。
その
意味で、実はこの児童遊園も、
大臣、公園に児童厚生員というスタッフを配置するか巡回させなければならないという
制度になったままなんですね。では、実際に、いろいろな連携があって、児童館と
一緒に建てられている児童遊園なんかであれば、児童館にそういうスタッフがいますから、子供らを見ることができる。しかし、いわゆる単独型と言われる、公園だけがぽつんと置いてあるところを大人が巡回をするというのは非常にまれなケースでして、残念ながら、児童厚生員、機能している少数の例はあるかもしれませんが、もう今の
時代、なかなか現状に合っていないという
状況もあるんじゃないのかなというふうに思います。
その
意味では、今、この設置基準とか設置運営についてという、
昭和四十年ですとか
平成十年でしたでしょうか、いろいろと設置に関する要件が書かれているものがあるわけですけれども、これをもとに
自治体が自由に置けるという形はとっているんですが、やはり、滑り台、ジャングルジムだ、ブランコだ、あるいは砂場だ、そして三百三十平米以上とか、そういうような要件がいろいろあるわけですが、これからはもっと自由に、もっといわば
地域の子供が
自分たちの公園づくりに参画をして、大人と
一緒に公園をつくってみる、そんなプロジェクトだってあったっていいんじゃないのかなというふうに私は思っておりまして、今
大臣がおっしゃられた方向で、ぜひ、国土交通省もあわせてどうかお取り組みいただきたいと思います。
この間、実は国土交通省、児童公園から街区公園に変えました。その趣旨というのは、子供がどんどん減ってきている、そして
高齢者が公園にもどんどん入っていきたくなった時期だから、児童公園という
役割から、全部の世代が入れるような公園にしようというような取り組みなんですね、国交省の流れは。そうなるとどうなるか。
実は、政令市と東京都、公園にアンケート調査をとりましたら、五二%の公園でキャッチボール禁止というような
状況にもなってきていまして、どの世代の子供たちに、あるいはどの世代の人たちに公園に親しんでもらうのかということは、ぜひやはりもう一回整理をし直す必要があるんじゃないのかなというふうに私は思っておりますので、ぜひこのきょうの
分科会を機に、
大臣、どうかお取り組みをいただきたいというふうに思います。
正直言いまして、
大臣に非常に積極的な御答弁をいただきましたので、より細かくお話もお伺いをして問題点を追及もしようかなと思っていたんですが、よく官僚の皆さん聞いていただいたでしょうか。もう私はこの
大臣の言葉を信じて、また皆さんと細部について打ち合わせをしていきたいと思いますので、どうぞよろしく
お願いをいたします。
そして、もう一つ、きょうは
質問がございます。それは、この四月からいわゆる
介護保険法の、かなり細かいところになるわけですが、
介護サービス従事者の
研修の体系ということが少し変わっていくということであります。それは、
介護職員
基礎研修制度ですとか、ファーストステップ、セカンドステップ
研修とか、いろいろな変更点があるわけですが、やはり
全国多くのホームヘルパーさんがおられる中で、そのヘルパー
制度も将来的にはこれからなくなっていく方向だというふうに聞いております。そういった
意味では、国レベルでは非常に多くの改革がありますけれども、現場レベルでは大変大きなまた動きがあるものかなというふうに私は理解をしております。
そこで、このことについて本日
質問させていただきたいと思いますけれども、ちょうど昨年、一昨年ぐらいからこの
研修制度については
議論が進められておりまして、そして今
年度からいよいよ具体的に
介護職員
基礎研修というものが始まるというふうに理解をしております。こういった
意味でのスキルアップは非常に重要だというふうに思っておりまして、言葉は悪いですが、これまでヘルパー二級あるいは三級というのは、受ければ受かるというようなことも言われてきたのも一つでして、本人のやる気によって、非常に有用なヘルパーさんもおられれば、残念ながらスキルがまだまだ向上されていないというヘルパーさんもおられたというふうに理解をしております。
その
意味で、この
基礎研修は非常に重要だというふうに思っておりますけれども、この実施について、
研修事業者を指定する都道府県の指定
事務の実施準備、これが今ちゃんと進んでいるんだろうかということを多少私は心配しております。
といいますのも、本来的にはこの四月ぐらいから事業者が指定をされて、学校がスタートをできるぐらいのものでよかったのではないのかなというふうに思っていたわけですが、残念ながらというか、現在のところは、
研修事業者の指定に関する規則、この省令がことしの三月三十一日に出まして、そしてまた
研修のカリキュラムに関する通知というのが恐らく、今もう出たんでしょうかね、ちょうど近日中というふうに私は聞いているわけですけれども、現状、この作業というものはおくれ、あるいはこのカリキュラムに関する通知、いつぐらいに出されるか、ひとつお伺いをしたいと思います。