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小林政府参考人 先ほどお尋ねありましたCDM予算の獲得、頑張ってまいりたいと
思いますし、また
大臣を先頭に鋭意頑張っていきたいというふうに思っておりますが、今までの予算についてということの御
質問を賜ったわけでございます。
今までの予算でございますが、私
ども、CDM、それからJI等々を
活用するために、いろいろな予算といいますか、措置を講じてはきていたわけでございます。いろいろな準備作業もあったわけでございますが、その中の
一つとして御
指摘の設備補助事業というのがございます。
これは、例えば、実現性が高いCDMのプロジェクトを実施しようというふうに
考えていらっしゃいます民間の
企業に対しまして、実際に設備を整備する
費用の一部を国が補助する、そして、その補助額に応じて、将来出てきます認証
削減量を国が取得していこう、それを設備を補助することを通じて確実に取得しよう、こういう
仕組みでございます。
それに対しまして、今回予算の方で提案をさせていただいておりますのは、設備のところに補助をするのではなくて、
削減量が出てきたときにそれを
削減量として直接買おう、こういうことでございます。
そういうことに乗りかえた理由といいますか、そこでございますけれ
ども、いろいろ今までやってきたわけでございますが、やはりCDM事業はまだ始まったばかりでもございます。そういうことで、それを受け入れる側の関係者の調整といったことからそもそも非常に時間がかかる、まだなかなか機動的にできない、そして、設備の補助でございますので、設備整備の工期が実際に相当長い時間かかるということでございまして、実際に、クレジットと言っておりますが、認証
削減量が出てくるまでの時間が大変かかって、単年度の予算の中で
削減量にまでなかなかこぎつけられないというところがございまして、事業者の方々の辞退等々もあったということで、執行額自体が大変少ないものになっている。御
指摘のとおりでございます。
そういったことで、そういったプロジェクトの根っこのところから補助するのではなくて、実際に
削減量が出てきたところで買うという
仕組みの方が効率的、迅速だろうということで、今回そういった提案をさせていただいたわけでございます。