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小池国務大臣 冒頭に、先ほどから、名護市の岸本建男前市長の急逝の
お話、お悔やみがございました。私も、ニュースを聞いて、早速弔電を打たせていただいたところでございます。今、一番注目の名護でございますけれ
ども、岸本前市長のこれまでの、まさに命をかけての御労苦に対して謹んで敬意を表したい、このように思うところでございます。
もう一点、
沖縄のことで申し上げますと、先ほど、残念ながら八重山商工が七対六で横浜に負けてしまったというのがありますけれ
ども、とてもいい試合を、断片的ではございますけれ
ども、私も見たところでございます。
沖縄の皆さんが、そういった、例えば宮里藍ちゃんなんかもそうでございますけれ
ども、ロールモデルがたくさん出てくるようになって、それを目指してまた若い
人たちが頑張っていく。高い失業率についても、やはり国が何でもかんでも面倒を見るということもさることながら、しかしながら、もう少し違う切り口があってもいいんじゃないか。国の方のお財布も不如意なわけでございますけれ
ども、ちょっとここは、むしろ
沖縄だからこそ生かせるいろいろな知恵があるのではないかというふうに思うわけでございます。
その
意味で、この
地元の要望、あちこち
沖縄に参りますと、
委員の
皆様方も
地元からいただかれたと思いますけれ
ども、そうやって
地元の要望を具体的に伺って、そしてその上で
地元の実態の把握に努める。さらには
沖縄振興特別措置法に基づいて、
沖縄振興計画、これはそもそも
沖縄県知事と
地元の各方面との意見交換を経て、それがたたき台ででき上がっているもので、まさに
地元の声なんですよね。
そういったことから、これからも
沖縄の
振興ということについては、諸制度を活用しながら、また、
沖縄県、
関係行政機関がしっかり
連携をとりながら進めていくというのが何よりも肝要だと思いますし、また、そういった
連携で人間
関係をつくりながらということも、これは何の場合でも同じではないのかなと思います。
それから、続けて
沖縄科学技術大学院大学の御
質問でもございましたので、進捗
状況は御承知のとおりでございます。
一つ一つ前に進めて、そして目標については、世界最高水準の大学院大学の設立であると明確にその目標を掲げ、そして、去ることしの一月には機構の第一回運営
委員会の開催もしたところでございます。
そして、研究の方向性を明確化し、何よりも人でございますので、優秀な研究者のリクルートを行ったり、管理運営のあり方であるとか、それから、すばらしい研究者に来ていただくためには、さっきの車の
渋滞の話ではありませんけれ
ども、全体の
環境によって、こんなところ嫌だという話になると来てくれなくなるわけですね。ですから、
施設であるとか設備など、余りシャビーではなくて、ちゃんとそういういい方に来ていただけるような
環境をつくって、そして
周辺環境な
ども整えてまいりたいと考えているところでございます。
ノーベル賞受賞者のシドニー・ブレナー
理事長とは、いつも英語の駄じゃれなどを言い合いながら、でも同じ方向を向いて、英語の駄じゃれというのはちなみにすごく難しいんです、しかしながら、世界最高水準の大学院大学ということを目指していくということで、大変なお年ではございますけれ
ども、さすがノーベル賞受賞者だといつも感心することしきりでございます。
いずれにいたしましても、この大学院大学が
一つの
沖縄のこれからの新しい切り口、新しい起爆剤となること、それを考えて、これからもしっかりと進めてまいりたいと思っております。
長くなりました。