○木俣佳丈君 ありがとうございました。
災害のプロの方に申すのは何かと
思いますけれども、被災者の八五%がやはり風化しておるというふうに答えている
現状があります。今正に英知を集めたいろんな、海外まで行かれてされているというのは日本としても、我が国としてもすばらしいことだと
思いますけれども、しかし実際、この日本の中で十分な避難訓練等々本格的にされているかというと、なかなかこれが避難路を実際自分で歩いてということは、ある自治体又はある
学校区ではありますけれども、
全国的なそういったものがあるかというと、ちょっと欠けているのかなという気がしておりまして、私が居住しております愛知県豊橋市でございますが、この中でも何校かは寝泊まりまでしながら、実際に避難路を歩いて寝泊まりまでしながら体験をし、一度体験しますとチェックできるそうですね。どこが危ない、このブロックが倒れそうだ、ここに穴がある、ここはガラスがかなりあるから歩いちゃいけない。一度歩くことが非常に大事だということで寝泊まりまでしておりまして、私も昨年十二月の八、九と、実際に自分の避難路を何人かの議員、そしてまた地方の方と一緒に歩いて、寒い日でしたが、一泊公園でいたしまして、そのおかげで風邪引いたわけではございませんけれども、大変いいことを体験させていただきました。
ですから、そういうことを、自治体ごとでもいいんですけれども、国がしっかりやってくれということを要求していただきたいということが私の要望ということが一点と、もう一点は、今
お話が出ましたので、誤っているかもしれませんが、生活再建支援法、三百万上限というすばらしい、上限が増えたことはいいと
思いますけれども、しかしこれ、住宅本体にはこれは拠出できないということだと
思います。この辺りも、幾つかの県では住宅本体に県として出せるようにしておるわけでございますけれども、国家としては、我が国日本としては出すことはできないということがありますので、
是非この辺りも再度お考えをいただきたいというふうに思っておる次第でございます。
さらに、もう一点だけ申しますと、これもまた今日、年末年始は本当に災害と治安で大いに揺れたわけでございますけれども、大雪で死者がいよいよ百人を超してきたという問題でございまして、新潟、特に地震があって大雪という大変な中にございますので、
是非、
大臣、リーダーシップを取っていただいて、特に孤立した御老人の
方々が、御高齢の
方々が大変な
思いをされていると
思いますので、国として精一杯の
努力をお願い、要求したいと思っております。
本題に入りまして、
子どもの安全にかかわる
集中審議ということでございます。特に昨年、一昨年辺りから
子どもをねらった、やみくもなと言っていいような大変おぞましい
犯罪が続いております。私も、十三歳を上に、下が六歳でございます、四人
子どもを授かっておりますので、人ごとではなくて、本当に自分の
子どもがあやめられるような、そういう
思いでいつもテレビを拝見をしている次第でございます。
そういう中で、特に、今市市ですか、
栃木、茨城にまたがる
女子児童殺害、死体遺棄のこの
事件でございます。
一点伺いたいと
思いますのは、私は、
学校の先生がとか、
教育委員会がとか、又は
警察がとか、又は
地域の
方々がとか、そういう非難をする以上に、やはりどうやったら正に
子どもたちを守れるかということがまだまだマニュアル化してない、マニュアル化さえしてないということを本当に感じるわけでございます。
この
事件は、発覚しましたのが十二月の二日の金曜日、二時ごろ遺体で発見をされたわけでございますけれども、元々は不審人物発見というところが十一月の二十八日でございます。それから、
保護者が連絡帳に書き、
学校に報告したのが十一月の三十日、そして翌日、亡くなった方の別の小
学校長が市の
教育委員会に連絡、そしてその後ファクスで各市内の小
学校に連絡したということでございますけれども、数日実はたってしまっておりまして、もしこれがあと一時間や二時間早ければまず確実にこれは起こらなかったんではないのかなと。そんなイフは御法度だと
思いますし、
被害者の
方々からすればそんなことは今更言われてもと、本当に痛恨の極みというか、どんなに心を悩まされているかと
思いますと、そんなことは通じないかもしれませんが、
是非このことをそのことだけで終わることなくするためには、我々がしっかり考えて対応しなければいけないというふうに
思います。
そこで、なぜ、今日は副
大臣いらっしゃいますが、
学校から
教育委員会、
教育委員会から各
学校、こういったもの遅れたのか、そしてこれを
是非もっとマニュアル化して、そういう場合にはもうすぐにとにかく連絡を、一刻も早く、夜中でもするようにというマニュアル化をしようというお考えはございませんでしょうか。