○副
大臣(
谷川秀善君) 恐らく地震が起こりまして一番早くその現地に行かしていただいたのではないかというふうに
思いますが、物資は割にあるところまでは届いているんですね。ところが、山間
へき地なもんですから、そこから配るのが非常に大変である。そういたしますと、ヘリコプターでも配れないんですね。
基地まではヘリコプターで配れますけれども、そこからは結局自力で行かなきゃいかぬ。そうすると、やっぱり道を何とか早急に通れるように、例えば車両一台でも通れるようにすると。
今それで一生懸命やってくれているんだろうというふうに
思いますが、これは是非必要だということと、
日本と違いまして、まあ新潟ではそういうこともあったんだろうと
思いますが、飛び飛びなんですね、村落が。だから、非常に村落と村落を結ぶ道がいかれておるというような状況でございまして、物資は大体
基地までは届いているんじゃないか、空港にも相当届いて、私がこっちへ帰ってくるまでには相当届いておりますので、これをどう配る段取りをするかということと、一番大事なことは、ちょっと向こうの人たちは、大体布を巻いたような
生活をしておられるもんですから、いろんな服だとかなんとか余り役に立たないんです。だから、一番役に立つのは毛布なんですね、わっと包むという。それとテントでしょうね。もう余震の心配もございますから、皆さん外に出ておられるんです。
日本の救援隊、救助隊もみんな外でテントを張ってやっている、建物がいつ崩れるか分からぬという状況でございますので。
そういう
意味では、ニーズがちょっと違うなというふうに思っていますので、是非、我々もそういうニーズに合うようなテントと、まず、寒くなってまいります、今おっしゃったように、私が行きましたときも、もう朝は非常に冷え込んでおりましたから、そういう
意味ではまず今一番大事なのはテントと毛布という。食料は大体何とかなっていると
思いますので、その辺だろうというふうに
思いますし、二千万ドル、緊急に無償でということで、国連に八百万ドル、それでパキスタン
政府に千二百万ドル。当座はこれで何とかなる。無償はそういうふうにしまして、あとは、復旧復興につきましては円借款でいろいろまた御相談をさせていただきたいということで帰ってまいりました。