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2005-10-05 第163回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
公式Web版
会議録情報
0
本
委員
は
平成
十七年九月二十二日(木曜日)
議長
の指名で、次のとおり選任された。
赤澤
亮正
君
江渡
聡徳君
遠藤
宣彦
君
小野
次郎
君
小渕
優子
君
木原
誠二
君
木村
勉君
河本
三郎
君
佐藤
剛男
君
佐藤
錬君
桜井
郁三
君
土屋
品子
君
戸井田
徹君
土井
亨君
中森ふくよ
君
西村
康稔
君
宮澤
洋一
君
山本
拓君
吉川
貴盛君 泉
健太
君
市村浩一郎
君
大島
敦君
大畠
章宏
君
川内
博史
君
小宮山洋子
君
鉢呂
吉雄
君
太田
昭宏
君
田端
正広
君
吉井
英勝
君
糸川
正晃
君 九月二十二日
佐藤剛男
君が
議院
において、
委員長
に選任された。
平成
十七年十月五日(水曜日) 午後零時十二分
開議
出席委員
委員長
佐藤
剛男
君
理事
河本
三郎
君
理事
戸井田
徹君
理事
西村
康稔
君
理事
吉川
貴盛君
理事
泉
健太
君
理事
大島
敦君
理事
田端
正広
君
赤澤
亮正
君
江渡
聡徳君
遠藤
宣彦
君
小野
次郎
君
小渕
優子
君
木原
誠二
君
木村
勉君
佐藤
錬君
桜井
郁三
君
土屋
品子
君
土井
亨君
中森ふくよ
君
宮澤
洋一
君
大畠
章宏
君
逢坂
誠二
君
川内
博史
君
北神
圭朗
君
小宮山洋子
君
谷口
和史
君
吉井
英勝
君
糸川
正晃
君 …………………………………
国務大臣
(
青少年育成
及び
少子化対策担当
)
南野知惠子
君
国務大臣
(
内閣官房長官
) (
男女共同参画担当
)
細田
博之君
国務大臣
(
国家公安委員会委員長
)
村田
吉隆
君
国務大臣
(
経済財政政策担当
)
竹中
平蔵君
国務大臣
(
規制改革担当
) (
産業再生機構担当
)
村上誠一郎
君
国務大臣
(
科学技術政策担当
) (
食品安全担当
) (
食育担当
)
棚橋
泰文君
内閣官房
副
長官
杉浦 正健君
内閣官房
副
長官
山崎 正昭君
内閣
府副
大臣
七条 明君
内閣
府副
大臣
西川 公也君
内閣
府副
大臣
林田 彪君
内閣
府
大臣政務官
江渡
聡徳君
内閣
府
大臣政務官
木村
勉君
内閣
府
大臣政務官
西銘順志郎
君
内閣委員会専門員
堤 貞雄君
—————————————
委員
の異動 十月五日
辞任
補欠選任
市村浩一郎
君
北神
圭朗
君
鉢呂
吉雄
君
逢坂
誠二
君
太田
昭宏
君
谷口
和史
君 同日
辞任
補欠選任
逢坂
誠二
君
鉢呂
吉雄
君
北神
圭朗
君
市村浩一郎
君
谷口
和史
君
太田
昭宏
君
—————————————
十月五日
河本
三郎
君
戸井田
徹君
西村
康稔
君
山本
拓君
吉川
貴盛君 泉
健太
君
大島
敦君
田端
正広
君 が
理事
に当選した。
—————————————
十月五日
風俗営業等
の
規制
及び
業務
の
適正化等
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
(
内閣提出
第一三号) は本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
互選
国政調査承認要求
に関する件 ————◇—————
佐藤剛男
1
○
佐藤委員長
これより
会議
を開きます。 この際、
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。 このたび
内閣委員長
に選任されました
佐藤剛男
でございます。 御承知のとおり、当
委員会
は、
経済財政政策
、
科学技術政策
といった
内閣
の
重要政策
に関する問題から、
国民生活
にかかわる問題、
警察
の健全なる
運営
といった問題まで幅広く所管しております。 現在、
我が国
は、
景気対策
、進展する
少子高齢化
や悪化する
治安情勢
への
対応
など、さまざまな
課題
を抱えており、当
委員会
に課せられた使命は極めて重要でございます。 私は、その職責の
重要性
を認識するとともに、公正かつ円満なる
委員会運営
に努め、この重責を全ういたしたいと考えております。
委員各位
の御
指導
と御
協力
を心からお願い申し上げまして、ご
あいさつ
とさせていただきます。よろしくお願いいたします。(拍手) ————◇—————
佐藤剛男
2
○
佐藤委員長
これより
理事
の
互選
を行います。
理事
の員数は、
議院運営委員会
の
決定
の基準のとおり八名とし、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
佐藤剛男
3
○
佐藤委員長
御
異議
なしと認めます。よって、
委員長
は
河本
三郎
君
戸井田
徹君
西村
康稔
君
山本
拓君
吉川
貴盛君 泉
健太
君
大島
敦君
田端
正広
君 を
理事
に指名いたします。 ————◇—————
佐藤剛男
4
○
佐藤委員長
次に、
国政調査承認要求
に関する件についてお諮りいたします。
国政
に関する
調査
を行うため、
本会期
中
内閣
の
重要政策
に関する
事項
栄典
及び
公式制度
に関する
事項
男女共同参画社会
の形成の促進に関する
事項
国民生活
の安定及び向上に関する
事項
警察
に関する
事項
以上の各
事項
について、
衆議院規則
第九十四条の規定により、
議長
に対して
承認
を求めたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
佐藤剛男
5
○
佐藤委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————◇—————
佐藤剛男
6
○
佐藤委員長
この際、
細田内閣官房長官
・
内閣
府
特命担当大臣
、
村田国家公安委員会委員長
、
竹中内閣
府
特命担当大臣
、
村上内閣
府
特命担当
・
行政改革担当
・
構造改革特区
・
地域再生担当大臣
、
棚橋内閣
府
特命担当
・
情報通信技術担当大臣
及び
南野内閣
府
特命担当大臣
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
細田国務大臣
。
細田博之
7
○
細田国務大臣
内閣官房
及び
内閣
府の
事務
を担当する
大臣
として、
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。
小泉内閣
では、これまで一貫して、
改革
なくして
成長
なし、
民間
にできることは
民間
に、
地方
にできることは
地方
にとの
方針
の
もと
、
構造改革
を進めてまいりました。
改革
の芽がさまざまな
分野
で大きな木に育ちつつある現在、私は、
内閣官房
及び
内閣
府の
事務全般
の
責任者
として、
小泉内閣総理大臣
の
改革断行
に向けた強い
覚悟
とリーダーシップの
もと
、
郵政民営化
を初めとする
構造改革
に
全力
を傾注する決意であります。
内閣官房
におきましては、
アスベスト問題等
、
政府
が
一体
となって対処すべき
重要課題
について、
全力
で取り組んでまいります。 大
規模自然災害
や大
規模テロ
などの
緊急事態
に対しては、
内閣官房
を
中心
に
政府
が
一体
となって対処する体制の
整備
に一層努めるとともに、
テロ
の
未然防止
に関する
施策
を着実に実施し、
国民
の
安全確保
に努めてまいります。 また、
情報セキュリティー対策
についても、
我が国
全体の
情報セキュリティー政策
に関する
中長期計画
の策定に向けて
取り組み
を進めます。
北朝鮮
による拉致問題については、
内閣
の
重要課題
であり、引き続き、
政府一丸
となってその解決に
全力
を注ぐとともに、
拉致被害者等
の
支援
に努めてまいります。
皇室典範
に関する
有識者会議
におきましては、
皇位継承
を安定的に維持するための
制度
の
あり方
について、引き続き
検討
してまいります。
男女共同参画社会
の
実現
に向け、
担当大臣
として、引き続き、総合的かつ計画的な
施策
の
推進
に努めてまいります。特に、
子育て等
で一
たん仕事
を中断した
女性
の再
就職等
に対する総合的な
支援策
を本年中に策定いたします。また、
男女共同参画基本計画
の改定については、
検討
を進め、今
年度
中に
次期計画
を策定いたします。 また、
子育て支援官民トップ懇談会
の開催を通じ、
仕事
と家庭、
子育て
の
両立
のための
官民
を挙げた
国民
的な運動に取り組んでまいります。 このほか、年齢や
障害
の有無にかかわりなく
国民
が安心して生活できる
社会
の
実現
を目指し、
高齢社会対策
、
障害者施策等
を総合的に進めるとともに、
栄典
、
政府広報
、
交通安全対策
、
国際平和協力業務
、
遺棄化学兵器廃棄処理業務
など
内閣
府の担当する
施策
を適切に実施してまいります。 私は、
内閣官房
及び
内閣
府がその
機能
を十全に発揮できるよう万全を期してまいります。
佐藤委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。
佐藤剛男
8
○
佐藤委員長
次に、
竹中国務大臣
。
竹中平蔵
9
○
竹中国務大臣
経済財政政策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。 これまでの
構造改革
の進捗もあり、
日本経済
は、バブル後の
長期低迷
から脱し、
企業部門
では
過剰債務
、
過剰雇用
、
過剰設備
の三つの過剰の
解消
が進み、その体質が
強化
されています。昨年後半から
日本経済
は
情報化関連分野
の
調整
など一部に弱い動きが見られましたが、最近では、
企業部門
の
改善
が
失業率
の低下や賃金の緩やかな上昇を通じて
家計部門
にも波及しており、
景気
は
踊り場的状況
を脱し、緩やかな回復が続いております。他方、
原油価格
の高騰が続いており、
経済
へのマイナスの影響も懸念されることから、
マクロ経済面
に加え、
地域
、
業種ごと
といった観点も含め、注視していきます。 また、物価の動向を総合的に見ると、
日本経済
は依然として緩やかな
デフレ状況
にあると判断され、
デフレ克服
は依然として重要な
政策課題
であります。
平成
十八
年度
までの
重点強化期間
における
デフレ
からの脱却を確実なものとするため、日本銀行と
一体
となって
政策努力
のさらなる
強化拡充
を図っていきます。 こうした中、
我が国
の
経済社会
は大きな
環境変化
に直面しています。本格的な
人口減少
、超
高齢社会
の到来や
地球規模
での
グローバル化
の進展など
時代
の潮流に適切に
対応
し、新たな
成長基盤
を確立するためには、ここ一、二年の
構造改革
の
取り組み
が重要であります。 本年六月に閣議
決定
された
経済財政運営
と
構造改革
に関する
基本方針
二〇〇五では、この重要な二年間の
課題
として、小さくて効率的な
政府
をつくることが掲げられております。
政府
の
規模
を大胆に縮減するためには、
資金
の入り口の
郵政民営化
に続き、出口に当たる
政策金融改革
、
公務員
の総
人件費改革
、バランスシートをスリム化する
政府
の資産、
債務
の
管理等
について、具体的かつ大胆な
目標
を設定し、その
実現
のための
工程
と
選択肢
を示すことが必要であります。このため、
経済財政諮問会議
では、具体的な
目標
、
工程等
について
議論
を深めながら、
政府
の
規模
の半減に向け十一月を
目途
に
政策金融改革等
の
基本方針
を取りまとめます。 これらに加え、
規制改革
、三位
一体
の
改革
、
社会保障制度改革
などを
内閣一丸
となって確実に進めていきます。また、二〇一〇年代初頭における国、
地方
を合わせた
基礎的財政収支
の
黒字化
に向け、
歳出削減
、
行政改革
を
徹底
するとともに、
経済活力
との
両立
を図りながら、
歳出歳入
の
一体改革
を進めます。さらに、高い
透明性
の
もと
に
改革
を進めるため、
改革
の方向についての
選択肢
及び
改革工程
を来年の中ごろまでに明確に示します。 また、
国民
が安全で安心して暮らせるよう、
高齢者
をねらった悪質住宅リフォーム問題への
対応
、NPOの
活動基盤
の
充実
、
個人情報
の
保護等
に努めてまいります。さらに、
消費者団体訴訟制度
を導入するための
法案
を
次期通常国会
に提出すべく
準備
を進めてまいります。 今後とも、
改革
なくして
成長
なし、
民間
にできることは
民間
に、
地方
にできることは
地方
にとの
方針
の
もと
、諸般の
改革
に取り組んでまいる
所存
でございます。
佐藤委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を切にお願い申し上げます。
佐藤剛男
10
○
佐藤委員長
次に、
村田国務大臣
。
村田吉隆
11
○
村田国務大臣
国家公安委員会委員長
として、
一言
、ご
あいさつ
を申し上げます。 今月一日のインドネシア・バリ島における
連続爆弾テロ事件
により亡くなられた方々に対し、衷心から哀悼の意を表します。
日本警察
としては、一昨日、
国際テロリズム緊急展開班
を派遣したところであり、こうした
活動
を通じ、今回の
事案
の
解明
に向け、できる限りの
協力
を行うとともに、国内においては、
テロ
の
発生
を
防止
するため、
情報収集
、
警戒警備等
の諸
対策
をさらに強力に
推進
してまいります。 さて、最近の
治安情勢
は、
刑法犯
の
認知件数
が二年連続して減少し、近年の
増加傾向
には一定の歯どめがかかったものの、
昭和期
の約二倍に上るなど、依然として厳しい
状況
にあります。 こうした
状況
の
もと
、
世界
一安全な
国日本
の復活を図るため、
緊急治安対策プログラム
や
犯罪
に強い
社会
の
実現
のための
行動計画等
に沿って、引き続き総合的な
治安対策
を強力に
推進
してまいります。 第一は、
犯罪抑止
のための
総合対策
の
推進
であります。
国民
が身近に不安を感じている
街頭犯罪
や
侵入犯罪
の
発生
を抑止するため、
発生水準
の高い
犯罪
に
重点
を絞った
街頭犯罪等抑止計画
に基づき、
街頭活動
を一層
強化
するとともに、
空き交番
の
解消
を含めた
交番機能
の
強化
や、本年六月に策定された安全・安心な
まちづくり全国展開プラン
を踏まえ、
官民
が
連携
して行う
犯罪対策
と
まちづくり
を融合させた
取り組み
による、
繁華街
、
歓楽街
の
再生
に努めてまいります。 また、
国民
が大きな不安を感じている
重要凶悪事件
については、
DNA型鑑定等
の
科学技術
を活用するなどしてその
早期検挙
を図るとともに、
国民各層
に
被害
が
発生
している振り込め詐欺については、
預金口座
の
売買等
を処罰する
改正本人確認法
や、さきの
国会
で成立した
携帯電話不正利用防止法
を最大限活用するなどして、捜査の
徹底
と
被害
の
拡大防止
に努めてまいります。 さらに、最近の
少年非行等
の
情勢
は、
少年
による
凶悪事件
や
少年
が
被害者
となる
児童虐待等
の
犯罪
が相次ぐなど、引き続き厳しい
状況
にあります。
少年
の
健全育成
は、
国民
すべての願いであり、
関係機関
や
地域住民
との
連携
を
強化
し、
少年
の
非行防止
と
保護
の両面にわたる
対策
を
推進
してまいります。 第二は、
組織犯罪対策
の
強化
であります。
治安悪化
の大きな要因の一つとなっている暴力団や
来日外国人等
による
組織犯罪
に対しては、国内外の
関係機関等
との
連携強化
を図るとともに、
情報
の集約と分析を進め、
資金源
や
犯罪インフラ
にかかわる
犯罪
の
取り締まり
を
強化
するなど、
犯罪組織
の壊滅に向けた諸
対策
を
推進
してまいります。 特に、
日中間
にまたがる
犯罪
については、本年一月、私が中華人民共和国を訪問して
周永康公安部長
らと
意見交換
を行ったところでありますが、七月には
日中治安当局間協議
が行われるなど、
実務レベル
での
協議
を重ねているところであり、両国の一層の
協力
による
犯罪対策
を
推進
してまいります。 また、
全国各地
の
歓楽街
において、違法な
性風俗店
が乱立し、
治安
に悪影響を及ぼしているほか、
人身取引
の
被害者
である
外国人女性
の
性風俗店
での
不法就労
が問題となっていることから、
風俗営業等
の
規制
及び
業務
の
適正化等
に関する
法律
の一部を改正する
法律案
を今
国会
に提出するとともに、
風俗関係事犯
や
人身取引事犯
の
取り締まり
を
推進
してまいります。 第三は、
テロ対策
の
強化
であります。 最近における
世界各地
の
テロ事件
の続発が示すように、国際的にも、また、
我が国
をめぐるものとしても、
テロ情勢
は依然として厳しい
状況
にありますが、昨年八月に策定した
テロ対策推進要綱
及び昨年十二月に
国際組織犯罪等
・
国際テロ対策推進本部
において策定された
テロ
の
未然防止
に関する
行動計画
に基づき、
関係機関
と
連携
して、
テロ
を
未然
に
防止
するための諸
対策
を着実に実施するとともに、
テロ
や大
規模災害等
が
発生
した場合に備え、
緊急事態
に迅速的確に対処する態勢の
強化
に努めてまいります。 また、
北朝鮮
による
日本人拉致容疑事案
につきましては、引き続き、
関係機関
と
連携
し、
全容解明
に向けて最大限の
努力
をしてまいります。 第四は、総合的な
交通事故防止対策
の
推進
であります。 本年上半期の
交通事故発生状況
は、
死者数
、
負傷者数
とも昨年同時期と比較して減少しているところでありますが、依然として突然の
事故
によって多数のとうとい命が失われているという事実に変わりはありません。 十年間で
交通事故死者数
を五千人以下にするという
政府目標
の達成に向け、
交通安全教育
の
推進
、
交通安全施設
の
整備充実
、
重点
を指向した
交通指導取り締まり等
の諸
対策
を積極的に
推進
し、より一層の
交通事故
の
防止
に努めてまいります。 以上、
警察行政
の当面の
課題
と
対策
について申し上げましたが、厳しい
治安情勢
に的確に
対応
していくためには、
警察力
の一層の
充実強化
が必要であります。
平成
十七
年度
以降、三年を
目途
に
地方警察官
を約一万人増員する必要があることから、
平成
十八
年度
予算概算要求
においては、本
年度
に引き続き三千五百人の増員を盛り込んだところであります。今後とも、
人的基盤
の
強化
や処遇の
改善
に取り組むとともに、
警察改革
の一層の
推進
を図ってまいります。 なお、
警察
の
会計経理
をめぐる
事案
につきましては、
関係者
に対する処分、
所要額
の
早期返還
など必要な措置をとるとともに、
会計経理
の
適正化
を一層
推進
するよう、
警察
庁に対し
指導
したところであります。 今後とも、監査の
充実強化
を図るとともに、
適正経理
の
重要性
に対する職員の意識を一層高めるなど、
再発防止
の
徹底
を図り、真に
国民
の信頼にこたえることのできる
警察
の確立に努めてまいります。 次に、
内閣
府の
犯罪被害者等施策
を担当する
国務大臣
として申し上げます。
国民
が安心して安全に暮らせる
社会
の
実現
のためには、
国民
のだれもが
犯罪被害者等
になる
可能性
が高まっている今、
犯罪被害者等
の視点に立った
施策
を総合的かつ計画的に
推進
していくことが極めて重要となっております。
政府
といたしましては、本年四月に施行いたしました
犯罪被害者等基本法
に基づき、総合的かつ長期的に講ずべき
施策
の
大綱等
を定める
犯罪被害者等基本計画案
の骨子を八月に策定したところであり、同
基本計画
についてさらに
検討
を重ね、本年中に同
基本計画
を閣議
決定
するとともに、各般の
取り組み
を進めてまいります。 以上、
所管行政
について申し上げましたが、
国民
の皆様がこれまで以上に安全で安心して暮らせる
社会
を
実現
するため、
全力
を尽くす
覚悟
でありますので、
委員長
、
理事
及び
委員各位
におかれましては、よろしく御
指導
と御鞭撻を賜りますようお願いする次第であります。
佐藤剛男
12
○
佐藤委員長
次に、
村上国務大臣
。
村上誠一郎
13
○
村上国務大臣
規制改革
、
産業再生機構
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
、
行政改革
、
構造改革特区
・
地域再生担当大臣
として、
一言
ご
あいさつ
申し上げます。 私は、
構造改革
の要諦とは、
行政改革
により
時代
の
変化
に
対応
して
国民
のニーズに合致するよう
行政
の
あり方
を見直すと同時に、
規制改革
や
構造改革特区
、
地域再生
、
産業再生等
を通じ、
民間
や
地方
が
創造性
や
独自性
を遺憾なく発揮することにより、活力ある
経済社会
をつくっていくことであると考えております。 このような
考え方
に立ち、以下の
施策
に取り組んでまいります。
規制改革
について申し上げます。 まず、
規制改革
については、
規制改革
・
民間開放推進会議
において活発な
議論
が行われてまいりました。昨年は、
混合診療
の解禁や
中央社会保険医療協議会
、いわゆる中医協の
改革等
について結論を得ましたが、本年においても、年末の答申に向けて精力的に審議、
調整等
を進めてまいります。私としましても、必要に応じ
関係大臣
と折衝するなど、
規制改革
を強力に
推進
していく
所存
でございます。 特に、
市場化テスト
は、官の
世界
に
競争原理
を導入し、小さくて効率的な
政府
の
実現
を目指すものであり、その
本格的導入
に向けて、お
役所仕事改革法
ともいうべき
公共サービス効率化法案
を
次期通常国会
に提出するよう、
準備
を加速してまいります。
行政改革
について申し上げます。 簡素で効率的な
政府
を構築し、
財政
の立て直しに資するため、昨年の十二月に閣議
決定
した今後の
行政改革
の
方針
に基づき、
行政改革
をさらに積極的に
推進
してまいります。
特殊法人等改革
については、
特殊法人等整理合理化計画
に沿って着実に
推進
してまいりました。
集中改革期間
の
最終年度
に当たる今
年度
においては、
改革
の総仕上げとして、
事業
の廃止、縮小、
重点化
を通じた
財政支出
の縮減などに取り組んでまいります。 また、
独立行政法人
については、昨年、三十二
法人
を二十二
法人
に再編するなどの
改革
を実施しましたが、今
年度
末に
中期目標期間
が終了する残り二十四の
独立行政法人
についても、
組織
、
業務全般
の厳格な見直しに取り組んでまいります。
政府系金融機関
の
改革
については、今後、
経済財政諮問会議
において
政策金融機関
のあるべき姿の
実現
に関する
基本方針
を取りまとめることとなっており、
特殊法人等改革
の
担当大臣
として、積極的に
議論
に参画してまいりたいと考えております。 総
人件費改革
については、本年秋に、
経済財政諮問会議
において策定される
基本指針
に基づき、年内に
政府
としての
実行計画
を取りまとめます。また、
公務員制度改革
については、
能力実績主義
の
人事管理
を
徹底
するよう、粘り強く取り組んでまいります。
公益法人制度改革
については、今後の
行政改革
の
方針
の中で
決定
した
基本的枠組み
に基づき、
関係
府省との
連携
の
もと
、
準則主義
による一般非
営利法人制度
と
第三者機関
による
公益性認定制度
を
中心
とする
所要
の
法律案
を
次期通常国会
に提出することを目指し、具体的な
検討
を進めてまいります。
構造改革特区
については、既に
全国
で五百四十八の
特区
が認定され、
規制改革
の突破口として重要な
役割
を果たしております。 さらに、
実現
に至らなかった
特区提案
について、
重点
的に再
検討
を行った結果、医師や
看護師
の
労働者派遣
を一部で認めること等について、速やかに
政府
としての
方針
を
決定
したいと考えております。
地域再生
については、本年四月に
地域再生法
が施行され、省庁の
縦割り
を排した
交付金
の活用を初め、これまでに四百五十三件の
地域再生計画
を認定いたしました。今後とも、
地域
や
民間
の声を踏まえ、
地域再生
のさらなる
推進
を図ってまいります。
構造改革特区
と
地域再生
は
地域活性化
のための車の両輪であり、これらを活用して
全国各地
で、知恵と工夫の
競争
、すなわち
アイデア合戦
が活発になっております。また、これらの
取り組み
は、
地方
にとって
政策立案能力
の
鍛錬場
としての
役割
を果たしているとも言えます。 今後、このような
取り組み
をさらに大きな流れへとつなげ、自主、自立、自考の
考え方
に基づく、
地域経済
や
社会
の
活性化
を
実現
していきたいと考えております。
産業再生機構
については、本年三月末の
債権買い取り申込期限
までに、カネボウ、ダイエー、
ミサワホームホールディングス
など四十一件の
支援決定
を行い、うち十五件については
支援
を完了しております。今後とも、買い取った
債権等
の三年以内の
売却等
に向け、
事業
の
再生
に取り組むとともに、
事業再生市場
の
活性化
に貢献すべく
全力
を尽くしてまいります。
佐藤委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしくお願いします。 ありがとうございました。
佐藤剛男
14
○
佐藤委員長
次に、
棚橋国務大臣
。
棚橋泰文
15
○
棚橋国務大臣
科学技術政策
、食品安全、
食育
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
並びに
IT担当大臣
として、
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。
科学技術
は、
我が国
の
経済発展
は
もと
より、
国民生活
の質を高めるためにも極めて重要な未来を切り開くかぎであり、私は就任以来、
科学技術創造立国実現
のため、今
年度
が
最終年度
になる第二期
科学技術
基本計画
に掲げた諸
目標
の達成に向け、尽力してまいりました。 現在、総合
科学技術
会議
では、来
年度
から五年間の第三期
科学技術
基本計画
の策定に取り組んでいるところであり、
社会
、
国民
に支持され、
国民
に成果を還元する
科学技術
を基本姿勢として、
国民
の幅広い声をお伺いしつつ、精力的な
検討
を進めてまいります。 また、
平成
十八
年度
の
科学技術
関係
予算については、第三期
基本計画
の初
年度
予算としてふさわしいものとなるよう努めてまいります。 次に、原子力政策について申し上げます。 原子力の研究開発利用に当たっては、原子力安全
委員会
の独立的、専門的な
機能
を最大限に活用し、原子力の
安全確保
に万全を期してまいります。 また、エネルギーの安定供給、二酸化炭素排出量の削減に寄与する原子力発電を基幹電源として位置づけ、核燃料サイクルの確立を初めとした
取り組み
を、
国民
との相互
理解
を図りつつ、引き続き
推進
してまいります。原子力
委員会
において、原子力政策の基本的
考え方
を示すものである原子力政策大綱について、その最終的な取りまとめを進めます。 次に、食品安全
行政
について申し上げます。 BSE問題などにより、食品の安全性の確保に対する
国民
の関心が高まっており、食品の安全とそれに対する信頼の確保は、今後も
国政
の重要な
課題
です。 このため、食品安全
委員会
においては、科学的知見に基づき、中立公正にリスク評価を実施するほか、
国民
にわかりやすく
情報
を発信するとともに、消費者など
関係者
とのリスクコミュニケーションを積極的かつ効果的に
推進
してまいります。 次に、
食育
については、
国民
運動として展開していくため、
食育
推進
基本計画
の策定に向けた
検討
を進めるなど、
関係
方面と
協力
しつつ各般の
取り組み
を進めてまいります。 本年四月に
内閣
府に移管された日本学術
会議
は、この十月より、機動的かつ柔軟な政策提言
機能
の発揮や審議
機能
の
強化
を目的とした、
組織
、
運営
面の
改革
を行い、新たな体制になりました。これにより、
我が国
科学者コミュニティーの代表機関としての一層の
役割
を果たせるよう、私としても最大限
努力
してまいります。 IT
分野
では、e—Japan戦略の
もと
、
官民
を挙げたさまざまな
取り組み
の結果、
世界
で最も低廉で速いインターネットの
実現
、電子商取引の飛躍的拡大など、
我が国
のIT化は大いに進展しました。 引き続き、
行政
サービス、医療、教育など
国民
に身近な
分野
でのITの利用、活用を
推進
するとともに、
情報セキュリティー対策
への
取り組み
を
強化
してまいります。 今後、
我が国
はIT
分野
において
世界
のフロントランナーの
役割
を果たしていくことが求められております。このため、安全、安心と利用者の視点に立ち、各般の
構造改革
や
少子高齢化
対策
など
我が国
が直面する
課題
をITにより解決し、さらに、そうした
課題
解決力を
世界
に向けて発信することにより国際
社会
に貢献することが重要であります。こうした
考え方
に基づき、二〇〇六年以降の新たなIT戦略を策定してまいります。
佐藤委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
を心よりお願い申し上げまして、私の
あいさつ
といたします。
佐藤剛男
16
○
佐藤委員長
次に、南野
国務大臣
。
南野知惠子
17
○南野
国務大臣
少子化
対策
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、
一言
ご
あいさつ
を申し上げます。
我が国
は今や
世界
で最も少子化の進んだ国の一つとなっており、予想を上回るスピードで
人口減少
社会
を迎えつつあります。少子化が急速に進行し、若い力が減少することは、国の基盤に影響を及ぼすことにもなりかねません。子供を安心して産み、
子育て
の喜びを実感できる
社会
を
実現
し、少子化の流れを変えていくことは、現下の喫緊の
課題
でございます。
政府
は、昨年、少子化
社会
対策
大綱及びその具体的実施計画である子ども・
子育て
応援プランを
決定
しました。これらに基づき、子供の誕生前から
成長
、自立に至るまで切れ目のない
子育て
支援
を行うため、待機児童ゼロ作戦、育児時間を確保するための働き方の見直し、
地域
の
子育て
支援
、若者の就労
支援
などの
施策
を着実に実施してまいります。 また、今月中にも
関係
閣僚と有識者による
委員会
を立ち上げ、今後の少子化
対策
の
あり方
について
検討
を進めてまいります。さらに、
仕事
と家庭、
子育て
の
両立
のための
官民
一体
となった
国民
的な運動に取り組んでまいる
所存
であります。
佐藤委員長
を初め
理事
及び
委員各位
の御
理解
と御
協力
をお願い申し上げます。
佐藤剛男
18
○
佐藤委員長
次に、杉浦
内閣官房
副
長官
、山崎
内閣官房
副
長官
、西川
内閣
府副
大臣
、林田
内閣
府副
大臣
、七条
内閣
府副
大臣
、
木村
内閣
府
大臣政務官
、
江渡
内閣
府
大臣政務官
及び西銘
内閣
府
大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。杉浦
内閣官房
副
長官
。
杉浦正健
19
○杉浦
内閣官房
副
長官
内閣官房
副
長官
の杉浦正健でございます。
佐藤委員長
を初め諸先生方の御
指導
、御鞭撻をいただきながら、
細田
官房
長官
を補佐してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
佐藤剛男
20
○
佐藤委員長
次に、山崎
内閣官房
副
長官
。
山崎正昭
21
○山崎
内閣官房
副
長官
内閣官房
副
長官
の山崎正昭でございます。
佐藤委員長
さん初め諸先生方の御
指導
と御鞭撻を賜りながら、杉浦副
長官
とともに
細田
官房
長官
を補佐してまいりたい、このように思います。どうぞ今後ともよろしくお願いを申し上げます。
佐藤剛男
22
○
佐藤委員長
次に、西川
内閣
府副
大臣
。
西川公也
23
○西川副
大臣
内閣
府副
大臣
の西川公也でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
経済
財政
関係
の政策を担当いたしております。
大臣
を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、
佐藤委員長
初め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願いいたします。
佐藤剛男
24
○
佐藤委員長
次に、林田
内閣
府副
大臣
。
林田彪
25
○林田副
大臣
内閣
府副
大臣
の林田彪でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
行政改革
、
構造改革特区
、
地域再生
関係
の
施策
を初め、
産業再生機構
、
規制改革
、男女共同参画、少子化
対策
、
栄典
、
国際平和協力業務
等の広範な
施策
を担当いたしております。 官房
長官
を初め
関係大臣
を支え、力を尽くしてまいりたいと思っております。
佐藤委員長
初め
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願いいたします。
佐藤剛男
26
○
佐藤委員長
次に、七条
内閣
府副
大臣
。
七条明
27
○七条副
大臣
内閣
府副
大臣
の七条明でございます。どうかよろしく御
指導
、御鞭撻のほどお願い申し上げます。 私の担当はと申し上げますと、
科学技術政策
、食品安全
行政
、
食育
及びIT
関係
の政策等々、多岐にわたっておりますけれども、
大臣
を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、
佐藤委員長
、そして
理事
初め
委員
皆さん方の御
指導
、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げるところでございます。 ありがとうございます。
佐藤剛男
28
○
佐藤委員長
次に、
木村
内閣
府
大臣政務官
。
木村勉
29
○
木村
大臣政務官
内閣
府
大臣政務官
の
木村
勉でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、西川
内閣
府副
大臣
とともに、
経済
財政
関係
の政策を担当しております。
佐藤委員長
を初め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願いを申し上げます。 どうもありがとうございました。
佐藤剛男
30
○
佐藤委員長
次に、
江渡
内閣
府
大臣政務官
。
江渡聡徳
31
○
江渡
大臣政務官
内閣
府
大臣政務官
の
江渡
聡徳でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 林田
内閣
府副
大臣
とともに、
行政改革
、
構造改革特区
等を初め、
規制改革
、男女共同参画、少子化
対策
、
栄典
、
国際平和協力業務
等の
施策
を担当しております。
佐藤委員長
初め
理事
、
委員各位
の御
指導
と御
協力
をよろしくお願いいたします。
佐藤剛男
32
○
佐藤委員長
次に、西銘
内閣
府
大臣政務官
。
西銘順志郎
33
○西銘
大臣政務官
内閣
府
大臣政務官
の
西銘順志郎
でございます。 七条副
大臣
とともに、
科学技術政策
、食品安全、
食育
、ITを担当いたしております。
委員長
初め先生方の御
指導
、御
協力
よろしくお願い申し上げます。
佐藤剛男
34
○
佐藤委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時四十九分散会