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馬淵委員 建設会社の方の御
報告では、十月五日に四ケ所コンサルが来られて、そして、構造についてどうなったのか聞かれたため、
平成設計では、これ以上の変更をするとなると
平成設計では
責任が持てないし、これ以上の変更は無理とのことを
報告しました、それを聞き、四ケ所コンサルが
平成設計山口社長にその場で電話をし、これ以上できなければ他の
構造設計事務所に検討をお願いをしてもいいかと話をされ、その場で他の
構造設計事務所に電話
連絡をされたと記憶しておりますと。そして、電話
連絡をした後、その
構造設計事務所の住所を四ケ所コンサルにいただいたので、そこに構造図を送るように言われ、検討してもらうようにとのことでした。これは
姉歯氏が、
木村建設篠塚支店長から
設計事務所はほかにもあるんだと言われた、そして、コストダウンの要求の中で
偽装を行ったと
証言をされた構図と同じじゃないですか。
四ケ所氏が構造に対する識見を十分お持ちであり、かつ
総研と
平成設計の従属
関係は、
山口社長、
徳永さんの御
発言にもあるように、逆らえない、言うことを聞かざるを得ない不思議な
関係であり、
総研の
設計部であるような位置づけの中で、四ケ所さんがこういう検討をしてくれと言われたものを
山口さんが対応をして、無理だと言ったら、ほかにも
事務所があると言ってそこに図面を投げさせている。
指示じゃないですか。あなたが行われているのは
指示ではないんですか。
そして、私は、繰り返し申し上げていますが、四ケ所さんや内河さんがこうした問題のすべての
責任を負うべきであるということを申し上げているのではありません。このような構図が生まれるこの今の制度の本質的な欠陥があります。そのことを我々国
会議員が立法の場で正していき、また行政の措置も考えていかねばならないからこそ事実の解明が必要だと申し上げています。
こうした状況、私は、まさに、常にリスクを力の弱い者へと押しつけていく、川上から川下へそのリスクを押しつけていき、最終的には何の過失もない、何の
責任もない
方々に押しつけて、そして知らぬ存ぜぬのそぶりをしてしまっているのは、まさに今の社会の構図、縮図をあらわしてしまっているのではないか。これを正すことこそが私たちの使命であります。
今お話をいただいた、四ケ所さんのお話をいただきまして、あの十二月十四日の
証人喚問、あそこで私が国民の皆さん方にお伝えをした構図というものがさらに明らかになったと言わざるを得ないということを私の結語として、
質疑を終わらせていただきます。
以上です。