○篠原
委員 民主党の篠原でございます。
きょうは二十分間だけですので、焦点を絞って
質問をさせていただきたいと思います。
もう既に、同僚議員、
田島委員等が触れられましたけれども、私は、
地球環境問題それから
環境税の問題について
質問をさせていただきたいと思います。
つい先ごろ、
温室効果ガス排出量の
速報値というのが出まして、まだ確定値じゃないようでございますけれども、
京都議定書の基準年、一九九〇年と比べますと、下げなくちゃいけないのに七・四%もふえてしまっている。一年前とは減っているわけです。理由として、原発の
利用率が回復したとかいうのが書いてありました。しかし、中身を見てみますといろいろなことがわかってくるわけですね。
いろいろ
努力しておりますので、産業界、産業用の方は一・一%、これが割合としたら一番大きいわけですけれども、一・一%減っている。それから、最近ふえてきていたオフィス、これは小池
環境大臣が先頭に立ってやられた
クールビズの
効果かどうかわかりませんけれども、オフィス用のも減っている。それから、
家庭用も減っている。(
小池国務大臣「二〇〇四年なんですよ」と呼ぶ)あっ、ではまだ
効果が出ていない。これからもっと出るんですよ。済みませんでした。ちょっとずれているんですね。(
小池国務大臣「来年なんです」と呼ぶ)二〇〇五年度になるとあれですね。済みません。ともかくオフィス用も減ってきている。ほかが全部減ってきているのに、一つだけふえているところがある。これは何かというと、
運輸部門なんですね、自動車
部門。これが問題で、〇・七%ふえておるという。これはやはり問題だと思います。
私、予算
委員会で二月二十二日にちょっと
質問させていただきました。
大臣、覚えていられると思いますけれども、私きょうも風邪ぎみなんですけれども、どうも小池さんと相対するときはいつも風邪ぎみになっちゃって、緊張するせいかどうかわかりませんけれども、ちょっとぼけていまして、
環境庁長官とか言っちゃって、おしかりを受けている。
ただ、あれは少々だらけていまして、自民党の議員の皆さんが、予算
委員会なのに、珍しくいなくなっちゃって、中断したりしたんですが、内容は濃かったようでして、私が濃いと言っているんじゃないんですけれども、皆さんから濃いと言われたんですが、あの
質問、覚えていられると思いますけれども、これは大事だから、なるべく輸送を少なくするということを
地球環境時代を迎えて考えていったらいいんじゃないか、輸送量を少なくするんだということで、私は、これは私がつくった言葉なんですが、フードマイレージ、食べ物の輸送距離を少なくする、それだけじゃなくて、食べ物に続いて、ウッズマイレージ、木の輸送量も少なくする、それから、もっと言えば、自由貿易自由貿易と言っているけれども、
CO2の
排出を少なくするためには、そもそも輸送量を少なくしていったらいいんじゃないかというようなことを申し上げました。
そうしたら、ちょっと資料を見ていただきたいんですが、私のペーパーというのは、予算
委員会のときもお示ししましたけれども、三つのマイレージを掲げています。
その次のページです、毎日新聞。これは
大臣お読みいただきましたかね。えらい私を褒めて書いてあるんです。その四角のところを見ていただきたいんですが。私は全然面識ないんですが、東大の助教授の
日本近現代史の加藤陽子さんという方、この方が
地球環境問題についていろいろ調べていた。そうしたら、たまには衆議院のホームページ、ビデオライブラリーを見てもいいんじゃないかと、見たら、非常に立派な
質問をしていると。一番下ですけれども、下の六行目、「そこでオーラの出ている議員を発見した。」と私を絶賛してくださいまして、同僚議員からしばらくオーラ議員と呼ばれておりましたけれども、しかし、オーラは自民党の方に移っちゃって、今は影が薄くなっているわけですけれども。
これは、やはり女性の方が感覚がわかるわけですね。暴走を続けて、行け行けどんどん、物をつくってつくって、売って売って売って、道路もつくって何もつくってと。だから、節約して着るとかそういう発想は、やはり女性とかそういうところからしか出てこないんだろうと思います。
こういったことを私は申し上げましたら、世の中はよくできていまして、だんだんそういう言葉がはやってきまして、きょうグーグルで調べてきましたら、フードマイレージというのが五百七十二、ウッズマイレージが四百二、グッズマイレージが十七。十七のうちの半分は私の著作でしたけれども、ありました。
クールビズは六十八万件もありました。使われるようになっているんですが。こういった考え方、
環境省の政策の中でも入れたりしてきておられるんでしょうか。
大臣に見解を伺いたいと思います。