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国務大臣(
麻生太郎君) 次々予定外にあれが来ますんで。
ちょっと前田
先生、一つの例として、今の言われた例は私は正しいんだと思うんですね。東京では、多分中央区というのは一時期都
会議員の枠も、
小川先生なんかは知ってるけど、ほとんどゼロになるぐらい減ったんだよね、あそこは。ところが、四年間、八年間たちますと、今までの後援会名簿では足りねえというほどにえらい勢いで人が増えたわけです。
築地のあの魚市場の辺なんですが、あの辺もまあ、あの区長が有能だったと褒めるつもりはありませんが、まあとにかく物すごい増えたんです、早い話が。一杯マンションができまして、昔、学校には
先生がいたという映画がえらく、文部省推薦の面白い映画ができたんですが、そこの正に主題、学校は全部なくなってそこに一杯マンションができたんですが、実はそこに高齢者というのがどっと今戻ってきて何万という数になってきているという実態なんです。
大変興味がありましたんでそれ見に行ったことがあるんですが、明らかに、先ほど聖蹟桜ケ丘とか多摩ニュータウンとか永山とかあの辺のところから、そこに家があるんだけどこっちに移ってきているという人がいるんです。四、五家族お目に掛からしていただく機会を得て話をしたんですが、今言われたようなものがあればもっと話は進む。何せそこが便利だからですよ。便利だから人が来るんですよ。
高齢者にとりましては、心配、寂しい、金はある、健康もそこそこという
条件を満たすという場所としては、銀座に歩いて行ける距離、三原橋越えたらそこですから、そういった
意味では非常に大きな魅力のあるところがそこに登場してるんだと思うんですね。これ、すごく大事なところです。
私は、同じようなことは、実は
地域にしっかりしたのがいりゃやっているところでしてね。まあかなり田舎とお思いでしょうけど、これ今日、山崎
先生いないから言っても大丈夫と思いますが、青森県なんていうところはまあかなり、かなりずっと遠く離れたようなイメージですけれども、青森県、青森新町
商店街というところがあろうと思いますが、ここはたしか町の中で猛烈な勢いで
商店街の若い人が
商店街を再活性化されたところとして最も評価されてしかるべき町だと、私どもはそう思っております。
理由は、そこに住んでいる家、住んでいる
商店街は、そこにこの二年間で二百戸、あと三年間では三百戸の新しい分譲マンションを
商店街に建てることにしています。そこに高齢者が全部入ってくる。そして、そこには、クリニックはそこに設備しておる。そして、そのおじいさんたちは毎日その
商店街の中を、基本的に最も近く住んでいるわけですから、そこに一千何百人の
人口が増になるわけです。そうすると、歩いていて、あっ、今日は前田のおばあちゃん来ねえけど死んだかなとか、
麻生のじいちゃん来ねえけどどうかしちゃったんじゃねえかとかいうのは、コミュニティーはでき上がるわけですよ、そこで。そうすると、そこで自然と町ができ上がっているというのを、現実問題、やってのけている
商店街があるんです。
今、これを長岡市の
商店街の前とかいうのも同じようにやろうとしていますけれども、私どもが調査した範囲では、山形でも似たようなことをしつつありますけれども、いずれもそういったような形で、これにあと、多分、これから先は谷垣
先生に聞いていただかなきゃいかぬところでしょうけれども、住宅税制とかいった、そういったようなものが次に出てくるところなんだと。何かインセンティブがある、ドライブする、何というか誘導するものが私はそこに必要なんだと思いますので、何となく少し、今ニュータウン、ニュータウンという時代とか郊外ショッピングセンターからこっちにいろんな
意味が、目がもう一回移りつつある。
私は、豊かになった高齢者、活力ある高齢化
社会というものを
考えたときには、そういった政策の
方向が正しいのではないかと、もうちょっと詰めてみないと分かりませんけれども、そういった感じがいたしております。